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「あれ、俺が代筆した」彼から届いた長文を何回も読んだ私に、グループで彼の友人が送ってきた一言

  • 2026.10.27
ハウコレ

何度も読み返した彼からの長文には、私の知らない書き手がいました。そのことを尋ねた私に彼が返してきたのは、あの長文とは似ても似つかない短いメッセージでした。

付き合って1週間の日、画面を送っても送っても、彼からのメッセージは終わりませんでした。出会った日のこと、2度目に会った日のこと、私の笑い方のこと。その長文を、私はスクリーンショットで保存しました。誰の言葉なのかなんて、考えもしないまま。

出会った日のことが、全部書いてあった

彼とは、同僚に誘われて参加したバーベキューで知り合いました。主催は彼の友人で、付き合い始めたのはその少しあとです。届いた長文には、バーベキューの日の私が細かく書かれていました。

「紙皿が風で飛んだとき、真っ先に走って拾いに行ってたよね。あの姿を見て、この人のことをもっと知りたいと思った」

会っているときの彼は口数が少なく、メッセージも「了解」「おつかれ」くらいの短いものばかりでした。この人の中にはこんなに言葉があったのかと、私はソファの上で3回読み返しました。

返信は「ありがとう。何回も読んじゃった」。もっと書きたかったのに、まとまらず、それだけ送りました。

鍋の誘いに続いた、友人の書き込み

3日後、バーベキューのときに作ったグループチャットが久しぶりに動きました。主催した彼の友人が「次、鍋やる人?」と呼びかけ、私も「行きたいです!」と返しました。ところが、友人の次のメッセージは、鍋の話ではありませんでした。

「長文ちゃんと届いた?」

みんなにも見える場所で聞かれ、私は「届きました笑」と返しました。友人はこう続けました。

「あれ、俺が代筆した」

続けて、手をたたいて笑うキャラクターのスタンプ。ほかのメンバーからも笑っている絵文字がいくつか付き、彼の発言だけがありませんでした。

「そうなんですね」と打ちかけて、消しました。あの文章のどこまでが彼で、どこからが友人なのか。紙皿を拾う私を見ていたのは、どちらだったのか。

謝罪のあとに届いた、短いメッセージ

グループには何も返さないまま、彼との個別のチャットを開きました。

「あの長文、友達が書いたの?」

メッセージは、しばらく未読のままでした。保存したスクリーンショットを開いては閉じ、既読がついてからも、彼の返信まではさらに時間がかかりました。

「ごめん。書いてもらったのは本当」

その1行のあと、彼からもう1通届きました。

「紙皿を拾いに走ってたのを見てたのは俺。文章にできなくて頼んだ。ごめん」

あの長文とは比べものにならない短さです。何回も読んじゃった、と送った自分の返信までさかのぼり、私はスマホをクッションの下に押し込みました。

そして...

その日のうちに、私は彼にこう返しました。

「次は、下手でもいいから自分で書いて」

彼から「わかった」と返ってきたのは、少したってからでした。

翌日の夜、彼から短いメッセージが届きました。

「鍋のとき、隣に座っていい?」

あの長文の何十分の一の長さなのに、何回も読み返していました。私は「いいよ。隣のほうが、何考えてるか分かるし」と返しました。

あのスクリーンショットは、今も残っています。ただ、口数の少ない彼が、なぜ付き合って1週間であんな長文を送ろうとしたのか。その理由は、まだ聞けていません。

(20代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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