1. トップ
  2. エピソード
  3. 「作らせてる感じ、ちょっと恥ずかしい」と言われた私→彼の分だけご飯を炊かなかった3日間

「作らせてる感じ、ちょっと恥ずかしい」と言われた私→彼の分だけご飯を炊かなかった3日間

  • 2026.9.25
ハウコレ

最初の日は、本当に彼の分を炊けませんでした。でも2日目からは、少し違います。気づけばいいのにと思いながら、私は計量カップを1杯だけ米袋へ入れていました。

昼休みに届いた彼からのメッセージを、私は仕事の休憩中に開きました。

恥ずかしいと呼ばれた手間

同棲中の彼には、出勤前に弁当を持たせ、帰宅後は2人分のご飯を炊くのがいつもの流れでした。

その日の昼休み、彼からメッセージが届きました。

「コンビニでいいのに。作らせてる感じになるの、ちょっと恥ずかしいし」

同僚に弁当のことでからかわれたのだと、後から聞きました。でも、そのときの私には、私が続けてきたことを「恥ずかしい」と言われたようにしか読めませんでした。

帰宅後、彼から聞かれました。

「怒ってる?」

「別に怒ってないよ」

嘘ではありませんでした。怒りより先に、明日の弁当や夕飯をまた同じように用意する気持ちがなくなっていました。

2日目からは、少し意地でした

翌日、米をとぐとき、計量カップ1杯分だけを入れました。彼を困らせようと考えていたわけではありません。ただ、喜ばれていると思って続けてきたことを、そのまま繰り返せませんでした。

彼は何も聞かず、自分で夕食を用意しました。

2日目も同じでした。でもその日は、最初の日とは少し違います。

何も言わない彼を見て、「気づけばいいのに」と思いました。しゃもじの隣にあった彼用のふりかけを引き出しへしまったのも私です。

傷ついたとは自分から言いたくない。でも彼には察してほしい。自分でも面倒だと思いながら、少し意地になっていました。

ためこんでいたものの正体

3日目、炊飯器の前で彼が聞きました。

「俺の分、なくなったのはなんで」

私は米袋を抱えたまま答えました。

「作らせてる感じ、恥ずかしいんでしょ」

口にすると、3日間言えずにいた不満を、ようやく伝えました。

彼は少し黙ってから、米袋を受け取りました。

「あれは俺が浅かった。ごめん」

彼が恥ずかしかったのは弁当そのものではなく、同僚から「彼女に作らせている」と見られることだったそうです。それでも、私に伝わった言葉が違っていたことは認めてくれました。

私も、傷ついたなら最初からそう言えばよかったのだと思います。

そして...

翌朝、台所から炊きたての匂いがしました。炊飯器には2合のご飯。彼が先に起きて炊いてくれていました。

彼の茶碗によそいながら、私は言いました。

「明日は私が炊くね」

それからは、どちらかが先に帰った日に米を炊いています。言わなくても気づいてほしいと待つより、その場で嫌だったと言うほうが、3日間も炊飯器を挟んで意地を張らずに済むのだと分かりました。

(20代女性・会社員)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ