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2週間でも人生が変わる!人気急増中の「大人の海外留学」体験談

  • 2026.10.28

留学というと学生のイメージがあるかもしれませんが、実は今、50代以上の「大人の留学」が注目されはじめています。子育てなどが落ち着き、これからの人生をより豊かに楽しむために、新しい学びや経験に目を向ける方が増えているのです。「いつか海外で暮らすように過ごしてみたかった」「憧れの国で語学を学んでみたい」そんな夢を今こそ叶えてみませんか?
今回は、50歳以上のシニア留学にも力を入れている、国際教育機関「海外留学EF(イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン)」の伊東グローニング七菜代表取締役社長に、大人の留学の傾向や特徴について教えていただきました。後半には実際に留学した方の体験談も。海外で過ごす自分を思い描きながら、ぜひ参考にしてみてください。

教えてくれたのは・・・

海外留学EF
代表取締役社長
伊東グローニング七菜さん
60年以上にわたって世界各国で語学教育事業を展開し、自社でも語学学校を運営する「海外留学EF(イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン)」の代表。自身の海外経験を活かし、留学を通じて多くの人が新しい世界に出会う機会を広げている。

なぜ大人の留学が流行っている?

コロナ禍明け以降、50歳以上の「大人の留学」が急増しています。とくに50代は女性が8割を占めており、子育てなどが落ち着いて夢を叶える最後の機会として需要が伸びているのです。全体として見ても、人生100年時代を迎え、新しい学びや挑戦を求める方が増えており、「学生時代にできなかった留学をしてみたい」「旅行ではなく現地の人々と交流したい」「旅行よりも深くその土地を知りたい」といった声が多く、外国語学習だけでなく、人生の新しい体験や自分磨きも目的のひとつになっている傾向があります。

大人留学の特徴

50歳以上の留学は、一般的な学生の留学と比べて、語学力の向上だけを目的とするのではなく、現地の文化や人との交流、海外での暮らしそのものを楽しみたいという方が多いのが特徴です。そのため、留学先選びでは「英語の基礎から無理なく学べるか」「一人でも安心して参加できるか」といった点が重視される傾向にあります。
こうしたニーズの高まりを受け、近年は大人の受講者を意識したプログラムを用意する語学学校も見られるようになりました。たとえば、語学レベルに応じたクラス編成で初級から学び始められること、授業後や週末に現地の文化や暮らしに触れられる大人向けのアクティビティがあること、ホームステイだけでなく大人向けの滞在先を選べることなどが挙げられます。学生中心の環境に抵抗を感じる方でも、同世代と一緒に学べる環境が整いつつあります。

平均滞在期間

50歳以上の参加者の平均滞在期間は7〜8週間です。大人の留学というと短期滞在のイメージを持たれることもありますが、実際には数週間から2カ月程度が多くなっています。もちろん、初めての方は2週間などの短期からトライしてみるという方も少なくありません。

50歳からの留学のメリット

新しいことに挑戦して達成感を得ることができます。留学を通じて外国語を学ぶだけでなく、新しい環境に飛び込んで自分の可能性を広げる経験は、その後の人生をより豊かで前向きなものにしてくれます。実際に、参加者の方からは「人生の転機になった」「新しい目標ができた」といった声も。また、世界各国の人々との交流を通じて価値観が広がります。ブラジルやアメリカ、台湾、フランスなどさまざまな国・地域から集まった参加者と交流し、帰国後も友人関係が続くケースは少なくありません。旅行英会話だけでなく、仕事や趣味、海外でのコミュニケーションに活かせる語学を現地で学ぶことで、自信につながります。

大人留学に人気の国・都市

1位:マルタ
2位:シンガポール
3位:ニューヨーク
4位:ロンドン
5位:ホノルル

マルタやロンドンは、英語圏で学びながらヨーロッパの文化も楽しめる点が魅力です。週末を利用して周辺国へ旅行する方も多く、語学学習に加えて海外での生活や観光も満喫できます。シンガポールは日本から比較的近く、移動の負担が少ないことから人気。ニューヨークは世界有数の国際都市として、多様な文化や価値観に触れられる点が支持されています。また、ホノルルは旅行先としてなじみがある方も多く、初めての留学先として安心感を持って選ばれる方が多いです。
さらに、近年はフランス語や韓国語を学ぶ留学も増加しており、特に韓国は渡航のしやすさや韓国文化への関心の高まりを背景に参加者が増えています。

費用感

留学費用は渡航先や時期によって異なりますが、初心者向けの2週間の留学であれば、授業料・滞在費・規定の食事を含めて22万~36万円程度が目安です。たとえば最も人気の高いマルタの場合は当社では約22万8,600円からご参加いただけます。この他に航空券代や現地での交際費、観光などの個人的な費用が必要となります。総額は渡航先や時期によって変動しますが、早めに計画することで航空券の選択肢も広がり、余裕を持って準備を進めることができます。

確認すべきはプログラムとサポート体制

初めて留学を検討される方は、料金や渡航先だけでなく、自分の年代や目的に合ったサポートが受けられるかを重視して選ぶことが大切です。とくに、大人世代向けのプログラムが用意されているか、同世代の参加者と学べる環境があるか、そして留学先で十分な運営実績やサポート体制が整っているかを確認するといいでしょう。
また、留学は出発前の準備も大変ですので、現地に行く前から相談できる体制があるかも大切なポイントです。滞在先の選び方や学習プランの相談はもちろん、語学に不安がある方に向けた事前学習の機会があると、安心して留学生活をスタートできます。

健康面や体力に心配があるという方に

健康面や体力面に不安があり、留学をためらわれる方もいらっしゃいますが、そんな方は2週間などの短期間から始めてみるのも一つの方法です。実際に現地での生活に慣れると、「もう少し滞在したい」と現地で期間を延長される方も少なくありません。
また、住環境も重要です。ホームステイだけでなく、大人向けの学生寮やシェア型レジデンスなど、自分に合った滞在先を選ぶことで安心して現地生活を送ることができます。無理のない期間や滞在方法を選び、自分のペースで挑戦することが成功のポイントです。

留学への一歩を踏み出すために

実際には、多くの方が不安を感じながら出発されますが、現地で学びながら少しずつ慣れていきます。留学を検討している方は、まずは同世代の方の体験談を読んだり、留学セミナーに参加したりして、現地での生活を具体的にイメージしてみることがおすすめです。実際に経験した方の話を聞くことで不安が大きく和らぐこともあります。
出発前には、外国語に触れる習慣をつくっておくとよりスムーズに現地生活をスタートできます。不安よりも好奇心を持って、新しい環境を楽しむ気持ちで一歩を踏み出していただきたいと思います。

~体験者エピソード~ 実際に留学に行った2人にインタビュー

「60歳目前、20代の頃諦めた夢を叶えにトロントへ」K・Kさん(60歳)
留学先:カナダ・トロント
職業:保育士
家族構成:父、娘2人
住まい:愛知県

Q大人になって留学に行こうと思った理由は?
20代の頃にワーキングホリデーでオーストラリアに行き、次はカナダに行こうと思っていましたが、結婚・出産と続き、いつの間にかその夢は諦めていました。娘達も社会人となり60歳を目前にした時に、ふと昔のように留学経験ができるのではと思い、気づいたら留学エージェンを何件か検索していました。

Q留学先の国はどこですか?
カナダのトロントです。若い頃の心残りでもありましたし、ケベックに立寄って大好きな韓国ドラマの聖地巡りをしたかったから。

Q留学の主な目的は何ですか?
英語力の向上というよりは、この歳で海外に挑戦してみたかったという感じです。ですから、「とにかく無事に行って帰って来る」を目標にしました。飛行機に乗るのも、外国に行くのも、英語を話すのも久し振りでしたから。無事にカナダに降り立ち、公共交通機関を使って学校に通い、生活を楽しんで、日本に帰国する。これだけでも達成できたら自分に自信が持てるのではないかと思ったのです。

Q留学の期間は?
2週間です。働きながらの留学だったので、職場に迷惑のかからないこの期間にしました。

Q留学の1日のスケジュールは?
平日は9時〜16時の間で授業が組まれ、授業後はアクティビティに参加。土日は観光地巡りも楽しみました。

楽しかった授業のひとコマ

Q授業はどのようなことをしましたか?
コミュニケーションの授業は、毎日テーマを皆で決めて2人1組で話し合って発表します。この授業は自由に話せるし、若い子達と話をするのは楽しかったです。テキストを使った授業もあり、リスニング・リーディング・ライティングと学校の英語の授業みたいでした。あと、「National Day」という授業がとても印象深かったです。生徒さん達が母国毎にチーム分けされ、お国自慢をするという企画で、ブラジルチームの熱気が凄くて一緒にダンスをして楽しみました。

卒業式の様子

Q留学で得たものは?
いちばんは自信が持てたことです。歳を取るとできることがどんどん減っていくと感じて諦める事が多くなりますが、留学を経験して「まだまだできることがある!」と前向きになれました。

Q留学先での印象的なエピソードや楽しかった思い出は?
休日に参加したアクティビティで、仲間とナイアガラの滝に行きました。夜のライトアップと花火は期間限定イベントなので参加できてよかったです。ナイアガラの滝は想像以上でした。念願のケベックでは聖地巡礼で丘の上で、大好きなコーヒーとバナナとチョコレートをお供に、朝日が昇るところや夕日が沈むところをずぅーっと見ていました。全てが夢のような時間でした。

友人とナイアガラの滝へ



「『やりたいことに年齢は関係ない』家族の後押しで念願のボストンへ」Mさん(58歳)
渡航先:アメリカ・ボストン
職業:バイリンガル保育士
家族構成:夫、息子
お住まい:都内近郊

Q大人になって留学に行こうと思った理由は?
留学経験はありませんでしたが、以前から「死ぬまでにやりたいことリスト」に入れていました。ただ、主婦の私にとって、自分自身のために大きなお金を使うことにはとても抵抗があり、うしろめたさもありました。そんな私に主人が「体が動くうちに、1日でも早く行ったほうがいい!」と背中を押してくれて。息子も「お金が気になるなら僕の奨学金を使ってもいいよ」と後押しがあり決心することができました。もちろん、息子の奨学金は使っていませんが(笑)。

Q 留学先はどこですか?
アメリカのボストンです。学校の雰囲気が気に入ったのと、そういうアカデミックな環境に身を置いて学習したかったからです。

通った学校兼寮

Q留学の主な目的はなんですか?
語学力の向上と、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)C1の取得のためです。定年後も英語を使って仕事を続けられるように、英語力をさらに伸ばしたいと思いました。
そしてもうひとつ。息子に「年齢はただの数字。やりたいと思ったことに挑戦するのに、遅すぎることはない」ということを、自分自身の姿で証明したかったからです。

Q留学の期間は?
1ヶ月です。もっと長くいたかったのですが、予算や仕事の事を考えるとこれが限界でした。

Q留学の1日のスケジュールは?
私がお世話になった「海外留学EF」は授業は午前のみと午後のみの日に分かれています。たとえば午前に授業がある日は、8時から授業を3コマ受けて午後は友達と観光をしたりアクティビティに参加したりしました。夕食は食堂で友人と食べ、夜は授業の予習復習や洗濯をする毎日です。

クラスメイトとの集合写真

Q授業はどのようなことをしましたか。
海外留学EFは12段階という細かなレベル設定があり、自分のレベルに合った授業を受けることができました。できなくてもどかしさを感じることはなく、楽しく集中して取り組めました。とくに、2人1組で行うプレゼンテーションが楽しかったです。英語で意見を伝えたり、相手と協力して発表を作り上げたりすることがとても面白く、「学ぶって、こんなに楽しいんだ」と実感しました。

放課後のアクティビティの様子

Q留学で得たものは?
授業で、Google ClassroomやPowerPointなど、これまで苦手意識が強かったデジタルツールに挑戦することが想像以上に多くて焦りましたが、デバイスへの対応力がつき、自信になりました。留学準備の段階でも、留学会社の選定から、飛行機のチケット、ESTA、eSIM、Uberなどの手配など、何から何まで一人で手配したので自己肯定感も高まりました。帰国後には一人で友達に会いにカナダまで行きましたが、以前の私なら考えられなかったことです。

Q留学先での印象的なエピソードや楽しかった思い出は?
留学先はほとんどが10代の学生だったので、最初は受け入れてもらえるか少し心配でした。でも、初日から私のほうから思い切って積極的に話しかけたら、みんなすぐに受け入れてくれて、仲良くなることができました。私の友人はみんな17歳です! 寮の中でも私が一番年上だったので、かえって興味を持ってもらえたようです。初日に仲良くなったエクアドルの双子は、クラスは違いましたが、とても私に懐いてくれました。寮内で会えばいつも呼び止めて話しかけてくれたり、食堂では私のために席を取っておいてくれたり。エクアドルの双子とは、帰国した今でもほぼ毎日連絡を取っています。

エクアドルの双子の友人と

画像協力/PIXTA
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください


いかがでしたか。留学に年齢は関係ありません。新しい場所で学び、人と出会うことは、これからの人生をもっと豊かにしてくれるはず。「いつか行きたい」という夢を、今こそ一歩踏み出してみませんか? 50代からの新しい挑戦が、未来の自分を変えるきっかけになるかも。

この記事を書いた人

大人のおしゃれ手帖編集部

大人のおしゃれ手帖編集部

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