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愛用する住まい、どこが変わりましたか?イラストレーター・三宅瑠人がオーダーした、幅150cmの大きな鏡

  • 2026.11.6

家は住人の気分やライフステージとともに進化するもの。照明やドア、棚などを変えただけでも部屋の表情は変わってくる。イラストレーター・三宅瑠人さんは最近何を変えたのだろうか。

photo: Kazufumi Shimoyashiki / text: Emi Fukushima

イラストレーター・三宅瑠人 自宅 仕事場
BRUTUS

空間にさらなる緑と光を取り込む、大きな鏡

デスクが面する壁に掛けられた、幅150cmの大きな鏡。植栽豊かな中庭を映し、ダークトーンの室内に柔らかな緑と光をもたらしている。ここは、三宅瑠人さん夫妻が設計した3階建ての一軒家の一角。グラフィックデザイナーの妻とともに使うこの仕事場に鏡をしつらえたのは、2025年のことだ。

「2021年に住み始めて、2年ほどかけて空間を整えました。まずは空いていた一面に妻用のデスクを作ったんです。壁に向かう機会が増えると、今度は壁面に手を加えたくなった。でも広い空間ではないので、絵で埋めると圧迫感が出てしまうんですよね。“ここに窓を造ればよかったな”と後悔していた中で、辿り着いたのが“鏡”でした」。

飾り棚とデスクトップPCの間にうまくはまるサイズを検証し、専門業者にオーダー。

イラストレーター・三宅瑠人 自宅 仕事場
仕事場に明るさをもたらす、幅150×高さ40cmの鏡。「フレームは、素地のラワンを自分で塗装した壁面と馴染むダークウッドの色味で、なおかつ空間を圧迫しないような細さのものを探しました」。最終的には、大阪の家具メーカー〈上手工作所〉にオーダーした。

「空間を広く、明るく感じるようになりましたね。せっかくなら鏡に映る緑を増やしたいと、中庭の植物の配置を変えたり、窓枠に沿ってつるを這わせたり。ほかの部分にも変化が及んでいます」。壁を塗ったり、床にやすりをかけたり、新たに棚を設計したり。自ら手を加えながら、空間を住み心地よく変化させていくのが三宅さんのスタイル。

「当初から、“未完成の状態”を意識して設計したつもり。使いやすいように手を加えて、暮らしに合わせて更新する。結果的に、住み始めた頃とはまったく異なる空間になるのも面白いなと思います」


profile

三宅瑠人(イラストレーター、グラフィックデザイナー)

みやけ・りゅうと/1988年東京都生まれ。植物や動物などの自然物をモチーフにした繊細で温かみのあるイラストレーションを手がける。書籍の装画やドラマのタイトルデザインなど、領域は多岐にわたる。作品集に『Guided to Field』(ユトレヒト)がある。

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