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書いて、撮って、演じる。エヴァ・ヴィクターがロエベのアンバサダーに

  • 2026.10.20

監督デビュー作《Sorry, Baby(原題)》で脚本賞を重ね、自身の演技でもゴールデングローブ賞にノミネートされたエヴァ・ヴィクターが、ロエベのブランド アンバサダーに就任した。ジャック・マッコローとラザロ・ヘルナンデスがクリエイティブ ディレクションを担うロエベにとって、最も新しいアンバサダーとなる。(フロントロウ編集部)

書いて、撮って、自分で演じる新鋭

エヴァ・ヴィクターはパリで生まれたフランス系アメリカ人。作家、映画監督、俳優という3つの顔を持ち、鋭い観察眼と細部まで行き届いたこだわりで作品をつくってきた。

名前が一気に広まったのは、脚本と主演も兼ねたその監督デビュー作だ。2025年のサンダンス映画祭でプレミア上映され、ウォルド・ソルト脚本賞を受賞。2026年にはインディペンデント・スピリット賞で最優秀脚本賞に輝き、演技面でもゴールデングローブ賞の映画部門で主演女優賞(ドラマ部門)にノミネートされた。1本の長編で、書き手としても演じ手としても評価を得たことになる。

次の出演作は、トニー・ギルロイ監督のドラマ映画《ベヒモス!人生の組曲》。ペドロ・パスカル、オリヴィア・ワイルド、ウィル・アーネットらと共演する作品で、12月4日の北米公開に先がけ、10月2日にはニューヨーク映画祭のセンターピース作品として上映された。このニューヨークでの世界初上映には、エヴァもペドロたちとともに姿を見せている。

「夢のよう」と語った新しいパートナーシップ

ロエベとの契約について、エヴァは「ロエベと仕事ができることを、夢のように思います」とコメント。マッコローとヘルナンデスが率いるチームについては「新鮮で、セクシーで、生き生きとしていて、唯一無二の瞬間を生み出していて、映画づくりにおいても日々の生活においても、大胆に、遊び心を持って、エネルギッシュでありたいと思わせてくれます」と語っている。

迎えるマッコローとヘルナンデスも、「エヴァのクリエイティブなエネルギーは、とどまるところを知りません」と彼女を評価。ふたりは、大胆さは偶然ではなく明確な意図から生まれるものだという考えを彼女と共有しているとして、「彼女をブランド アンバサダーとして迎えられることを、大変うれしく思います」と歓迎した。

1846年創業のブランドが選び続ける「つくり手」

ロエベは1846年にスペインで創立された、世界で2番目に歴史のあるラグジュアリーファッションブランド。2025年からマッコローとヘルナンデスのデュオがクリエイティブ ディレクションを担い、知的で遊び心のあるファッションとレザーの専門性を軸に新しい章を歩んでいる。

新体制のロエベは、アンバサダーにジャンルをまたいで活動する表現者を迎えてきた。日本からは岡田将生が名を連ねている。自分で物語を書き、カメラの前にも立つエヴァの起用は、ものづくりへの向き合い方で人を選ぶ今のロエベらしい人選といえそうだ。

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