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夫婦でいるのに孤独…優しいが話が通じない・空気を読まない夫は発達障害だった!!妻が離婚を決意するまでの10年【作者に聞く】

  • 2026.9.30
真顔での冗談、噛み合わない会話…小さな違和感が少しずつ積み重なっていく日々。 画像提供:アゴ山さん
真顔での冗談、噛み合わない会話…小さな違和感が少しずつ積み重なっていく日々。 画像提供:アゴ山さん

アゴ山(@agoyama.okane)さんがブログで投稿している『カサンドラ症候群になって離婚をするまでの話』。結婚後、夫がアスペルガー症候群であることに気付き、10年にわたる結婚生活の末、離婚を決意するまでの出来事を描いた作品だ。今回は1~6話を紹介するとともに、作者に当時の結婚生活についても話を聞いた。

夫の優しさに感じていた違和感

『カサンドラ症候群になって離婚をするまでの話』 画像提供:アゴ山さん
『カサンドラ症候群になって離婚をするまでの話』 画像提供:アゴ山さん
1-1 画像提供:アゴ山さん
1-1 画像提供:アゴ山さん
1-2 画像提供:アゴ山さん
1-2 画像提供:アゴ山さん

カサンドラ症候群とは?パートナーとのコミュニケーションがうまくいかないことで、関係を維持しようとする中で心身ともに疲弊し、不調が生じる状態を指す。片頭痛や自己肯定感の低下、疲労感など、さまざまな症状が続くことがある。

昔からおもしろいことが大好きだったアコは、少し人とズレたところのあるユーマに惹かれていた。真面目な性格で、頼めば家事や買い物もしてくれる。アコにとっては「すてきな人を選んだ」と思える相手だった。

ところが、結婚生活を10年続けた2人は離婚することになる。ユーマは優しく、アコに文句を言うこともない。それなのに、結婚生活を送るうち、アコは少しずつ息苦しさや孤独を感じるようになっていった。

「だからなんだ」と気付くまでの10年

あるときアコは、これまでユーマの笑顔を見た記憶がないことに気付く。当時はそれも彼の個性なのだと思っていたが、後になって、その背景にユーマの特性があることを知ることになる。

ユーマは有名大学の理系学部を卒業しており、アコはその頭の良さを尊敬していた。しかし、今振り返れば、2人の会話はうまくかみ合っていなかった。アコが一方的に言葉を投げかけているような状態だったという。共通の友人と会ったときも、ユーマはほとんど話さず、相手の男性が必死に場をつないでくれたことがあった。さらに、初めて自分の両親とユーマが顔を合わせたときも、アコは場を取り持とうと気を遣っていた。

当時は「少し変わったところがある」という程度に考えていたことが、10年後になって別の意味を持っていたことに気付く。そこには、アコ自身が長い間抱えていた孤独もあった。

家族なのに心が通じない苦しさ

子どもが生まれてから、アコはユーマとの間に「心が通じない」と感じることが増えていった。家事を手伝ってくれるかどうかといった物理的なことではなく、子どもの気持ちや子育てについて相談しても、思うように伝わらなかったことが悲しかったという。悩み事を何度話しても伝わらず、アコは「宇宙人と話しているような気持ち」になっていた。家族なのに孤独を感じることが多く、それがとてもつらかったと振り返る。

そんな中、子どもの発達障害について調べていたアコは、あることに気付く。ユーマについても「もしかして夫も……?」と思うようになり、そこで初めて大人にも発達障害があることを意識した。

結婚後にユーマがアスペルガー症候群であることを知ったアゴ山さんは、それまで大人の発達障害についてほとんど知らなかったため、まさに盲点だったと振り返る。そして、「もっと早くに知ることができていたら、当時はあそこまで苦しまなかったのかな……?」と思うこともあるという。

夫との間に感じていた違和感の正体を知るまでには、10年という時間がかかった。作品では、そんなアゴ山さん自身の経験をもとに、当時の結婚生活や夫婦の間に生じていたすれ違いが描かれている。

■取材協力:アゴ山(@longagoyama)

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