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【32歳・彼氏いない歴=年齢】恋愛したいけど、面倒…。そう思う人は多い!?

  • 2019.6.9
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恋愛の悩みはいくつになっても絶えないもの。

大人になってしまったからこそ、
「友達に相談しづらい」「誰にも言えない」そんな悩み、ありませんか?

『大人の恋愛相談』ではそんな“大人の女性”が抱える恋愛のお悩みを解決するべく、リアルなお悩みをTRILLアプリ内で募集しました。第2回となる今回は、「恋愛がなかなかできない」というお悩み…。

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お悩みCASE.2 32歳・医療関係 音さんの場合 「彼氏いない歴=年齢」
ADVICE
林伸次プロフィール
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日本の長い歴史で、結婚率が高かったのは昭和の一時期だけだそうです。それ以前の江戸時代や明治大正時代は結婚するのは「家のため」でした。なぜ昭和の時期に結婚率が高くなったのか。それは、時代的に「産めよ増やせよ」という国の意図もあったはずですし、それにあわせて「大人になったら結婚するのが当たり前」という同調圧力が働いて、「お見合い」も増えて、みんな結婚したのでしょう。

昭和も終わり、世の中の「お見合い」も減少し「結婚するのが当たり前」という同調圧力が減ってきた頃から、自然と結婚率は昭和以前のように下がったのでしょう。

ちなみに、面白い数字がありまして、昔から昭和時代も含め現代もずっと「恋愛結婚をする率」っていうのは変わらないのだそうです。

これはどういうことを意味するかというと、要するに僕たち人間のうち、「勝手に誰かを好きになって、勝手に交際し始めて、勝手に結婚する」という人たち(いわゆるリア充)は、この日本ではずっと「ごく一部」で、ほとんどの人は放っておくと誰も自らは恋愛したり結婚したりはしないようなんです。

Keyword1 ・“勝手に”誰かを好きになって、結婚する人は世の中の一部

そういう意味であなたは全然、「珍しいタイプ」ではありません。
さらに今は「人は恋愛するのが当たり前」という、西洋から輸入された考え方が日本を支配していてそれが「同調圧力」になっていますが、これからはそれもどんどんなくなってくると思います。あなたのような存在は限りなく「普通」になるはずでしょう。

ちなみに「告白したこともされたこともない」とのことですが、その「告白文化」、いわゆる「好きなんです。付き合ってください」という行為は欧米には存在しません。日本にもつい最近まで存在しませんでした。それも最近の流行です。

Keyword2 ・“恋をする”が当たり前ではない時代がくる

そういうわけで、「恋愛をしたことがない」という事実はちっとも恥ずかしがることはないと思います。
僕の知っているある綺麗な女性に「付き合っている人はいるんですか?」と質問したところ、「恋愛自体、あまり興味がないのと、仕事がすごく楽しいので今はそれに打ち込みたいんです」と戻ってきたことがあります。男性にもそういう人は多そうですし、そういうことってこれからどんどん増えていくのではないでしょうか。決して恋愛するのが当たり前という同調圧力は気にしないで良いと思います。

しかし、あなたの質問から、「もしかして、この女性は恋愛ということを経験してみたいのかな?」ということも感じました。

例えば、一生「海外旅行」なんて経験しなくても、人生幸せに暮らせますよね。世界中のほとんどの人が海外旅行なんて経験しないで一生を幸せに暮らして死んでいきます。でも少なからず「海外旅行を経験するメリット」ってあります。そういう意味での「恋愛を経験するメリット」をあなたに教えます。

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まず「誰かを好きになる」ってとても素敵な経験です。「好きになる」というか「気になり出す」と、今はその人の名前を検索してしまいます。今は「検索したら恋の始まり」と僕は呼んでいるのですが、それって「その人のことをもっと知りたい」ってことなんです。誰かを好きになり始めると、その人のことを知りたくなってきます。

そしてSNSなんかを発見して、その人の行動や趣味なんかを知り始めると、もっともっと知りたくなってくるし、自分のことも教えたくなってきます。そしてなんとかして彼とメールやメッセージ、「いいね!」でいいから「繋がり」が欲しくなります。

もし繋がったら、メッセージ上であれ、リアルであれ、「言葉を交わしたく」なります。そういうときの恋の心の揺れ具合も素敵な体験です。相手に嫌われていないだろうか、相手の言葉の中に何か自分への「好意」がひそんでいないだろうか、といろいろと想像するのってドキドキして素敵です。

そしてどこかで会って食事をするとか何かを渡すとかみんなで遊びに行くといった「デート」のようなものがあります。彼と色んなことが話し合えます。「こんなことを考えている」とか「自分もそのことは同じ意見だ」といった色んな彼の、そして自分の「新しい発見」があります。

そして、恋心を伝えるか「手を繋いだりキスをして」、次の段階に進みます。

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さて、ここで「恋がうまくいかなくて」失恋することもあります。僕も何度も失恋しました。とてもつらいですが、今思い出すと甘酸っぱくて良い経験です。僕はおじいさんになって死ぬときに、あの失恋たちを思い出して、「切ないな、でも良い思い出だな。あの女性たち今頃どうしてんだろう」って感じることができます。

一方、その男性と両思いになったとします。それも本当に「素敵な体験」です。自分も彼もどちらも「好き」って思っているってやっぱり最高です。例えば「抱き合う」とか「キスをする」って素敵です。セックスも上手くいかなくてもそれはそれで「良い経験、良い思い出」になります。

Keyword3 ・「彼氏を作る」ではなく、「誰かを好きになる」から始めてみましょう

もちろん、誰もが「恋愛をすべき」とは思いません。上にも書いたように、世界中の多くの人が海外旅行に行かなくても幸せなように、多くの人が恋愛なんてしなくても幸せです。

でもまあ「誰かを好きになる、恋をする」ってそう悪くないですよ。ちょっとでも気になるのでしたら、「誰かを好きになる」から始めてみてはいかがでしょうか。

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「彼氏いない期間が長すぎて恥ずかしい」「恋愛がなかなかできない。私って変?」と悩んでいる大人のみなさん。林さんの“恋愛=海外旅行”という例え、とても腑に落ちたのではないでしょうか?
「アラサーくらいで結婚をする」ということだけではなく「恋愛はするのが普通」という今の日本の考え自体もこれからどんどん変わっていくのでしょうね。

▼前回の記事
第1回【34歳独身・婚活迷子…】上手くいかない理由は、“年齢・見た目”は関係ない!?

Information 恋はいつもなにげなく始まってなにげなうk終わる。

Text:Shinji Hayashi
Design:Tomomi Hashiba
Illustration:Tsuboyuri
Edit:TRILL編集部

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