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マッサージガンを当ててはいけない場所4選!安全な使い方も紹介

  • 2026.10.31

すっかり家庭でもおなじみになったマッサージガン。運動後の筋肉の疲れやデスクワークによるこりのケアに手軽に使える一方、自己流で強く押し当てている人も多いのではないだろうか。米ユタ大学ヘルスの理学療法士や、米Nikeの記事で解説した理学療法士たちのアドバイスをもとに、効果的かつ安全に使うためのポイントをまとめた。(フロントロウ編集部)

「痛いほど効く」は間違い

まず覚えておきたいのは、刺激が強ければ強いほど効果が高まるわけではないということ。理学療法士のデヴィッド・ジョウは、「無理なく耐えられる範囲の速度と圧力を選び、使用時間は痛みの程度を目安にしてほしい」とアドバイスする。「マッサージガンの効果は、設定の強さではなく、いつ、どこに使うかで決まる」という。

ユタ大学ヘルスも、基本的な使い方として次のポイントを紹介している。

  • 余計な力を加えず、押し込まずにマッサージガン自体の振動に任せる
  • 1か所に当てる時間は2~3分以内にする
  • 最初は弱く遅い設定から始め、慣れてきたら少しずつ強くする
  • 筋肉に対して垂直に当てる
  • 背中など手が届きにくい場所は、誰かに手伝ってもらう

理学療法士のカーリー・グラハム・ブレイディは、痛む部分に強く押し込むのではなく、上下や左右にゆっくり動かし、角度を変えながら当てるとよいと話している。

当ててはいけない4つの場所

安全に使ううえで重要なのが、当てる場所だ。基本的には、筋肉が最も厚い「筋腹」と呼ばれる部分を狙い、骨の出っ張りや、筋肉と骨をつなぐ腱の付着部は避ける。ユタ大学ヘルスが紹介する、使用を避けるべき場所は次のとおり。

  • 骨の多い場所: 胸や肋骨など。骨の出っ張りに当てると、腱や滑液包を刺激するおそれがある
  • 首: 動脈や静脈、神経が通っているため、使用を避ける
  • 脚のつけ根(鼠径部): 血管や神経が集中しているため、使用しない
  • 傷のある皮膚: あざ、切り傷、すり傷、かさぶたの上には当てない

ジョウは、背中に使う場合も背骨や首、骨の出っ張った部分を避け、筋肉の厚い部分に限定するよう勧めている。また、急なけがで腫れている場所や、神経に関係する痛みがある場所にも使用しないこと。筋肉を痛めた直後は使用を避け、再開する際も痛みや腫れが落ち着いていることを確認する必要がある。

アタッチメントは「大きいものから」

付属のアタッチメントにも、それぞれ役割がある。ユタ大学ヘルスによると、平らなタイプは広い範囲の筋肉に、二股のフォーク型は背骨を避けながらその両側の筋肉に、先端の細い弾丸型は局所的な筋肉のこりやトリガーポイントへの使用に向いている。ただし、どのタイプも骨や神経、血管が集中する部分には直接当てないよう注意が必要だ。

グラハム・ブレイディによれば、ほぐしたい筋肉が大きいほど、ヘッドも大きいものを選ぶのが基本。ヘッドが小さいほど刺激が一点に集中しやすいため、まずは大きめのヘッドで刺激の強さを確認し、必要に応じて小さいものに切り替えるとよいという。

プロの代わりにはならない

使用するタイミングとしては、運動後の筋肉のケアに取り入れる方法がある。ジョウは、翌日にも使用することで、筋肉の柔軟性や動かしやすさを保つ助けになると説明している。

ただし、専門家たちが共通して強調するのは、マッサージガンはあくまでセルフケアの道具だということ。ユタ大学ヘルスの理学療法士ジョシュ・フーリマンは、「手軽に気持ちよさを得られるし、役に立つ。でも、訓練を受けた専門家の手の代わりにはならない」と話す。使用してもこりが改善しない場合や、痛みが続く場合は使用を中止し、医療専門家に相談することが大切だ。

マッサージガンとフォームローラーの使い分けも知っておくと、自宅でのケアの幅がさらに広がりそうだ。

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