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「うちのせいみたいに言われても困るんですけど」向かいの家の落ち葉に悩む私。だが、近所の奥さんが拾った一枚の葉

  • 2026.11.1

向かいの家から飛んでくる落ち葉

道をはさんだわが家の向かいに、新しい建売の家が建ち、家族が引っ越してきました。

その家の道路側には、最初から木が植えられていました。

ところが、風の強い日には、その木から落ちた葉が道路を越えて飛んでくるようになったのです。

わが家の玄関や駐車場には落ち葉がたまり、私は毎朝ほうきで掃き集めていました。

向かいの家は道路側に窓が少ないため、こちらの状況には気づいていないのかもしれません。

それでも、毎朝の掃除は大変です。

ある朝、わが家のすぐそばにあるゴミ置き場で、向かいの家の奥さんと顔を合わせました。

私は思い切って声をかけました。

「おはようございます。あの、道路側の木のことで、ちょっといいですか?」

「はい?」

「落ち葉がうちの玄関まで飛んできていて…。一度、木の様子を見ていただけると助かるんですが」

すると、奥さんは少し表情を曇らせました。

「え、それって我が家の落ち葉なんですか?」

「風が吹くと、そちらから飛んできているので…」

「でも、落ち葉なんてほかにもありますよね?」

「そうなんですけど」

「見ただけじゃ分からないと思いますけど」

奥さんはそう言うと、ゴミ袋を置いて家に戻ってしまいました。

いきなり苦情を言われたように感じたのかもしれません。

ただ、こちらも毎朝困っているのは事実です。どう伝えればよかったのだろうと、少し気が重くなりました。

近所の奥さんが拾った一枚の葉

その後も落ち葉は減りませんでした。

別の日の朝、ゴミ置き場で再び向かいの家の奥さんと一緒になりました。

前回のこともあり迷いましたが、もう一度だけ話してみることにしました。

「すみません、この前の落ち葉の件なんですけど…」

すると、奥さんは少し嫌そうな顔をしました。

「まだその話ですか?」

「今朝も玄関にかなりたまっていて。道路側の木を少し見てもらえないかなと思って」

「だから、うちの木って決まったわけじゃないですよね?」

「そう言われると、私も何とも…」

「うちのせいみたいに言われても困るんですけど」

話はまた平行線になってしまいました。

そのとき、ゴミを出しに来ていた近所の奥さんが、私たちに声をかけました。

昔からこの辺りに住んでいる人です。どうやら、やり取りが聞こえていたようでした。

「あの、ちょっといいかしら」

そう言うと、奥さんはゴミ置き場のすぐそばにあるわが家の前から落ち葉を一枚拾い、向かいの家の木と見比べました。

「これ、あそこの木の葉っぱと同じ形じゃない?」

向かいの家の奥さんも、葉と木を交互に見ました。

「……似てるかもしれませんけど」

すると、近所の奥さんが続けました。

「この辺りで同じ木があるのは、そちらのお宅くらいだと思うわよ」

向かいの家の奥さんは少し黙ったあと、小さく「そうですか」と答えました。

それ以上の言い合いにはなりませんでしたが、通りかかった人がこちらを見ていたこともあり、私も何となく気まずくなってしまいました。

ところが、次の週末のことです。

向かいの家の道路側の木が、短く切りそろえられていました。

それからは、わが家の玄関にたまる落ち葉もぐっと少なくなりました。

後日、近所の奥さんに会ったとき、私はお礼を伝えました。

「この前はありがとうございました。落ち葉もだいぶ減って、助かっています」

「ああ、よかったわね」

奥さんは向かいの木を見ながら、笑って言いました。

「葉っぱの形を見れば分かるんだけどねえ」

向かいの家の奥さんが、あのあとどう考えたのかは分かりません。

それでも、木を手入れしてもらえたことで、毎朝の掃除の負担はずいぶん軽くなりました。

ご近所同士だからこそ、困っていることを伝える難しさを感じた出来事でした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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