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【中学受験直前期】6年生後期に「通塾迷子」! プロが教える「絶対避けるべき自己流」

  • 2026.11.3
cocreco写真:アフロ

こんにちは、教育ジャーナリストの佐野倫子です。「もう全単元習ったから、塾を休んで家で苦手対策をしたほうが早いのでは?」と迷っていませんか?

私も長男の受験直前期、時間のなさに焦り同じように悩んだ経験があります。しかし、保護者の独断による計画変更には大きな落とし穴が存在します。

新刊『中学受験伴走力』から、直前期の塾との付き合い方と、体調管理のポイントを紹介します。

佐野倫子(さの・みちこ)

東京生まれ、早稲田大学卒。現在、東京大学大学院情報学環教育部在学中。航空業界・出版社勤務を経て作家・教育ジャーナリストに。おもな著書に『天現寺ウォーズ』、『中学受験ウォーズ 君と私が選んだ未来』(イカロス出版)。2人の男の子の母。現在中受伴走2周目中。

「塾より家庭学習のほうが効率的?」と迷ったら

6年生の秋以降、過去問を解くたびに弱点が見えてきます。「この単元もできていない」「あの分野も復習しなければ」と焦り、塾の授業よりも、我が子に必要な勉強だけを家で進めたくなることがあります。限られた時間を有効に使いたいですよね。

ただし、ここで要注意なのが保護者だけで学習計画を立てて、自己判断で通塾を減らすこと!

直前期は、子どもの現在地、志望校の出題傾向、残された時間をすべて見ながら、優先順位を決める必要があります。家庭から見える「苦手」と、プロが判断する「いま取り組むべき課題」が一致するとは限りません。

cocreco写真:mapo/イメージマート

【直前期の通塾は自己判断で決めない】

6年生後期は時間との勝負。塾にいる時間も増えるので、そこで集中することがこれまで以上に重要になってきます。

何度か「直前期はもうすべての単元を習い終えているので、塾に行かずに独自で穴を埋めたほうがいいですか?」と相談を受けたことがありますが、個人で苦手な単元を埋めるにしても、塾に相談したほうがいいと私は考えます。

保護者の方が直前期に適切な計画を立て、ご家庭のみでそれを遂行させるのはハードルが高いもの。その場合でも、個別指導塾や家庭教師など、第三者の意見が反映されたほうがいい結果につながります。

また、直前期の塾では子どもたちのテンションも上がっていますから、通塾することで、周囲と一緒に団体戦のように緊張感を高められる点もメリットになります。

『中学受験伴走力 親がすべきこと、知るべきこと』より一部抜粋

直前期は“個人戦”でありながら“団体戦”

入試当日、答案に向かうのは子ども一人です。けれど、そこへ至るまでの直前期は、決して一人だけで走るわけではありません。同じ目標へ向かう仲間がいて、様子を見てくれる先生がいる。教室全体の緊張感が高まり、「みんなも頑張っている」と感じられることは、想像以上に大きな力になります。

もちろん、体調や学習状況によっては、授業を一部休んだり、家庭学習へ切り替えたりする選択が必要な場合もあるでしょう。注意したいのは「塾へ行くか、行かないか」を家庭だけで決めないこと。いまこそ、塾の先生を頼るところです。

不安に思っていること、過去問の得点状況や苦手単元、家庭で確保できる時間を伝え、迷っているポイントを正直に相談してみてください。直前期に、冷静な判断をするためには、ぜひプロの力と視点を借りましょう。

cocreco写真:takasu/イメージマート

もし個別指導や家庭教師を利用している場合も、それぞれの課題を共有し、学習が重複しすぎていないかを確認すると安心です。

私たち親の仕事は、直前期において完璧な予定や勉強法を一人で作ることではありません。子どもにかかわる大人たちをつなぎ、いま必要な学習に集中できるよう整えること。

実はとてもシンプルです。親御さんもぜひ、上手にリフレッシュしながら、健やかにサポートしてください! きっといい結果につながります。

文/佐野倫子

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「中学受験」伴走中の保護者の方の悩みはつきないもの。しかし、この1冊を読めば、全教科&学年別の伴走方法の仕方がわかります。

cocreco『中学受験伴走力 親がすべきこと、知るべきこと』(講談社+α新書)著:佐野倫子
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