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一部のファンだけが気づいた“原作者の登場”に驚きの声 遊び心が詰まった仕掛けに「全然気づかなかった」

  • 2025.6.17
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(C)青山剛昌/小学館/真・侍伝YAIBA製作委員会

青山剛昌による漫画を原作としたTVアニメ『真・侍伝 YAIBA』。第9話では、鉄 刃(くろがね やいば)が鬼丸猛に打ち勝つため、雷神剣による新技「かみなり斬り」を編み出す。また、峰さやかが着ているTシャツにさりげなく“青山マーク”が描かれており、SNSでは「全然気づかなかった」「このTシャツほしい」との声が。

新技誕生!決戦の地・鬼丸城へ向かう刃

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(C)青山剛昌/小学館/真・侍伝YAIBA製作委員会

佐々木小次郎との戦いを終え、東京にある峰家に帰ってきた刃たち。すると、そこには倒したはずの小次郎がくつろいでいた。どうやら、さやかの母親に声をかけ、やってきたらしい。しかし、小次郎の本当の目的は、刃の持つ雷神剣を手に入れることだった。そうとは知らず、刃と宮本武蔵は新しい技を生み出すため修行を始める。

大好きなおにぎりを我慢するほど集中し、新技について考えこむ刃。大量の刃物を相手に投げつける「どしゃぶり斬り」や、回転しながら斬りかかる「ブーメラン斬り」を武蔵たちに披露するが、どれも反応はいまいちだ。だが、最後に「かみなり斬り」を見せると、武蔵は刃の成長っぷりを見抜き、さらに修行を進める。「かみなり斬り」は、小次郎も「この技が完成するまでに、なんとか雷神剣を手に入れなくては……」と焦りを見せるほど、光るものがあったのだ。

小次郎はあの手この手を使って雷神剣を手に入れようとたくらむが、なかなかうまくいかない。そんななか、小次郎は刃の修行相手に名乗り出る。刃を打ち負かそうとする小次郎が「つばめ返し」を繰り出すと、刃はそれを受け止めた。そして、刃は「つばめ返し」を間近で見たことでコツを掴み、ついに「かみなり斬り」を完成させたのだった。

新技が完成し、鬼丸の本拠地である鬼丸城に総攻撃をかけようと動き出す刃と仲間たち。これまで日本各地を旅していた刃だが、再び鬼丸と対峙する日は近そうだ。第9話についてSNSでは「いよいよボス戦と思うとワクワク」「早く続きが観たい」「情緒がおかしい」「展開早い」との声が。また、同じく青山作品の『名探偵コナン』の主人公・江戸川コナンの定番セリフ「バーロー」が今回も飛び出しており、「『バーロー』何回でも聞きたい」という声もあがった。

気づいた?一瞬のカットに登場した“原作者ネタ”

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(C)青山剛昌/小学館/真・侍伝YAIBA製作委員会

鬼丸城を攻略するために武蔵たちが作戦を練るシーンで、さやかのTシャツにある“小ネタ”が。Tシャツの胸元に、『真・侍伝 YAIBA』の原作者である青山のマークが描かれているのだ。SNSでは「剛昌さん現る!!」「びっくり」との声があがり、「このマークはヒロインの証だ」と青山作品である『まじっく快斗』に登場するヒロイン・中森青子の画像付きで反応するファンも。

実は、青山にまつわる小ネタはこれまでにも登場していた。第7話で、小次郎の持つ魔剣・物干し竿の力によって江戸時代にタイムスリップした刃。彼が若かりしころの男前な武蔵と出会った後、「極悪人 青山剛之介」と書かれた立て札が一瞬映っていたのだ。いかにも凶暴そうに描かれた青山の似顔絵を「こりゃひでえツラだ」と町人が眺めている様子がシュールだった。

小さく描かれたマークや一瞬のカットに登場した“原作者ネタ”は、まるで絵本『ウォーリーをさがせ!』のような楽しさがある。今後も、本編のどこかに青山が隠れているかもしれない。『真・侍伝 YAIBA』はアップデートされた作画に目を引かれることが多いが、原作者にまつわる小ネタの数々に注目して観てみるのも面白そうだ。


真・侍伝 YAIBA
ABEMAにて毎週土曜22:30より最新話を無料放送
[番組URL]https://abema.tv/video/title/2-29
【(C)青山剛昌/小学館/真・侍伝YAIBA製作委員会】

ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari