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ビジネスで「~してください」はNG?! 知らないと恥をかく“正しいお願いの仕方”とは?

  • 2025.4.22
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

何かをお願いする時に「~していただけると助かります」ということがあります。感謝の気持ちを伝える言葉ですが、実は相手によっては失礼になってしまうことも……。ビジネスシーンで使える言い換えをご紹介しましょう。

「助かります」は敬語としては正しいけれど……

「助かります」は「助かる」の丁寧語であり、敬語としては間違いではありません。でも、目上の人や上司には使わないほうがいいでしょう。

なぜなら「助かります」には、自分がメインで相手がサポート役という意味があります。そのため、主従関係をイメージして失礼に感じるケースも少なくありません。

ですから自分よりも上の立場の人にお願いをする際には、別の言葉に言い換えたほうがいいでしょう。ただ、敬語としては正しいので、同僚や後輩に使うなら特に問題はないはずです。

「助かります」を言い換えるなら

ビジネスシーンで何かをお願いする際には、「~してください」といった言い切りは基本的にNGです。必ず相手に判断を委ねるよう、ぼかした表現にするのがマナーとされています。

よく使われるのは、「お願いできますでしょうか」「~していただけますか」といった疑問系です。しかし疑問系の文が続くと、稚拙な印象になってしまいます。

そんな時に便利なのが、「~していただけると幸いです」。「助かります」の言い換えとしては、一番無難なフレーズでしょう。「~していただけるとありがたく存じます」という言い方もできます。

もっとていねいに言うなら、「~していただけますと幸甚に存じます」となります。「幸甚」とは、この上ない感謝を意味するので、最上級のお願いの仕方と思っていいでしょう。

また、「お願いいたします」「お願い申し上げます」といった言い換えもできます。「お願いいたします」は、書類の受け取りや内容の確認など、それほど手間がかからない作業をお願いする場合に向いています。

「助かります」と言われた時の返事は?

目上の人や上司から「~してくださると助かります」と言われた際には、何と答えるのがいいのでしょうか。

前述のとおり、表現は丁寧でも、実際には作業の依頼であることが多いため、返事は、「承知いたしました」「承りました」「かしこまりました」といった承諾の言葉にするのが一般的です。

依頼された作業が終わってから「助かりました」とねぎらわれた場合は、「恐れ入ります」「とんでもないことです」と謙遜するのがスマートでしょう。

正しい敬語でも失礼に当たることが

「助かります」は敬語として間違っているわけではありませんが、目上の人に対して使うのはおすすめしません。感謝の気持ちを込めて言ったとしても、それが伝わらなければ失礼になってしまいます。

日頃から丁寧な言い換えを意識しておくことで、いざという時にも迷わず対応できるでしょう。敬語を自由自在に使いこなせるビジネスパーソンを目指しましょう。


監修者:鮎永麻琴

元国際線CA。「コミュニケーション帝王学®」開発者。
自分らしいコミュニケーションの在り方や関わり方を伝えるオンラインアカデミーを開校。