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霜降は10月23日 東京の初霜は平年12月23日

  • 2026.9.24

2026年の霜降は10月23日。ところが東京の初霜の平年日は12月23日で、ちょうど2か月後です。気象庁の149冬分の記録から、東京の初霜が30年ごとにどう遅くなったか、10都市の遅れの日数を計算しました。初霜の観測を2025〜26年の冬からやめたことと、これからの霜の確かめ方もまとめています。

2026年の霜降(そうこう)は10月23日。二十四節気のひとつで、字のとおり霜が降りはじめるころを表す言葉です。
ところが、気象庁の平年値で東京の初霜は12月23日。暦の霜降からちょうど2か月後です。
しかも、全国の気象台が続けてきた初霜・初氷の目視観測は、2025〜26年の冬(気象庁の2026寒候年)から行われていません。この記事でわかることは次のとおりです。
・霜降から、10都市の初霜の平年日まで何日あるか
・東京の149冬分の記録でみる、初霜の日の移り変わり(計算)
・10都市の初霜は、1961〜1990年の平均より何日遅くなったか(計算)
・初霜の観測が終わった理由と、これからの霜の確かめ方
数字はすべて気象庁と国立天文台の公表データをもとにしています。

霜降から初霜まで 札幌は2日後、東京は61日後

国立天文台の暦要項によると、2026年の霜降は10月23日、次の立冬は11月7日です。
気象庁の初霜(その冬に初めて霜が降りた日)の平年値(1991〜2020年の平均)と、霜降の日からの日数を並べました。
・札幌 10月25日(霜降から2日後)
・青森 11月1日(霜降から9日後)
・仙台 11月14日(霜降から22日後)
・新潟 11月27日(霜降から35日後)
・東京 12月23日(霜降から61日後)
・名古屋 11月30日(霜降から38日後)
・大阪 12月10日(霜降から48日後)
・広島 12月19日(霜降から57日後)
・福岡 12月13日(霜降から51日後)
・鹿児島 12月15日(霜降から53日後)
暦どおりに霜降のころ霜が降りるのは、10都市では札幌くらい。東北の青森・仙台で11月、東京・大阪・福岡などは12月です。東京は霜降から61日後で、立冬もとうに過ぎたころになります。
なお、初めて氷が張った日(初氷)の平年値は、札幌10月28日・東京12月24日・大阪12月17日です。

東京の初霜は1901〜1930年の平均より40日遅い(計算)

気象庁は、東京の霜の初日を1876〜77年の冬(1877寒候年)から2024〜25年の冬まで、149冬分公開しています。30年ごとに平均すると、次のようになりました。
・1901〜1930年 11月13日(霜降から21日後)
・1931〜1960年 11月18日(霜降から26日後)
・1961〜1990年 12月1日(霜降から39日後)
・1991〜2020年 12月23日(霜降から61日後)
1901〜1930年の平均は11月中旬でしたが、平年値(1991〜2020年)は12月23日。40日遅くなっています。
年ごとの記録を見ると、東京で11月に初霜が観測されたのは1988年11月27日が最後。いちばん遅かったのは1995年2月6日。1991〜2020年の30冬のうち8冬は、初霜が年明け以降でした(1961〜1990年の30冬では1冬だけ)。
※年は気象庁の「寒候年」(前年8月〜その年7月の冬)で区切り、各冬の初霜の日を平均したweboo編集部の計算です。平均の出し方は、1991〜2020年の計算結果が気象庁の平年値と一致することを確かめています。気象庁は、観測場所の移転などでデータが均質でない時期があることを注記しており、遅くなった原因をこのデータだけで決めることはできません。

10都市すべてで遅く 最大は東京の22日(計算)

同じ方法で、10都市の初霜について「1961〜1990年の平均」と「平年値(1991〜2020年)」を比べました。
・札幌 10月14日 → 10月25日(11日遅い)
・青森 10月15日 → 11月1日(17日遅い)
・仙台 11月6日 → 11月14日(8日遅い)
・新潟 11月24日 → 11月27日(3日遅い)
・東京 12月1日 → 12月23日(22日遅い)
・名古屋 11月21日 → 11月30日(9日遅い)
・大阪 11月25日 → 12月10日(15日遅い)
・広島 11月30日 → 12月19日(19日遅い)
・福岡 12月2日 → 12月13日(11日遅い)
・鹿児島 11月28日 → 12月15日(17日遅い)
10都市すべてで遅くなっていて、差がいちばん大きいのは東京の22日、いちばん小さいのは新潟の3日でした。30年ずつの平均どうしの比較なので、年ごとの振れはならされています。
※1961〜1990年の平均は、気象庁の年ごとの記録からweboo編集部が計算した値で、当時の平年値そのものではありません。

初霜・初氷の観測は2025〜26年の冬から終了 初雪は続く

気象庁は2025年8月27日、令和7年度の冬のシーズンから初霜・初氷の目視観測を終了すると発表し、2025〜26年の冬(気象庁の2026寒候年)から観測をやめました。
初霜や初氷は、農業や日常生活に役立ててもらうため、全国の気象台や測候所で職員が目で見て観測してきたものです。霜は「観測露場や庁舎付近の植物」で、氷は結氷皿などに張った水で確かめていました。
終了の理由として気象庁は、アメダスや気象レーダー、気象衛星ひまわりなどを使った推計気象分布などの面的な情報を全国で提供できるようになったこと、霜注意報や低温注意報の利用が進んでいることを挙げています。
最後の記録は2024〜25年の冬の分です(初霜は東京2024年12月9日、札幌2024年10月21日、大阪2024年12月25日など)。これまでの記録は、気象庁のホームページで引き続き見ることができます。
一方、初雪の観測は続いていて、2025〜2026年の冬の初雪も各地の気象台が公表しています。

これからの霜は朝の最低気温と注意報で確かめる

初霜の発表がなくなっても、霜や冷え込みの情報は気象庁から出ています。気象庁の「凍霜に関連のある情報」のページでは、地域ごとに次の情報をまとめています。
・天気分布予報:朝の最低気温などを地図で確認できる(時系列予報・天気予報・週間天気予報もあわせて見られる)
・アメダス(気温):いまの気温や、ここ数日の冷え込みを確認できる
・注意報(霜・着氷・着雪):霜注意報は、春・秋に気温が下がって霜が発生し、農作物や果実に被害が出るおそれがあるときに発表
・気象情報(低温など):低温などについて随時発表される気象情報
ただし霜注意報の基準は地域ごとに違います。例えば東京23区の霜注意報は、春の遅霜の時期(晩霜期)だけ、最低気温2℃以下が基準で、秋から冬にかけての基準はありません。秋冬の東京では、天気分布予報の朝の最低気温を毎日の目安にしましょう。
ベランダの鉢植えや家庭菜園がある家は、朝の最低気温がどこまで下がりそうかを前の日に見ておくと、取り込むかどうかを決めやすくなります。水道管の凍結が心配な寒さのときは、低温注意報も出ます(東京23区の基準は冬期の最低気温−7℃以下)。

出典 weboo.link

よくある質問

霜降と立冬は2026年の何日ですか

国立天文台の暦要項では、2026年の霜降は10月23日、立冬は11月7日です。二十四節気の日付は年によって1日前後することがあります。

初霜の「平年日」とは何ですか

気象庁の平年値は、1991〜2020年の30年間の観測値の平均です。初霜の平年日も、この30年間の各冬の初霜の日を平均したものです。東京の12月23日は「毎年この日に霜が降りる」という意味ではなく、年によって早い冬も遅い冬もあります。

今年の冬は「初霜」のニュースはもう出ないのですか

気象庁は目視による初霜・初氷の観測と通報を、2025〜26年の冬(気象庁の2026寒候年)からやめました。最後の記録は2024〜25年の冬の分です。気象台として「初霜を観測した」と発表することはなくなっています。霜への備えには、朝の最低気温の予報や霜注意報を使いましょう。

まとめ 霜降のころは北国の初霜、東京はまだ2か月先

霜と冬の入口についておさらいします。
・2026年の霜降は10月23日、立冬は11月7日
・初霜の平年日は札幌10月25日、東京12月23日(霜降のちょうど2か月後)
・東京の初霜は、1901〜1930年の平均(11月13日)より40日遅い
・10都市すべてで、1961〜1990年の平均より3〜22日遅い
・初霜・初氷の目視観測は2025〜26年の冬から終了(最後の記録は2024〜25年の冬)。初雪の観測は続く
・これからの霜は、朝の最低気温と注意報で確かめる(東京23区の霜注意報は春だけ)
暦の上の季節と、実際の霜の時期には地域によって大きな差があります。住んでいる地域の平年日を知っておくと、冬支度の目安になります。

※初霜・初氷の平年値と年ごとの記録は、気象庁「平年値(霜・雪・結氷の初終日と初冠雪日)」「過去の霜・結氷の初終日」によります。霜降・立冬の日付は国立天文台「令和8年(2026)暦要項」によります。「霜降から何日後」「30年ごとの平均」「1961〜1990年の平均との差」は、これらの数値からweboo編集部が計算したものです。記事の情報は2026年9月23日時点のものです。

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