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「私、朝弱いからそっちが合わせて」毎回集合時間を変えさせる友人→一度だけある予定を優先してみた

  • 2026.10.17
ハウコレ

待ち合わせ場所に着くと、友人がもう立っていました。集合時間をずらすのが当たり前だった彼女が、その日は約束の10分前には、もう待っていたのです。

スマホが鳴ったのは、翌日着ていく服を選び終えた直後のことでした。「やっぱり時間を遅らせたい」。友人から届いたのは、これで4回目の変更依頼です。

決まった集合時間が、決まったためしがない

大学時代からの友人と会う約束は、いつも私が提案し、彼女が時間を変更して決まります。

「私、朝弱いからそっちが合わせて」

そのメッセージが届くたびに、集合時間は30分、時には2時間と後ろ倒しになりました。それならと最初から昼過ぎに設定しても、届くのは相変わらず同じ言葉です。理由を聞いても「眠いから」と、寝顔のスタンプが送られてくるだけでした。

前日に急な変更を言われ、予約していた美容院をキャンセルしたこともあります。もちろん、彼女はそのことを知りませんし、気にする様子もありませんでした。

遅くなった集合時間に合わせて、ぽっかり空いた数時間を持て余す。そんなことが3回も続き、ついに4回目の変更メッセージが届いたのです。

動かせない予定を、先に入れておいた

そこで次に会う日は、夕方から1人で観に行く舞台のチケットを取っておきました。開演時間は決まっていて、友人の都合に合わせて後ろへずらすことはできません。

入力欄に入力しかけた、いつもの「いいよ」という言葉を消去します。

「この後に外せない予定があるから、集合時間は動かせないよ。無理なら次でもいいよ」

メッセージを送信し、スマホを伏せてテーブルに置きました。彼女の頼みを断ったのは、これが初めてです。もしこれで会えなくなったとしても構わないと思っていました。相手に合わせるのは、私だけの役割ではないはずだからです。

既読がついてから返信が来るまで、お湯を沸かして紅茶を淹れられるくらいの時間がかかりました。

「わかった。その時間で行くね」

缶コーヒーを持って、先に立っていた友人

当日、改札を出ると、友人は柱のそばで缶コーヒーを手に立っていました。約束の10分前のことです。

「今日は時間どおりだね」

「うん。今日は、ちゃんと来たかったから」

彼女は短くそう答えると、先に歩き出しました。「今日は」と強調した彼女。では、それ以外の日は来たくなかったということでしょうか。

公園のベンチでは、いつも通りの会話が弾みました。仕事の愚痴、夏に計画している海の話、新しく観たい映画のこと。眠そうにしている様子はどこにもありません。

帰り際、改札の前で友人が振り返りました。

「ごめんね、いつも時間をずらしてもらってばかりで」

「今度から、ちゃんと行ける時間を最初に言うね」

私がうなずくと、彼女は改札の中へと消えていきました。彼女から謝られたのは、これが初めてのことでした。

そして...

その後、友人が提案してきた次の集合時間は、以前私が提案していたよりもずっと早い時間でした。当日も、彼女は私より先に到着していました。あの言い訳は、あの日以来1度も届いていません。

いつも眠くて来られなかったはずの彼女が、なぜあの日だけ10分前に来られたのか。理由があるなら素直に話してくれればよかったのに、言えない事情があったのか、それとも私には秘密にしたかったことなのでしょうか。

その理由は、今もまだ聞けていません。

(20代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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