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6日で36万回再生を突破…!急上昇に掲載されるほど大注目な“意外なコラボ”動画とは

  • 2025.3.25
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(C)SANKEI

子どもたちに大人気のあの怪獣がTVアニメ『チ。 ―地球の運動について―』のオープニング主題歌である「怪獣」を歌うという、“怪獣コラボ”が実現した。1973年に放送開始した『ひらけ!ポンキッキ』に登場するキャラクター・ガチャピンが、YouTubeにてサカナクションによる新曲「怪獣」の歌ってみた動画を投稿し、YouTubeの「急上昇」に掲載されるほど反響を呼んでいるのだ。

カバーとしての聴きごたえも十分!ガチャピンが「怪獣」を歌ってみた

「怪獣」は、2月20日に配信リリースされた5人組のロックバンド・サカナクションによる新曲。『チ。』のオープニング主題歌であり、2024年10月から2025年3月まで2クールにわたって描かれた物語を彩った。サカナクションにとって約3年ぶりの新曲であり、ボーカル・山口一郎がうつ病と闘いながら制作した渾身の一曲だ。

「怪獣」の歌ってみた動画を投稿したガチャピンは、2018年7月からYouTubeにて公式チャンネルを開設しており、歌ってみた動画以外にも数々のバラエティに富んだ特別企画動画をアップしている。筆者は子どものころにテレビで観ていたガチャピンしか知らず、こうして精力的にYouTubeで活動している姿が新鮮に映った。現在、チャンネル登録者数は68万人を突破しており、人気チャンネルとなっている。

暗闇の中でぼんやりとしたあかりに照らされたガチャピンが熱唱する「怪獣」の歌ってみた動画。揺れ動く画面がシリアスさを演出しており、いつものガチャピンとは雰囲気が違う。歌い出しから山口とは大きく異なるガチャピンの高い歌声に面食らってしまうが、そのギャップが面白い。

「怪獣」のコーラスには、ガチャピンの相棒であるムックを迎えている。サビで一緒に歌う2人は、歌の相性もばっちりだ。これまでガチャピンは、同じくサカナクションによる人気曲「新宝島」も歌っている。他にも、YOASOBIの「アイドル」やCreepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」といった大ヒットアニメ主題歌もカバーしていた。

そのなかでも、「怪獣」の歌ってみた動画はすばらしい仕上がりになっていると感じた。恐竜の子どもであるガチャピンが「怪獣」を歌うという面白さだけではない、カバーとしての聴きごたえも兼ね備えている。

あっという間に36万回再生!YouTubeの「急上昇」にも

3月19日に公開されたガチャピンによる「怪獣」の歌ってみた動画は、3月24日の時点であっという間に36万回再生を突破。さらに、YouTubeで人気急上昇中の動画が一覧で表示される「急上昇」にも掲載された。「急上昇」に加わったことについてガチャピンは「『怪獣』歌ってみた、がYouTubeの急上昇にのったよー!みんなー!ありがとうー!」とX(旧Twitter)にて喜びと感謝のポストを投稿している。

また、山口はガチャピンの歌ってみた動画をシェアし、「ガチャピンありがとう」とカバーしてくれたことに感動した様子がうかがえるポストを投稿。山口がガチャピンの「怪獣」動画を紹介したポストには、2.5万いいねがつくほどの反響が寄せられた。

数々のヒットソングの中に、アニメ主題歌がランクインすることが当たり前になった現代。ガチャピンがカバーした「怪獣」のように、歌ってみた動画の存在もアニメ主題歌をさらに盛り上げる一因になっているように思う。一般人から有名人まで投稿することが可能で、さまざまなアレンジが聴ける歌ってみた動画は、1曲を何通りも味わえる無限の可能性を秘めているのだ。


ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari