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「妻の分までバターを使い切る夫」→失踪事件から10年…明らかになる真実に「読む手が止まらない」

  • 2026.10.23
2人分用意したバターを平気で使い切ってしまう夫。夫婦仲も冷え切っていく…
2人分用意したバターを平気で使い切ってしまう夫。夫婦仲も冷え切っていく…

“夫”という生き物は、なぜ余計なひと言を言ってしまうのだろうか。「君は気にしなくていい」と言うのなら、いちいち言わなくていいのにと、妻は心でつぶやいていた。目の前の夫は「朝食で出している2人分のトーストとバターを、すべて自分のトーストに塗ってしまう男」だった。夫婦関係は破綻寸前、いや、もう破綻していたのかもしれない。10年前のあの日、4歳だった娘が行方不明になった日から――。

犯人を予想する漫画「仮門」P001 鳩ヶ森(@hatogamori)
犯人を予想する漫画「仮門」P001 鳩ヶ森(@hatogamori)
犯人を予想する漫画「仮門」P002 鳩ヶ森(@hatogamori)
犯人を予想する漫画「仮門」P002 鳩ヶ森(@hatogamori)
犯人を予想する漫画「仮門」P003 鳩ヶ森(@hatogamori)
犯人を予想する漫画「仮門」P003 鳩ヶ森(@hatogamori)
手元のテントウムシを見つめていた七海が、ふと顔を上げ、何かを見つめている…? 鳩ヶ森(@hatogamori)
手元のテントウムシを見つめていた七海が、ふと顔を上げ、何かを見つめている…? 鳩ヶ森(@hatogamori)

SNSで連載中の話題作『仮門』は、10年前に起こった女児失踪事件を読者とともに追っていくミステリー漫画だ。

第1話では不気味な行動を取る父親の姿が描かれ、第2話では母親の友人・杏美が登場する。第3話では、行方不明になった娘の幼なじみで、現在14歳になった砂羽と圭樹に焦点が当てられる。当時4歳だった2人は事件に関係ないように思えるが、意味ありげな発言をする砂羽の存在が不穏な空気を醸し出している。

SNSで話題の「食いつくし系夫」がモデル!?

本作を描くのは、2023年2月に「第2回朝日ホラーコミック大賞」マンガ部門で大賞を受賞した新進気鋭の漫画家、鳩ヶ森(@hatogamori)さん。本作に登場するリアルな“夫”の描写について、鳩ヶ森さんは「少し前にSNS上で話題になった“食いつくし系夫”から着想を得ました」と語る。

「『家族4人分の餃子を焼いたら子どもの分も含めほとんどたいらげてしまった』など、にわかには信じられないエピソードがたくさん報告されていて、もはやこれは現代の妖怪譚なんじゃないか、いつか漫画に描けたらいいなと企んでいたものです」

2人分のバターを平気で使い切ってしまう作中の夫は、食いつくし系というより単に「気が利かない男」だが、根は同じだという。「つまりは『妻の食べ物』に意識が向かない男です。妻も自分と同じように腹が空くし食べる人間なのだ、という当たり前の前提が脳から抜け落ちている。こういうタイプの男性を描こうとしたときに頭に浮かんだのが“朝食のバター”でした」と明かしてくれた。

いよいよ解決編へ!深まる謎と過去作への誘い

それぞれの登場人物の動きや心情を注意深く観察し、犯人や動機を予想してほしい。女児失踪事件から10年の歳月が流れた今、これから何かが動きだしていく。

また、鳩ヶ森さんはほかにも読み応えある作品を多数輩出している。『呪いは効くのでしょうか』や『春の夜の友人』などの過去作も、ぜひこの機会に読んでみてはいかがだろうか。

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取材協力:鳩ヶ森(@hatogamori)

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