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「このおばちゃんがずっと抱っこしてくれたの!」妊娠8か月の私に娘の世話を任せた母親。だが、帰りぎわに顔を赤くした理由

  • 2026.10.27
「このおばちゃんがずっと抱っこしてくれたの!」妊娠8か月の私に娘の世話を任せた母親。だが、帰りぎわに顔を赤くした理由

妊娠8か月、子ども2人を連れて行った公園

数年前、私が妊娠8か月だったころの話です。

その日は夫が休日出勤だったため、5歳の息子と3歳の娘を、ひとりで近所の公園へ連れていきました。

昼の公園は人も少なく、子どもたちは楽しそうに遊んでいました。

そこへ、娘と同じくらいの年の女の子が、母親らしき女性とやってきました。

女の子はすぐに娘と仲良くなり、一緒に遊び始めました。

一方、母親は少し離れたベンチに座ると、携帯電話を取り出しました。ときどきこちらを見るものの、すぐに画面へ視線を戻します。

そのうち、娘たちがターザンロープのところへ向かいました。

「ママ、これやりたい!」

「わたしもやりたい!」

まだ2人とも、ひとりで乗るには支えが必要な年齢です。

私は娘を抱き上げてロープに乗せ、おなかをかばいながら横を走って体を支えました。

すると、もうひとりの女の子が私の服を引っぱってきました。

「ねえ、つぎはわたし!」

母親のほうを見ると、相変わらずベンチで携帯電話を見ています。

仕方なく、その子も抱き上げてロープに乗せ、同じように支えました。

「ママー!見ててー!」

女の子がうれしそうに叫んでも、母親は画面を見たまま片手を振るだけでした。

何度か繰り返すうちに息が上がり、おなかまで張ってきました。さすがに、これ以上は無理だと思いました。

「子ども同士で遊んでるんだし、いいでしょ」

私はロープを止め、ベンチの母親に声をかけました。

「すみません。娘さんもロープに乗りたがっていて……。私、妊娠中なので、代わっていただけませんか?」

すると母親は、面倒そうに顔を上げました。

「子ども同士で遊んでるんだし、いいでしょ」

そう言うと、また携帯電話に目を落としてしまったのです。

思わず言葉に詰まりました。子ども同士で遊んでいるのは確かですが、ロープに乗るには大人の手助けが必要です。

まして、私は妊娠8か月。

おなかが張っている状態で、これ以上抱き上げるわけにはいきません。

結局、それ以上ロープを動かすのはやめ、子どもたちのそばで過ごしました。

夕方になり、ようやく母親がベンチから立ち上がって女の子を呼びました。

駆け寄った女の子は、私を指さして元気よく言いました。

「ママ、見てた?このおばちゃんがずっと抱っこしてくれたの!」

母親は一瞬、私のほうを見ました。

すると女の子が、さらに大きな声で続けたのです。

「ママはずっとケータイ見てたもんね!」

近くにいたほかの親子も、その声に振り向きました。

母親は何か言いかけましたが、言葉が出てこない様子です。顔がみるみる赤くなっていきました。

「……すみません。ありがとうございました」

小さな声でそう言うと、母親は女の子の手を引いて足早に帰っていきました。

女の子は何も気にしていない様子で、振り返って大きく手を振ってくれました。娘もうれしそうに手を振り返しています。

私はそっとおなかをなで、息子と娘の手を取りました。

女の子に悪気はなかったのでしょう。ただ、子どもは大人が思っている以上に、普段の行動をよく見ているものなのだと感じた出来事でした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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