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「園子いなかった?」視聴者が気づいた“一瞬の違和感”… 同一作者だからこそありえる“気になるシーン”

  • 2025.5.28
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(C)青山剛昌/小学館/真・侍伝YAIBA製作委員会

青山剛昌による漫画を原作としたTVアニメ『真・侍伝 YAIBA』。第6話は、メインアニメーター・前並武志による“一人原画回”であり、鉄 刃(くろがね やいば)とバットガイの激しい戦いを圧巻の作画で描いた。また、第1話と第6話には、『名探偵コナン』に登場する毛利蘭と鈴木園子らしき人物が映っており、発見した視聴者の間にはざわつきが。

異例の“一人原画”によって描かれた八鬼最強・バットガイとのバトル

巌流島を目指し、道中で名古屋にやってきた刃たち。そこに、鬼丸猛につかえる八鬼の中で最強のバットガイが現れる。刃の持つ雷神剣を狙うバットガイはいきなり襲いかかり、空中戦に。バットガイのすばやい攻撃に翻弄されるうえに、空中では「せんぷう剣」が使えないことに気づく刃。

刃がとどめを刺されようとした直前、宮本武蔵が助けに入る。だが、バットガイがかみつくと、武蔵はゾンビになってしまった。刃の仲間であるゲロ田ゲロ左衛門やナマコ男もゾンビ化し、峰さやかを襲おうとするが、刃とハゲタカの庄之助が間一髪のところで助け、一時撤退する。

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(C)青山剛昌/小学館/真・侍伝YAIBA製作委員会

刃は雷神剣の玉の力を使おうとするが、さやかは刃が鬼になって暴走するのを心配し反対する。そんななか、刃たちは名古屋城に逃げ込む。追ってきたバットガイと再び激しい攻防が繰り広げられるが、劣勢の状況は変わらない。刃が絶体絶命のピンチに追い込まれたその瞬間、さやかが持っている雷神剣の玉が朝日に反射して光り、バットガイがひるんだ。

朝日がバットガイの弱点であることを見抜いた刃は、名古屋城を横に真っ二つに斬り、朝日をバットガイに浴びせる。隙ができたバットガイにとどめの「せんぷう剣」を食らわせ、刃は八鬼最強のバットガイに打ち勝ったのだった。

バットガイとのバトルがメインで描かれた第6話は、メインアニメーター・前並武志による“一人原画回”だ。自由なアングルで描かれた迫力のある空中戦や、刃とバットガイの高速の斬り合いは見ごたえ十分。第6話についてSNSでは「いつにも増して神作画がすごい」「エンドクレジットの『原画:前並武志』のみに腰抜かした」「噂の一人原画YAIBA6話」と圧倒された声があがった。

もしかして……?『名探偵コナン』にまつわる“気になるシーン”

第6話には、『名探偵コナン』にまつわる気になるシーンが。「雷神ソードはこのバットガイが必ずいただきま~す!」とビルの屋上でバットガイが刃たちを探している背景に、園子らしき人物が描かれた看板が映っているのだ。看板に描かれた海にいる園子らしき人物は、水着姿でビーチボールを持っており、顔や髪形も園子と似ている。

また、気になるシーンは今回だけでなく、第1話にも。ジャングルから日本の空港にやってきた刃たちが、さやかに出会う場面だ。刃の父・鉄剣十郎が警官から逃げているとき、背後の人だかりの中に蘭と同じ特徴的な“角”がある髪形をした人物がまぎれこんでいる。

園子と蘭のような人物にSNSでは「1話は空港に蘭ねーちゃんっぽい客がいて6話では園子っぽい看板が」「園子っぽいキャラの看板あって笑った」「今YAIBAに園子いなかった?」との声が。細かい描写であるため気づいた視聴者はほんの一握りだが、『真・侍伝 YAIBA』の原作者は『名探偵コナン』と同じ青山剛昌ということもあり、似た人物を登場させるユーモアがあってもおかしくない。

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(C)青山剛昌/小学館/真・侍伝YAIBA製作委員会

前並による一人原画回となった第6話は、八鬼最強であるバットガイとのバトルにふさわしい迫力満点の作画となった。『名探偵コナン』のキャラクターを彷彿とさせるシーンも登場し、『真・侍伝 YAIBA』はダイナミックなアクションから細部までじっくりと観たくなる作品に仕上がっている。


真・侍伝 YAIBA
ABEMAにて毎週土曜22:30より最新話を無料放送
[番組URL]https://abema.tv/video/title/2-29
【(C)青山剛昌/小学館/真・侍伝YAIBA製作委員会】

ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari