1. トップ
  2. 暮らし
  3. 冬のねぎは夏の約1.8〜2倍の量 買う回数は1.2倍台

冬のねぎは夏の約1.8〜2倍の量 買う回数は1.2倍台

  • 2026.10.14

二人以上の世帯の家計調査で、ねぎの1世帯あたりの購入量は冬(12〜2月)が夏(6〜8月)の1.77〜2.01倍でした(2022〜2025年の夏とその冬)。買う回数は1.24〜1.28倍で、1回の買い物で買う量が夏の150〜164gから冬は218〜261gに増えます。52市の回数の伸びの差も比べました。

総務省の家計調査で、二人以上の世帯(単身世帯は含まない)がねぎを買った量を、夏(6〜8月)とその冬(12月〜翌年2月)の3か月どうしで比べました。2022〜2025年の夏と、それに続く4回の冬で、冬の1世帯あたりの購入量は夏の1.77〜2.01倍です。
ところが、ねぎを買う回数は1.24〜1.28倍しか増えていません。増えていたのは1回の買い物で買う量で、夏の150〜164gが、冬は218〜261gでした。
後半では、冬に買う回数がどれだけ増えるかを52市で比べます。大分市は1.56倍、富山市と新潟市は0.95倍と、市によって大きく違いました。

夏と冬の4組 購入量は1.77〜2.01倍 回数と支出はそれより小さい

二人以上の世帯の1世帯あたりの値で、冬の3か月が夏の3か月の何倍かを、購入量・買う回数・支出金額のそれぞれで出しました(編集部の計算)。
・購入量:1.77〜2.01倍(4組の合計で1.89倍)
・買う回数(100世帯あたりの購入回数):1.24〜1.28倍
・支出金額:1.35〜1.63倍
4組とも、伸びは購入量がいちばん大きく、支出金額、回数の順でした。量のわりに支出が伸びないのは、冬の3か月の100gあたりの額(支出金額÷購入量)が4組とも夏より安いためで、夏は89.7〜100.1円、冬は60.1〜88.4円でした。
冬は鍋や汁物にねぎを使う家庭もありますが、家計調査に用途の項目はなく、増えた分が何に使われたかはこの数字から読み取れません。
家計調査の「ねぎ」は1つの品目で、白ねぎと青ねぎを分けた数字はありません。収支項目分類では、わけぎ・あさつきもこの品目に入ります。

夏の150〜164gから冬は218〜261gへ 1回に買うねぎの量

二人以上の世帯の購入量を、100世帯あたりの購入回数で割ると、1回の買い物でねぎを何g買ったかの平均になります(編集部の計算)。
・2022年の夏 164g → 2022〜23年の冬 261g(1.59倍)
・2023年の夏 158g → 2023〜24年の冬 237g(1.50倍)
・2024年の夏 155g → 2024〜25年の冬 218g(1.41倍)
・2025年の夏 150g → 2025〜26年の冬 222g(1.48倍)
月ごとに見ると、1回の量は7月か8月に最も少なく(140〜163g)、4年とも9月から12月まで毎月増えていました。
一方、その月にねぎを買った世帯の割合は、夏でも65.3〜66.5%あり、冬は72.0〜73.3%です。買った世帯が1か月に買う回数も、夏の2.38〜2.43回から冬の2.70〜2.80回と、増え方は小さめでした。冬の購入量の伸びは、買う世帯や回数よりも、1回に買う量の差から来ています。
なお、家計調査の購入量は、金額と量の両方を記入した世帯から出した100gあたりの値段で支出金額を割って求めた値です。量と値段は別々に測った数字ではありません。

100gあたりの平均価格 冬の3か月は4組とも夏より安い

二人以上の世帯の統計表には、ねぎの100gあたりの平均価格が月ごとに載っています。
・2022年:1年で最も高い月 8月(91.4円)、最も安い月 2月(54.8円)
・2023年:1年で最も高い月 10月(98.59円)、最も安い月 3月(54.86円)
・2024年:1年で最も高い月 8月(97.77円)、最も安い月 3月(65.48円)
・2025年:1年で最も高い月 8月(109.25円)、最も安い月 12月(81.28円)
4年とも、最も高い月は8〜10月、最も安い月は12〜3月のどこかでした。年ごとの水準は違い、冬の3か月の100gあたりは2024〜25年の冬が88.4円で4組で最も高く、この冬は購入量の伸びも1.77倍と4組で最も小さい値でした。

冬に買う回数は夏の何倍か 富山市・新潟市0.95倍から大分市1.56倍まで

二人以上の世帯の市別の統計表(都道府県庁所在市と政令指定都市の52市〈東京都区部を含む〉)には、ねぎの購入量の列がなく、購入回数と支出金額だけが載っています。そこで、4組の夏と冬の合計から、冬に買う回数が夏の何倍かを市ごとに出しました(全国は1.26倍)。
・冬の回数が夏より大きく増えた市:大分市 1.56倍、高松市 1.53倍、高知市 1.51倍、宮崎市 1.51倍
・冬の回数が夏とほぼ同じか少ない市:富山市 0.95倍、新潟市 0.95倍、山形市 0.99倍
支出金額で比べても、冬÷夏は山形市の1.16倍から大分市の1.82倍まで開きがありました(全国は1.48倍)。
1年に買う量は、統計局が品目別の市のランキングとして公表しています。2023〜2025年の平均では、ねぎの購入量の1位は山形市(5,581g)、2位は秋田市(5,493g)、少ないほうは那覇市(2,381g)、高知市(2,766g)です(全国4,205g)。
このランキングで購入量が少ない10市は、10市とも冬の回数の伸びが全国の1.26倍を上回りました。多い10市では、全国を下回ったのが7市です(ランキングは2023〜2025年の暦年の平均で、この記事の夏と冬の期間とは少しずれます)。
1つの市の1か月の数字は67〜314世帯(この記事で使った夏と冬の24か月)の家計簿から出ていて年ごとの上下が大きいため、4組の夏と冬をそれぞれ合計してから割っています。

よくある質問

冬に回数があまり増えない市では、1年のうちいつ多く買っていますか

二人以上の世帯の2022〜2025年の購入回数を月ごとに4年分足すと、青森市・秋田市・山形市・福島市・水戸市・新潟市・富山市・長野市の8市は10月が1年で最も多い月でした。冬の回数の伸びが小さい10市(富山市〜横浜市、1.13倍以下)のうち7市が、この中に入っています。10月に多い理由は、統計表の数字だけではわかりません。

100gの値段が1年で最も安い月は、毎年同じですか

同じではありません。二人以上の世帯の100gあたりの平均価格が最も安かった月は、2022年が2月、2023年が3月、2024年が3月、2025年が12月でした。購入量が1年で最も多い月は4年とも12月で、値段の最も安い月とはずれる年が多くなっています。

まとめ 冬に増えるのは1回に買う量 回数の伸びは市で差

二人以上の世帯のねぎの購入量は、冬が夏の1.77〜2.01倍(2022〜2025年の夏とその冬の4組)。買う回数は1.24〜1.28倍にとどまり、1回の買い物で買う量が150〜164gから218〜261gに増えていました。
100gあたりは4組とも冬の3か月が夏より安く、支出金額の伸びは1.35〜1.63倍です。
52市では、冬に買う回数の伸びが富山市・新潟市の0.95倍から大分市の1.56倍まで違い、統計局のランキングで1年の購入量が少ない10市は、そろって全国より大きく冬の回数を増やしていました。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ