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「手を抜くんじゃない、力を抜くんだ」疲れた夜にスーパーのお惣菜で作るご馳走ホットサンド【書評】

  • 2026.10.21

【漫画】本編を読む

『季節が好きなわたしとマダム』(にいざかにいこ/KADOKAWA)は、四季折々の小さな喜びを見つけるのが上手なキコと節子さんの日常を描いた漫画。工夫上手なマダム・節子さんの手にかかれば、スーパーのお惣菜もとっておきの一品になる。

季節は秋。日が暮れる頃、息子と一緒にスーパーでお買いものをしていたキコ。この日のキコは疲れていて、「手を抜いてるんじゃない。力を抜いてるんだ…」と出来合いのサンマの塩焼きを手にして迷っていた。すると、こんな時間に節子さんと遭遇。キコは、俳句の会で遅くなったので「今日はお惣菜を買って帰ろうと思っていた」という節子さんの言葉を聞いてほっとする。

3人は節子さんの家で一緒に夕食をとることに。サンマの塩焼き、かぼちゃサラダ、お団子に食パン…というラインナップを見て節子さんが作ったのは、秋の旬をまるごと入れたホットサンド。スーパーのお惣菜も工夫次第で立派なご馳走になるようだ。秋の夜、お庭に出てホットサンドを頬張る3人。月を眺めながら食べる晩ごはんは格別だろう。

丁寧な暮らしをしている人ほど、お惣菜を買うことに罪悪感があるかもしれない。けれども、日々のタスクで疲れてしまうことは誰にでもある。そんな時はこのエピソードのように、お手軽に仕上がる“お惣菜レシピ”はいかがだろうか。ホットサンドは片手でも食べられるし、洗い物も少ない。ちょっと力を抜きたい夜にはぴったりの一品といえそうだ。

文=吉田あき

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