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“40歳で若年性認知症”の夫が家からいなくなった。雨の中探しまわり、妻が思わず”涙した理由”

  • 2025.1.6

2児の母である、吉田いらこ(大阪おでこ姉妹)さん。家族にまつわる話や、日常についてのコミックエッセイを描き、ブログで発信しています。

父は自宅にいるけれど…?

あなたの家はどこですか?

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吉田いらこ(大阪おでこ姉妹

40歳で若年性認知症と診断された吉田いらこさんの父は、いつも家から出たがっていました。「ちょっとどこ行くの?」と尋ねても、「家に帰るんですよ」と繰り返すばかり。

頻繁に家から抜け出してしまうため、吉田いらこさんの母親は買い物にすら行けない状況に追い込まれていました。そこで家族は、玄関のドアに内鍵を取り付けることにしました。

ある雨の日、父が突然姿を消してしまいました。窓から外へ出て、ブロック塀を乗り越えたようです。家族は大雨の中を探し回り、近くの川沿いを歩いている父を見つけました。「何してるのよ」と声をかけても、父は「家に帰るんですよ」と、相変わらず同じ返事を繰り返すばかり。その様子に、吉田いらこさんの母親は、「そこまでして帰りたい家ってどこよ。あなたの家はここでしょう」と涙してしまうのでした。

吉田いらこさんは掲載元に「認知症の方が家にいながらも家に帰りたいと言うのはよくあることだと聞きましたが…」とコメントしています。「あなたの家はここですよ」と伝えても理解してもらえないのは、本当に辛いことです。常に「いなくなっていないか」と心配しながら過ごす毎日は、気が休まらず、心が折れてしまいそうですね。

ブログ:吉田いらこ(大阪おでこ姉妹

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