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冷え性の7割が暖房を我慢。医師が名付けた「節電型冷え性」とは?

  • 2026.9.26

光熱費の高騰で暖房をがまんする人が増えるなか、もともと冷えやすい人ほど、その傾向が強いことが分かった。20代~50代の男女800名に聞いた調査の結果と、医師がすすめる冬の過ごし方をまとめた。(フロントロウ編集部)

半数が「暖房をがまんしたことがある」

サーモスが実施した『冷えと節電に関する実態調査』は、2026年8月7日から10日にかけて、全国の20代~50代の男女800名を対象にインターネットで行なわれた。

光熱費の高騰や節約を「非常に意識している」人は21.5%、「やや意識している」人は39.8%で、合わせて61.3%が節約を意識していると答えた。さらに、光熱費の高騰を理由に暖房の使用をがまんしたことが「よくある」「ときどきある」人は、合わせて49.1%にのぼる。およそ半数が、寒さをこらえた経験を持っていることになる。

冷えやすい人ほど、がまんしている

目を引くのは、冷え性の自覚によって答えが大きく分かれた点だ。「冷え性だと思う」人では71.0%、「どちらかといえば冷え性だと思う」人では67.4%が暖房をがまんしたことがあると回答。一方、「冷え性ではないと思う」人では25.8%にとどまった。

「よくある」だけに絞ると、冷え性を自覚する人は30.3%で、自覚のない人の12.9%と比べて約2.4倍。寒さがこたえる人ほど、節約のために暖房を控えているという、なんとも皮肉な構図が浮かび上がった。

秋冬の室内で冷えを感じやすい部位は、「足先・足首」が50.7%で最多。「手先・手首」の19.6%、「全身」の11.0%が続いた。

医師が警鐘を鳴らす「節電型冷え性」

この結果について、イシハラクリニック副院長の石原新菜先生は、冷えやすい体質の人が無理に暖房をがまんすると、血管の収縮や血流の低下が進み、肩こりや頭痛、胃腸の不調につながりやすいと指摘する。

石原先生は、節約を意識するあまり必要な保温をせずに体を冷やしてしまう状態を、「節電型冷え性」と呼んでいる。特別な病名ではないものの、これからの季節に多くの人に当てはまりやすい状態だという。

大切なのは、がまんした分をどう補うか。石原先生がすすめるのは、体の外側と内側の両方から温める「W温活」だ。外側は、太い血管が通る足首や足先を保温性の高い靴下やレッグウォーマーで温める。設定温度を少し下げても、足元を保温すれば体感の暖かさは大きく変わるという。内側は、温かい飲みものやスープをこまめにとり、内臓から体を温める。

靴下、インナー、部屋着。すでに備え始めた人も

暖房費の節約のために保温性のある衣類を「購入した・購入予定がある」人は56.0%。その中身は、「保温性の高い靴下・ルームソックス」が53.8%で最も多く、「機能性インナー」の47.5%、「厚手のルームウェア・部屋着」の44.6%が続いた。冷えを感じる部位の1位が足元だったこととも重なる結果だ。

サーモスは9月4日、アパレル小物ブランド「&ONDO」の秋冬ラインナップとして、人気の「起毛であったかルームソックス」をはじめとする9アイテムに、ペットボトル由来のリサイクルポリエステルを採用して発売している。

内側から温めるアイテムとしては、ステンレス製魔法びん構造の卓上ポットも提案している。飲みものの温度をキープできるため沸かし直しが要らず、180度回すだけで開くフタや、食洗機に対応した広口設計も特徴だ。

サーモスのステンレスポット
画像提供:サーモス

暖房を完全に止めるのでも、つけっぱなしにするのでもない。足元と飲みもので上手に補うことが、今年の冬を快適に越すカギになりそうだ。

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