1. トップ
  2. エピソード
  3. 「また女の子なの、ガッカリね」公園で2人目の性別を聞かれた私。だが、笑えずに返した一言

「また女の子なの、ガッカリね」公園で2人目の性別を聞かれた私。だが、笑えずに返した一言

  • 2026.9.22
「また女の子なの、ガッカリね」公園で2人目の性別を聞かれた私。だが、笑えずに返した一言

ベンチで聞かれた、お腹の子の性別

娘が3歳になった秋、私は2人目を妊娠していた。お腹がはっきり目立ちはじめたころで、午後になると娘を連れて近くの公園まで歩くのが日課になっていた。

その日もベンチに腰を下ろし、砂場で遊ぶ娘を眺めていた。隣には、よく顔を合わせるママ友が3人座っていた。

しばらく子どもの話をしていると、そのうちの一人が私のお腹に目を向けた。

「そういえば、もう性別って分かったの?」

「うん。女の子だって」

私が答えると、その人は少し驚いた顔をした。

「えー、また女の子なの。ガッカリね」

思ってもいなかった言葉に、私は一瞬返事ができなかった。

「…私は別に、ガッカリしてないよ」

そう返したのに、相手は軽い調子で続けた。

「でも、一人目が女の子だったら、次は男の子もいいなって思わなかった?」

「うーん、性別はどっちでもいいかな」

できるだけ普通に答えたつもりだった。

ところが相手は、少し笑いながらまた言った。

「本当に?ちょっとくらいガッカリしたでしょ?」

最初は冗談なのだろうと思っていた。でも、否定したあとまで同じように言われると、さすがに笑って流すことはできなかった。

「私は楽しみにしてるよ」と伝えた

砂場を見ると、娘は夢中になって型抜きをしていた。

私は少し迷ってから、相手のほうを向いた。

「いや、本当にガッカリしてないよ」

少し強めの声になったからか、相手がこちらを見た。

「今いる娘のことも大好きだし、お腹の子が女の子って聞いても、残念だなんて思わなかった」

相手の笑顔が少し消えた。

「あ、ごめん。そんなつもりじゃなかったんだけど…」

「うん。悪気がないのは分かってる。でも、何回もガッカリって言われると、ちょっと悲しいかな」

言ってから、少しだけ胸が軽くなった。

相手は手元の水筒を見ながら、「そっか……ごめんね」と小さく言った。

「勝手に、男の子も欲しいんだろうなって思っちゃってた」

「そういう人もいると思う。でも、私は今、お腹の子に会えるのを楽しみにしてるよ」

「うん。そうだよね」

それで、その話は終わった。

少しすると、砂場にいた娘がこちらへ走ってきた。

「ママ、滑り台いこう!」

「うん、行こうか」

私は立ち上がり、娘と手をつないだ。

相手に悪気はなかったのだと思う。それでも、自分が何とも思っていないことを「きっと残念なはず」と決めつけられるのは、やはり気持ちのいいものではなかった。

あのとき、怒るのではなく「私はそう思っていない」と伝えられてよかった。娘と滑り台へ向かいながら、そんなことを思った。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ