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2025〜26年の冬のかき 買った世帯は前の冬の約8割

  • 2026.10.15

二人以上の世帯の家計調査で、2025年12月〜26年2月にかきを買った世帯の割合は月平均12.1%で、前の冬(15.7%)の約8割でした。1回の買い物の額は650円と前の3回の冬(597〜676円)の範囲に入り、100gあたりは284.0円で4回の冬で最も高い値です。10地方の変化とほかの貝との違いも比べました。

二人以上の世帯(単身世帯は入りません)の家計を毎月調べる総務省の家計調査では、2025年12月〜2026年2月の3か月にかき(貝)を買った世帯の割合が、月平均で12.1%でした。1つ前の冬(2024年12月〜25年2月)の15.7%の約8割で、2022〜23年、2023〜24年の冬と比べても低い値です。
一方、1回の買い物でかきに払った額は650円で、前の3回の冬(597〜676円)と同じくらいでした。100gあたりの額は284.0円と4回の冬でいちばん高く、1回に買った量は229gでいちばん少なくなっています。
鍋やフライに使う冬の食材の一つとして、同じ冬の3か月どうしを4回並べ、10地方での変わり方や、ほかの貝との季節の違いも見ていきます。

かきを買った世帯の割合 2025〜26年の冬は12.1% 前の3回は15.6〜17.3%

二人以上の世帯の毎月の統計表には、その月にかきを買った世帯の割合が載っています。12月〜翌年2月の3か月の平均を、冬ごとに並べました。
・2022〜23年の冬:17.3%
・2023〜24年の冬:15.6%
・2024〜25年の冬:15.7%
・2025〜26年の冬:12.1%
2025〜26年の冬は、前の3回の冬の0.70〜0.78倍です(表示した値どうしの割り算)。月ごとに見ても、2025年11月から2026年3月までの5か月は、どの月も前の3回の同じ月を下回りました。10月と4月は、2022年10月(9.2%)を除いて買う世帯が5%未満の月です。2025年10月と2026年4月は、1つ前の冬の同じ月との差が1ポイントに届きません。
なぜ買う世帯が減ったのかは、家計調査の表からは読み取れません。
家計調査の「かき(貝)」は生鮮魚介の中の貝類の品目で、殻付きとむき身を分けておらず、ゆでたものや蒸したものも同じ品目に数えます。かきの加工食品は別の項目です。

1回の買い物の額は650円 100gあたりは4回の冬で最も高い284.0円

二人以上の世帯について、冬の3か月の支出金額・購入回数・購入量をそれぞれ足し合わせ、1回の買い物の額(支出金額÷購入回数)と100gあたりの額(支出金額÷購入量)を冬ごとに割り出しました(編集部の計算)。
・2022〜23年の冬:1回597円・100gあたり196.6円・1回の量304g
・2023〜24年の冬:1回650円・100gあたり184.2円・1回の量353g
・2024〜25年の冬:1回676円・100gあたり241.2円・1回の量280g
・2025〜26年の冬:1回650円・100gあたり284.0円・1回の量229g
2025〜26年の冬は、1回に払う額が前の3回の範囲のまま100gあたりが高くなり、1回の量は229gと4回で最も少なくなりました。かきを買った世帯が1か月に買った回数は、前の3回の冬が1.49〜1.50回、2025〜26年の冬が1.43回で、大きくは変わっていません。冬の支出金額は3か月の合計で338円で、前の3回の冬(455〜480円)の0.70〜0.74倍でした。
統計表の購入量は、重さと金額がそろって記入された家計簿から100gの平均価格を求め、その価格で全世帯の支出金額を割り戻して出しています。そのため、1回の量は100gの値段から割り戻した値です。

冬にかきを買う回数 10地方のうち9地方で前の3回の平均を下回る

二人以上の世帯について、10地方ごとの表に載るのは購入回数と支出金額で、量は載っていません。2025〜26年の冬の購入回数(100世帯あたり・3か月の合計)を、前の3回の冬の平均で割りました(全国は0.72倍)。
・北海道地方 0.58倍
・近畿地方 0.65倍
・東海地方 0.67倍
・関東地方 0.71倍
・中国地方 0.71倍
・九州地方 0.73倍
・北陸地方 0.80倍
・東北地方 0.89倍
・四国地方 1.03倍
1を上回ったのは四国地方(1.03倍)だけでした。四国地方は2022〜23年の冬の回数が117と多く、2023〜24年・2024〜25年の冬(72・71)と比べると2025〜26年の冬(89)が上回っています。
沖縄地方は0.33倍ですが、1か月の集計世帯が210〜251世帯、冬の3か月の回数が6〜22と小さく、上下の幅が大きい地方です。
都道府県庁所在市と政令指定都市の52市(東京都区部を含む)で同じ計算をすると、47市で前の3回の平均を下回り、下回らなかったのは仙台市・福井市・甲府市・徳島市・福岡市の5市でした。1市の1か月の集計は67〜310世帯で、買う世帯が2割に届かないかきでは冬ごとの振れが大きく出るため、市ごとの順位はつけていません。
かきの年間の支出が多い市は広島市であることを、総務省統計局が2016〜2018年の平均で紹介しています。月別の支出が多いのは12月で、次が1月・2月という結果も同じ資料にあります。

ほたて貝・あさり・しじみは1年中 かきは買う世帯の差が17.6〜24.8倍

二人以上の世帯で、その年の12か月のうち買った世帯の割合が最も高い月を、最も低い月で割りました(2022〜2025年の各年)。
・かき:17.6〜24.8倍
・ほたて貝:1.4〜1.8倍
・あさり:1.8〜2.1倍
・しじみ:1.8〜2.1倍
ほかの3品目は、少ない月でも多い月の半分前後の世帯が買っています(「他の貝」は2.4〜3.0倍)。かきは6〜9月に買う世帯が0.7〜1.7%で、冬の3か月には12.1〜17.3%になります。貝類の中で、買う世帯の数が季節でこれほど変わる品目はかきだけでした。

よくある質問

かきを買う世帯が1年でいちばん多いのは12月ですか

年によって違います。二人以上の世帯でかきを買った世帯の割合が最も高かった月は、2022年が1月、2023年が1月、2024年が12月、2025年が1月でした。支出金額が最も多い月は、2022〜2024年は12月、2025年は1月です。12月は1回の買い物の額が大きくなりやすく、買う世帯の割合と支出金額で山の月がずれる年があります。

冬にかきを買った世帯は、1か月に何回くらい買っていますか

二人以上の世帯のうち買った世帯だけで見ると、冬の3か月は1か月に1.43〜1.50回でした(100世帯あたりの購入回数÷買った世帯の割合・編集部の計算)。買った世帯でも、1か月に1回か2回というところです。

まとめ 4回の冬で比べると 2025〜26年は買う世帯が減り値段は最高

二人以上の世帯でかきを買った世帯の割合は、2025年12月〜26年2月の冬が12.1%で、前の3回の冬(15.6〜17.3%)より低くなりました。1回の買い物の額は650円で前の3回の範囲に入り、100gあたりは284.0円で4回の冬で最も高く、1回の量はその分少なくなっています。
冬の購入回数は10地方のうち9地方、52市のうち47市で前の3回の平均を下回り、減り方は特定の地方に限られていませんでした。
ほかの貝と比べると、かきは買う世帯がほとんど冬に集まる品目です。2026〜27年の冬にかきを選ぶとき、前の冬までの数字の目安にしてください。

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