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「最近俺、勝手に決めすぎ?」と打てなかった俺→代わりに送ったスクショに、彼女が返した「先輩の言う通りだよ」

  • 2026.10.11
ハウコレ

「最近俺、勝手に決めすぎ?」と打っては消して、結局送れないままでした。代わりに俺が選んだのは、いちばん格好悪い方法です。

休憩室の自販機で缶コーヒーを買ったところで、先輩からの返信が届きました。連休の予定を聞かれて、軽い気持ちで送ったやりとりの続きです。短いメッセージを読んだまま、プルタブを開けるのも忘れていました。

雑談の流れで送った自慢

先輩とは同じ部署で、連休の話も雑談の流れでした。「キャンプっす」と返すと、「彼女に聞いた?」ときたので、こう送ったのです。

「うちは大丈夫っすよ」

「彼女は俺の言うこと聞くタイプ」

打ちながら、少し得意になっていたと思います。行き先を決めるのはたいてい俺で、彼女は「どこでもいいよ」と笑って付いてきてくれる。付き合って2年、揉めたことはほとんどありません。それを、うまくいっている証拠のように思っていました。

先輩の返信は、こうでした。

「それ、彼女が言わないだけじゃない?」

すぐに「俺、それで前の彼女とダメになってるから」と続きました。冗談のスタンプを選びかけて、やめました。

聞き返さずにいた理由

少し前から、引っかかっていたことがあります。「どこでもいいよ」が返ってくるまでの間が、最近は短すぎる気がしていました。考える前に答えているような速さ。それでも聞き返さなかったのは、本当の答えを聞くのが怖かったからです。行きたい場所が別にあると言われたら、これまでの週末が全部、俺の独り相撲だったことになる。

彼女とのチャットを開いて、「最近俺、勝手に決めすぎ?」と打ちました。消して、また打って、送れないまま。自分で聞けば、彼女はまた「そんなことないよ」と返す気がしました。

打てなかった質問の代わりに

代わりに、先輩とのやりとりをスクリーンショットで撮りました。先輩の2通目は、画面から外して。先輩の昔の話まで、彼女に見せるものではない気がしたからです。調子に乗った自分のメッセージまで見せたほうが、彼女も本当のことを言いやすい気がしました。

画像と一緒に「これ、どう思う?」とだけ送りました。既読はすぐについたのに、返信はなかなか来ません。今頃、呆れているのだろうか。開けた缶コーヒーは、すっかりぬるくなっていました。

やがて届いたのは、2つのメッセージでした。

「先輩の言う通りだよ」

「今度の連休、ほんとは陶芸の体験に行きたかった」

陶芸の話は、一度も聞いたことがありませんでした。「ごめん」と打ちかけて、消しました。謝れば、彼女はまたいいよと言ってくれる。それでは、これまでと同じです。

「そっか。教えてくれてありがとう」

「陶芸の場所、一緒に選んでくれる?」

そして...

彼女から「うん、選ぼう」と返ってきて、リンクが1つ届きました。休憩が終わるまでに、行けそうな教室を2人で3つまで絞りました。

それから先輩とのチャットに戻り、「言わないだけでした」と送りました。返ってきたのは「で、ちゃんと聞けたの?」。自分の言葉で聞けたとは言えず、その返事はまだ送っていません。

(20代男性・営業職)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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