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小沢真珠さん(47歳)「同世代のママ友からは『ドラマと全然違うね!』と驚かれます」!?

  • 2024.10.10

「実は結婚願望は全くなかったんです」と語る小沢真珠さんですが、現在は結婚し、10歳と8歳の女の子のママに。今でもたまに、「もしあのまま独身だったら?」と、別の自分の姿に思いを巡らせ対比することがあるのだとか。そこから見えてくるご自身の変化や、子育てによってガラリと変わった価値観、ママ友たちとの意外な付き合い方など…まさしく美ST世代ど真ん中の小沢さんのプライベートにフォーカスします!

お話をうかがったのは…俳優・小沢真珠さん(47歳)

《Profile》

1977年1月3日生まれ。東京都出身。1993年、渋谷でスカウトされ事務所に所属。同年、ドラマ「神様の罪滅ぼし」でデビュー。その後も、映画『ろくでなしBLUES』、連続テレビ小説「甘辛しゃん」などに出演。2004年の昼ドラ「牡丹と薔薇」の香世役の強烈ないじめっぷり&女王様っぷりを熱演し人気を集める。その後は、ドラマや映画の他にバラエティ番組でも活躍。現在は10歳と8歳の女の子のママ。

結婚願望は皆無でしたが、家庭を持って価値観がガラッと変わりました

一人でいることが気楽だし、その時間も好きだったんです。だから実は今でも、自分が結婚して、10歳と8歳の女の子のママでいることがとても不思議な気持ち。結婚願望も全くありませんでした。だからこそ「牡丹と薔薇」の香世のようなエキセントリックな役も引き受けられたのかもしれませんね。それに何より、誰かと一緒にいられる自信がありませんでした。一人の時間が持てないとパンクしちゃうんじゃないかなって。

でも、いざご縁があって結婚をし、子供を授かってみると、以前までの価値観がガラッと変わりました。まず、そこまで自分一人の時間がなくても全然平気。家では家族と常に一緒ですが、パンクは今のところしていないし、「自分、大丈夫なんだ」ということがわかり、それはこれから生きるうえでの大きな自信になりました。独身の時と比べて圧倒的に今のほうが大変だし忙しいですが、目先にやることが多すぎて些細なことで悩まなくなったし、格段に視野が広がったと思います。子育てをしているとどうしても子供の視点になって考えるべきことが出てきますが、それも独身のままだったら考えも及ばないスキルだったはず。
実は子供が大好きだということも、娘達が生まれてから気づきました。娘達のお友達もみんな可愛くて!独身の頃はそもそも子供と接する機会もなく、よくわからなかったんですよね。

私の中には常に、「あのまま独身で生き続ける自分」というパラレルな自分がいて、子育てで上手くいかずに悩んでいると、フッと脳裏に出てくるんです。そして対比してみると、なんだかんだ、やっぱり今の自分の人生のほうが良いな、と思える。気持ちを切り替えることができるんです。

「こうしなさい」とは言わず、純粋に子供達との時間を楽しんでいます

子育てに関して、特に信条やモットーなどは持っていません。私がドラマで演じるような(笑)、意地悪なことは人にしちゃいけないということはちゃんと教えますが、ざっくりと言うなら元気に人生を楽しんでほしいなと思っています。「こうしなさい、ああしなさい」と言うのもなく、ゆるっとアバウトに、子供達との時間を純粋に楽しんでいます。今長女がバイオリン、次女はピアノを習っているんですが、二人とももう何年も続けています。練習をして発表会で上手く演奏ができた時は、子供ながらにすごく嬉しいみたいで。将来的にプロにならなくても、子供時代からそういう成功体験はなるべく経験させてあげたいし、子供が頑張るなら、親も一緒に頑張らないと!という気持ちでサポートしています。

日常生活で怒らない分、溜めた負の感情が女優業で爆発しているのかも!?

娘達の学校行事やPTAなどは積極的に参加しています。おかげで仲の良いママ友もできて、時折のランチ会が日々の楽しみになっています。同世代のママ友からは、「ドラマと全然違うね!」なんて驚かれます。実際に私と接していると落ち着いた印象を持つのか、「人に怒ったこととか、人とケンカしたこととか、ある?」なんて聞かれたことも。確かに私、ドラマではとんでもない暴言を吐いたり物振り回して暴れたりしているんですが、実生活で人と争うことはほとんどありません。「え!?」と人に対して思うことはもちろんありますが、それを行動には起こしません。そういう感情は悪役を演じる時のために貯めているんです。役に入った時に一気に爆発させるというか。そんなことして、相手役の方にはたまったもんじゃないだろうと思いますが(笑)。でも私の中で湧く負の感情が、女優という仕事をするうえで上手く作用してくれるから、実人生のバランスがとれているのかもしれません。

“ママ友とのランチ会でネタにできるか”が嫌な出来事への向き合い方のバロメーター

何かで悩んでいる時も、慌てていても、どこかに冷静な私が常にいるんです。そもそも独身でいるつもりだったから出産や育児に戸惑いつつ、そんな自分がどこか嬉しかったり。夜中の授乳で全然眠れない時でも、昼ドラやってる時も大変だったな、とか。常に自分を観察してる第三の自分がいるんです。そういう考えがクセになっているから、自分の身に起こった嫌なことやネガティブなこと、それに伴う自分の感情についても、詳しく分析しています。

今年で47歳になり、もう50代も目前。嫌なこともネガティブなことも、なるべく自分の中に増やしたくないと思っています。そこで思いついたのは、「なるべく笑い話にしよう!」ということ。幸せな話ってともすれば自慢話になっちゃうけど、嫌な話や失敗談って笑い話になると思いませんか?直後はダメだけれど、あと3、4回目くらい先のママ友とのランチ会でみんなを笑わそう!と企んだりします。それで上手くみんなを笑わすことができたら、私の中でちゃんと消化できたということ。笑わせられず、逆に心配されてしまったなら、まだその問題について向き合う必要があるということ。ママ友とのランチ会は、そういったバロメーターにもなっているんです。

《衣装クレジット》

ブラウス¥14,500パンツ¥12,000(ともにバナナ・リパブリック)靴¥33,000(ツル バイ マリコ オイカワ)ピアス¥9,900リング¥9,720(ともにアビステ)

【ショップリスト】
アビステ 03-3401-7124
ツル バイ マリコ オイカワ https://tsurubymarikooikawa.jp
バナナ・リパブリック

撮影/神谷美咲ヘア・メイク/陶山恵実(ROI) スタイリスト/中村智香子 取材/キッカワ皆樹 編集/浜野彩希

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