1. トップ
  2. グルメ
  3. 【スイス】フード編 「週1チーズフォンデュ」&「年間10kgチョコ」の羨ましい食文化とは

【スイス】フード編 「週1チーズフォンデュ」&「年間10kgチョコ」の羨ましい食文化とは

  • 2019.1.26

色々な国の料理を通して、様々な文化に触れていく「世界の胃袋TRIP」!
第3回目となる今回はヨーロッパの中心に位置する、スイスをご紹介。スイスといえば、『アルプスの少女 ハイジ』の舞台となった国というイメージが強いのではないでしょうか。日本の約1割の国土のスイス、どんなお料理が食べられるのでしょうか?

スイス

山脈に囲まれたのどかな雰囲気、穏やかな時間の流れを日本でも感じたい…!ということで、伺ったのが、東京・西日暮里にあるスイス風カフェ「シャレー スイス ミニ」です。

スイス料理専門店「シャレ― スイス ミニ」

東京の下町、谷根千エリアに近いため、お店の周りには寺社や公園がちらほら。いかにも日本らしい町並みを通り抜け、お店へ一歩踏み入れると、そこはもう別世界!木の温もりを感じるログハウスの店内からは、庭先に広がるハーブガーデンを眺めることができます。その先にはウサギ小屋まで…!なんて穏やかな空間なのでしょう。

スイスの民族衣装を身にまとったぬいぐるみ
牛柄のエプロンや民族衣装もとってもフォトジェニック

お店の中には、スイスの民族衣装トラハトをまとったぬいぐるみたちや、『アルプスの少女ハイジ』のキャラクター・ユキちゃんを彷彿させるヤギの人形などが飾られており、どこを見渡してもとってもキュート。この日、店員さんがまとっていた牛柄のエプロンや民族衣装もとってもフォトジェニック。
そんなセンス溢れるお店のオーナーは、スイス出身のパッシュ デニーさん。鼻歌を歌ったり、ギャグを連発したりと陽気に出迎えてくれました。

オーナーは、スイス出身のパッシュ デニーさん

家庭ごとに全然味が違う!本場のチーズフォンデュってどんなの?

スイスの定番料理「チーズフォンデュ」


まずオーダーしたのは、スイスの定番料理「チーズフォンデュ」。スイスの家庭では、時間もないし手軽に済ませよう、という時によく食べるそう。「月に3〜4回は食べる身近な料理です。また、各家庭でチーズの種類や配合が違うので、それぞれの家の味がありますよ」とデニーさん。
日本ではジャガイモなどの野菜やウインナー、ベーコンなど様々な具材をフォンデュしますが、本場では具材はバゲットのみが基本です。

日本のフォンデュとは違い、スパイスや辛口ワインが効いたパンチのある味わい
バゲットだけで物足りない時は生ハムをのせることも

そのお味は、日本で味わうまろやかなフォンデュとは違い、スパイスや辛口ワインが効いたパンチのある味わいです!「スイスの家庭では、バゲットだけでは物足りない時は生ハムをのせたり、それぞれ好みに応じてプラスしますよ。食事を楽しめれば、なんでもオーケーです!」とデニーさん。こちらのチーズフォンデュは要予約メニューなので、オーダーしたい場合は、前日の午前中までに予約を!

ワインが好きすぎで、自分で作って飲み干しちゃう?!ワイン通からも評価の高い、とびきり美味しいスイスワイン

スイス国外ではかなり貴重なスイスワイン
Capricorn Studio/Shutterstock.com

スイス人は大のワイン好き!スイスでもワインは製造されていて、世界のワイン通からも高く評価されていますが、日本ではあまり目にすることがありません。なぜなら、スイスは山岳地帯でブドウ作りに適した場所が少ないこと、人件費や物価が高いことから生産量が限られているため。
そして何より、スイスの人たちがスイスワインを愛しすぎて、ほとんど国内で消費をしてしまうのも大きな理由です。だから、スイス国外ではとっても貴重なワインなんです!

ドライでフルーティな味わいの「シャスラー」、微炭酸でコクのある「ファンダンデュバレー」

今回いただいたスイスワインは2種類。ドライでフルーティな味わいの「シャスラー」と微炭酸でコクのある「ファンダンデュバレー」、どちらもフレッシュな味わいで、チーズフォンデュとの相性は抜群。

スイスは深夜営業の多い日本のお店事情とは異なり、夕方の17時過ぎにはスーパーやレストランは閉まってしまいます。しかも日曜日がお休みのお店も多いのだそう。だからこそ、家族や友人とはホームパーティーを楽しむというのが生活の一部。そんな中でこのようなワインは欠かせないのだとか。

スイスの名ブランド「リンツ」をふんだんに使ったチョコレートスイーツ

キャンディ型の高級チョコレート「リンツ」もスイス生まれのブランド


スイスはチョコレートの消費量が世界トップ5に入り、なんと1人あたりの年間消費量は10キロ(!)を超えるとも言われています。キャンディ型の高級チョコレートで知られる「リンツ」や、『キットカット』など誰もが知るチョコレートを販売する「ネスレ」もスイス生まれのブランドです。

「シャレー スイス ミニ」のチョコレートスイーツは贅沢にも「リンツ」を使用。人気スイーツからチョコレートメニュー2つをご紹介。

リンツを使用した贅沢なブラウニー

「ブラウニー」はパリパリとしたチョコレートでコーティングされていて、その中はしっとり濃厚な味わい。高級チョコレートの味を存分に楽しめる逸品です。

スイスで最もポピュラーなデザート「クップデンマーク」


2つめは、スイスで最もポピュラーなデザートだという「クップデンマーク」。生クリームの上にフローズンラズベリーと濃厚なバニラアイスがたっぷりのっており、さらに温かいチョコレートをかけていただきます。こんなリッチなスイーツが定番だなんて、うらやましい限り…!


ログハウスの温かな雰囲気の中でいただく本場の味で、すっかりスイス旅行に来た気分に。
次回はそんなスイスの料理以外についてもっとご紹介します!1/27(日)配信予定。
スイス人の価値観や恋愛観まで、日本とはまた異なる考え方にちょっとドキッとしちゃうかも?

お楽しみに!

============================
<information>
シャレー スイス ミニ
http://www.chaletswissmini.com/
03-3822-6033

営業時間:
10:00〜19:00(フードL.O18:00/ドリンクL.O.18:30)(火・水・日曜)
10:00〜21:00(フードL.O20:00/ドリンクL.O.20:30)(木・金・土曜)

定休日:月曜(祝日の場合は翌火曜)

============================

Writing: 竹林佑子(エフェクト)

Edit/Design/Photo: TRILL

の記事をもっとみる