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今さら聞けない“バレイヤージュ”、ハイライトとの違いは?

  • 2026.10.27

ナチュラルに明るくなったような髪色に憧れるなら、美容室で頼みたいのが「ブロンド・バレイヤージュ」。やわらかく立体的な色味と、根元が伸びても気になりにくいことから定番になったテクニックだが、じつは美容師や仕上がりの好みによって意味合いが少しずつ違う。米Allureが2026年10月23日(現地時間)に、カラーリスト3人の解説をもとに、ハイライトとの違いや向いている人、オーダーのコツ、色持ちケアまでをまとめた。(フロントロウ編集部)

バレイヤージュは“色”ではなく“テクニック”

まず押さえておきたいのは、バレイヤージュが髪色の名前ではなく、ハイライトを入れるテクニックのひとつだということ。もともとは、髪に直接ハケで色を“描く”ように塗る方法を指していた。

ワシントンD.C.のサロン「Navy」のオーナーでカラーリストのイアン・マッケイブ氏は、「バレイヤージュはもともと、ホイルを使わずに髪に直接ハイライトを塗ることを意味していました」と説明。そのうえで「ここ数年で、伸びてきても扱いやすい立体的なハイライト全般を指す言葉になっています」と語る。そのため現在は、ホイルや逆毛を併用して、よりやわらかい仕上がりにすることもある。根元にやや暗めの色を残す“ルートシャドウ”で、地毛とブロンドの境目をぼかすのもよく使われる手法だ。

見た目のいちばんの違いは、明るさのつながり方。マッケイブ氏によると、従来のハイライトは根元から毛先まで均一に明るいのに対し、バレイヤージュはグラデーションのように明るさが変化する。ニューヨークのサロン「Beauty Supply」の創業者エマリー・バウム氏も、バレイヤージュは「ずっとやわらかく、ぼかした」仕上がりで、日差しを浴びたような雰囲気になると話す。

ちなみに、2022年にはバレイヤージュの進化系として「ヘア・フロスティング」が話題になった。ベースとなるバレイヤージュは、時代が変わっても定番であり続けている。

では、どんな仕上がりが楽しめるのか。Allureが紹介するカラーリストのアドバイスをもとに、3つの取り入れ方をチェック。

暗めの地毛には、ブラウン寄りのブロンドを

ブルネットでも、ブロンド・バレイヤージュは問題なく楽しめるという。ただし、どこまで変化させるかでお手入れの手間は大きく変わる。それは、暗い髪にいくつか立体的なブロンドの筋を入れたいのか、全体をかなり明るいブロンドにしたいのかで、たどる道のりが違うから。

フロリダ州ウエスト・パームビーチのサロンで働くペイジ・ヴァン・ライズウィック氏は、地毛がかなり暗い場合は、プラチナブロンドよりも、ブラウンとブロンドを組み合わせた立体的なカラーのほうがなじみやすいとアドバイス。地毛が暗めの日本人なら、まずはこの方向から試してみるのもよさそう。

根元はそのまま、毛先にかけて明るく

とにかくサロンに通う回数を減らしたい人に向いているのが、根元を地毛のまま残すスタイル。ヴァン・ライズウィック氏によると、カラーリストが戦略的に根元をナチュラルに残すことで、とくにお手入れが楽なバレイヤージュになるという。

バウム氏も、ブロンド・バレイヤージュを選ぶ人は、伸びてきた時の境目を気にせず、根元のメンテナンスのための来店を減らしたい人だと話す。

しっかり明るく、コントラストを効かせる

バレイヤージュというと、ほんのりベージュの筋が入る程度の控えめなブロンドを思い浮かべがちだが、そうとは限らない。「バレイヤージュでもしっかり明るいブロンドにできます。ただ、伸びてきた時の見え方がずっと良くなるということです」とバウム氏。明るさよりも、色の置き方となじませ方が、バレイヤージュらしいやわらかさを生むという。

華やかにしたいなら、髪全体に明るさとコントラストを多めに入れてもらうのがポイント。顔まわりにブロンドを集めるか、中間から毛先を中心に明るくするかも、オーダーの際に決めておきたい。

オーダーのコツと、色持ちさせるケア

美容室に行く時は写真を持っていくといいが、「これにしてください」と見せるだけではなく、写真のどこが気に入っているのかを伝え、実現できること・できないことについてのカラーリストの意見に耳を傾けたい。

ヴァン・ライズウィック氏がすすめるメンテナンスの間隔は、根元まで入れるハイライトが約2カ月なのに対し、バレイヤージュは3〜6カ月と長め。それでも自宅でのケアは欠かせない。カラーリストたちが口をそろえるのは、カラーヘア用のやさしいシャンプーと保湿力のあるコンディショナーを使うこと。ドライヤーやヘアアイロンを使う時は、ヒートプロテクトを忘れずに。マッケイブ氏は「温度は低めに設定して、髪を焦がさないようにしてください。色落ちや変色につながります」と注意を促す。

そんなマッケイブ氏が勧めるのが、日本のヘアケアブランド、ミルボン(Milbon)の「Color Retaining Primer」。紫外線から髪を守る働きもあるという。さらにバウム氏は、自宅で使えるヘアグロスもおすすめしている。透明タイプはハイライトのツヤを取り戻すのに役立ち、黄みが気になる場合は、それを抑える色味のタイプを選ぶといいという。

同じ“明るい髪”でも、選ぶテクニックでその後の数カ月の過ごし方は変わる。秋のイメチェンを考えているなら、太めハイライトなどのヘアカラーのトレンドとあわせて、美容師に相談してみては。

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