引っ張りだこの“遅咲き女優”、７年前も土屋太鳳と共演していた…！大ヒット映画のドラマ版の“豪華すぎる”キャスティング

土屋太鳳が主演した2018年7月期放送のTBS系 金曜ドラマ『チア☆ダン』。2017年の映画『チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話』の9年後を舞台に、もう一つの奇跡の物語を描いた本作には、土屋をはじめ、チアダンス部のメンバーとして、現在さまざまな活躍を見せる俳優陣が出演している。

なかには、のちにTBSドラマ主演や連続ドラマ毎クール連続で主演を務めるなど、大活躍中の“あの女優”の姿も…！また、有名ダンス部キャプテンの女優デビュー作でもある。改めて、本作を振り返ってみた。

連続でドラマ主演を務める女優のデビュー作

主人公のわかば（土屋）が友人と立ち上げたチアダンス部。部活動は継続するものの、メンバーが増えず活動危機に陥るなど、前途多難な状況だ。ダンススキルもさることながら、わかばが所属していたチアリーダー部たちによる嫌がらせを受けることも…。しかし、物語が進むにつれ、わかばの真剣な姿が人を動かし、チアリーダー部の1年生の麻生芙美と梶山カンナが入部する。

芙美を演じたのは、大阪府立登美丘高校ダンス部キャプテンとして「バブリーダンス」で注目を集め、芸能界入りした伊原六花。朝ドラをはじめ、今年はドラマ『パラレル夫婦 死んだ“僕と妻”の真実』『恋愛禁止』など、連続で主演を務めるなど大活躍な彼女の女優デビュー作が本作だった。

カンナを演じたのは、高校生でデビューしたシンガー・ソングライターの足立佳奈。2024年末に、同じ岐阜出身の巨人・吉川尚輝選手との結婚を発表し、世間を驚かせた。

後のTBS系 火曜ドラマ主演女優も出演！

チアダンス部「ROCKETS」の妨害をしていたチアリーダー部は、文化祭を機にわかばたちと和解する。チアリーダー部を率いる稲森望たちもチアダンス部に入部した。望を演じたのは、TBS系日曜劇場『御上先生』、カンテレ・フジテレビ系 月10ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』などで存在感を見せる堀田真由だ。さらに、元チアリーダー部の面々には、舞台『千と千尋の神隠し』で千尋役も務める福地桃子も出演している。

また、わかばの親友・柳沢由紀を、2024年の日本テレビ系『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』で竜星涼と共にダブル主演を務めた八木莉可子、わかばの幼なじみで野球部の椿山春馬を、TBS系 日曜劇場『19番目のカルテ』にも出演している清水尋也が演じている。

そしてチアダンス部顧問・漆戸太郎の妻・今日子を、後にTBS系 火曜ドラマ『西園寺さんは家事をしない』で主演も務めた松本若菜が演じたことも特筆したいところだ。松本は、デビュー15年目の2022年に、フジテレビ系 木曜劇場『やんごとなき一族』で脚光を浴び、“遅咲き”の女優と言われている。実は、話題になったこの作品の主演も、土屋太鳳なのだ。今や多くの作品に引っ張りだこの松本が、土屋と共演していたことも注目ポイントの一つだ。

そんなそうそうたる面々が出演したドラマ『チア☆ダン』。俳優陣が本気でチアダンスに挑んだ本作には、今見ても色あせない青春のきらめきが詰まっている。

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ライター：小松加奈
ライター／編集者。音楽・映画・ドラマ・アニメなどのエンタメ系を中心にインタビュー／レビュー／コラム記事などを手掛ける。