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「彼女なんだから、泊めてくれて当たり前でしょ」月の3分の2以上うちに泊まる彼。負担を軽く考える彼に告げた、譲れない条件

  • 2026.11.1

会社に近い部屋と、増えていく食費

社会に出て間もないころ、私は同じ会社の同期の彼と付き合っていました。

私のひとり暮らしの部屋のほうが会社に近かったため、彼はよく泊まりに来るようになりました。

気づけば月の3分の2以上をうちで過ごすようになっていたのです。

けれど、彼は光熱費も食費も出したことがありませんでした。

しかもよく食べる人で、付き合ってから私の食費は倍くらい、月5万円ほどにふくらんでいました。

その夜も、彼はソファに寝そべってテレビを見ていました。私が夕飯を作っていると、背中越しに声が飛んできます。

「ねえ、今日のごはん何?肉がいいな」

「冷蔵庫にあるもので作るよ」

彼は不満そうに鼻を鳴らし、またテレビに目を戻しました。

食材を買うのも、料理をするのも、片づけるのも私です。

私は思い切って、今の負担について切り出しました。

「最近、食費がかさんでて。泊まりに来る日も多いし、ちょっと負担なんだ」

彼はソファに寝そべったまま、顔だけをこちらに向けました。

「でもさ、彼女なんだから、泊めてくれて当たり前でしょ」

「当たり前、なのかな」

「だって俺、彼氏だよ?細かいこと言わないでよ」

私が気にしていたのは、費用も家事も私だけが負担していることでした。

でも、その話は彼に伝わっていないようでした。それからも、ため息をつきながら材料を刻む夜が続きました。

家計簿を開いた夜

ある夜、私は家計簿のノートを持って、ソファにいる彼の前に座りました。

付き合う前と今の食費が並んだページを開いて見せます。

「これ、見て」

「何これ、家計簿?急にどうしたの」

彼は笑いかけましたが、ページを目で追ううちに、口元から笑みが消えました。

食費が倍にふくらんだ月が続いていることが、数字ではっきり分かるからです。

「あなたが来るようになってから、これだけ増えたの」

「でも、彼女なんだしさ…」

その言葉を聞いて、私はもう遠回しに話すのはやめようと思いました。

「負担が増えてるから、少しお金払ってくれるか、来ないで」

彼は何か言い返そうと口を開きましたが、そのまま黙って家計簿を見つめていました。

やがて彼は立ち上がり、置きっぱなしだった歯ブラシや着替えを無言でかばんに詰めて、その夜のうちに帰っていきました。

それきり彼は泊まりに来なくなり、間もなく私たちは別れました。次の月、食費は元の金額に戻りました。

浮いたお金で、ずっと欲しかった鍋を買いました。届いた日の夜、私は自分の好きな具だけを入れて、鼻歌まじりに煮込んでいました。

誰かの好みに合わせることなく夕飯を作る時間が、久しぶりに心地よく感じられました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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