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「すぐ飽きるおもちゃは、もったいないよ」妻に言うつもりだった私。だが、2歳の息子の姿を見て吹き出した理由

  • 2026.10.27
「すぐ飽きるおもちゃは、もったいないよ」妻に言うつもりだった私。だが、2歳の息子の姿を見て吹き出した理由

すぐに飽きてしまう息子のおもちゃ

妻は、2歳の息子が喜びそうなおもちゃを見つけると、すぐに買ってくる人です。

「開けたときの、あのうれしそうな顔が見たいんだよね」

妻はいつも、そう言って笑っていました。

ところが、息子は新しいおもちゃで少し遊ぶと、すぐに別のものへ興味を移してしまいます。

居間には、遊ばなくなったおもちゃがどんどん増えていきました。

ある夜、私は床に散らばったおもちゃを眺めながら、思わずため息をつきました。

息子を寝かしつけた妻が、居間に戻ってきます。

「これ、この前届いたやつだよね。もう遊んでないんだな」

「そうなの。最初はあんなに気に入ってたのにね」

妻は少し残念そうに笑い、ぬいぐるみを棚に戻しました。

私は、息子がすぐに飽きてしまうおもちゃに、何度もお金をかけるのはもったいないと感じていました。

もちろん、息子を喜ばせたいという妻の気持ちは分かります。それでも、もう少し買う頻度を考えてほしかったのです。

「すぐ飽きるおもちゃは、もったいないよ」

次に新しいおもちゃが届いたら、そう伝えてみよう。

息子がまたすぐに飽きたときに話せば、妻にも分かってもらえるだろうと思っていました。

新しいおもちゃより夢中になったもの

そんなある日の昼、宅配便で大きな段ボール箱が届きました。

妻が居間で箱を開けると、中から出てきたのは音の鳴る車のおもちゃです。

「ほら、新しいのが来たよ!」

妻が笑顔で声をかけると、息子は車のおもちゃをちらりと見ました。

私はその様子を見ながら、今度はどのくらい遊ぶだろうかと考えていました。

ところが、息子はおもちゃを床に置いたまま、別のものに手を伸ばしたのです。

それは、おもちゃが入っていた空の段ボール箱でした。

息子は箱のふちをつかむと、よいしょと中に入り込みました。

「えっ、そっちで遊ぶの?」

妻が驚いた声を上げます。

息子はそんなことはお構いなし。箱の中に座ると、両手でふちを握り、体を前後に揺らし始めました。

「ぶーぶー!」

どうやら、自分が車を運転しているつもりのようです。

「あはは!車のおもちゃじゃなくて、自分が車に乗っちゃったよ!」

私が笑うと、妻もこらえきれずに吹き出しました。

息子はさらに箱のふたを閉じて中に隠れ、妻がそっと開けると、満面の笑みで顔を出しました。

「きゃっきゃっ!」

何度も繰り返しては大喜びです。

せっかく買った車のおもちゃは、段ボール箱の横にぽつんと置かれたまま。

私と妻は顔を見合わせ、また笑ってしまいました。

息子がこんなにも夢中になるとは、思ってもいませんでした。

その夜、妻とおもちゃの買い方について話していると、自然と昼間の出来事が話題になりました。

「ねえ、今日いちばん遊んでたのって…」

「箱だったな」

「せっかく車を買ったのにね!」

妻が笑うので、私もまたおかしくなってしまいました。

本当は「すぐ飽きるおもちゃは、もったいないよ」と言うつもりでした。でも、あんなに楽しそうな息子を見たあとでは、用意していた言葉は出てきませんでした。

「なあ、あの箱、しばらく取っておくか」

「そうだね。また遊びたがるかもしれないし」

妻はお腹を抱えて笑いながら、うなずきました。

翌朝、居間のすみには、息子のお気に入りになった段ボール箱の車が置かれていました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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