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こたつを出す前の7ステップ コードの折れを先に確認

  • 2026.9.21

こたつやホットカーペットを出す前にやることを公的資料の数字で整理しました。NITEの集計では、電気こたつの事故で最も多い原因はほこりではなく電源コードの断線です。掃除機は1㎡あたり20秒以上。気象庁の平年値から割り出した「出す日」の目安も紹介します。

こたつやホットカーペットを出す日にまずやることといえば、ほこりの掃除。ところが製品評価技術基盤機構(NITE)の集計を見ると、電気こたつの事故で最も多い原因は「電源コードの断線」でした。平成19年度から平成23年度までの5年間に通知された電気こたつの事故128件のうち21件がこれにあたります。しまっている間に踏まれたり折り曲げられたりしたコードが、出したその日に火を出すという順番です。
この記事でわかるのは次のことです。
・気象庁の平年値から割り出した「こたつを出す日」の目安(9都市)
・こたつ・電気カーペットの事故原因を、点検で防げるもの/使い方で防ぐものに仕分けた結果
・ダニ対策の掃除機がけの数値(1㎡あたり20秒以上・少なくとも3日に1回)
・出す前にやることを順番に並べた7ステップ
数字はすべて、気象庁・NITE・東京都・東京消防庁・消費者庁が公表している資料から取っています。

こたつを出す日の目安は 平年値で見ると東京は10月16日ごろ

そもそもいつ出すか。「朝の最低気温が15℃を下回るころ」という言い方をよく見かけますが、その15℃が実際の暦でいつにあたるのかは、気象庁が公表している日ごとの平年値(統計期間1991〜2020年・30年平均)を読めば確かめられます。
9月から12月までの日別平年値をたどって、日最低気温の平年値が初めて15℃を下回る日を9都市で拾い出しました。
・札幌 9月15日(14.9℃)
・仙台 10月1日(14.9℃)
・新潟 10月6日(14.9℃)
・東京 10月16日(14.8℃)
・名古屋 10月16日(14.9℃)
・広島 10月16日(14.8℃)
・大阪 10月22日(14.8℃)
・福岡 10月22日(14.8℃)
・鹿児島 10月31日(14.9℃)
札幌の9月15日と鹿児島の10月31日では、46日の開きがあります。東京・名古屋・広島は同じ日で、大阪と福岡はその6日後。同じ「10月半ば」でも、支度を始める週は住んでいる場所でひと月半ずれるということです。

10℃を切る日まではもう少し間がある

もう一段階寒くなる日も見ておきます。日最低気温の平年値が10℃を下回る最初の日です。
・札幌 10月7日
・仙台 10月25日
・新潟 10月30日
・東京 11月10日
・名古屋 11月9日
・広島 11月12日
・大阪 11月17日
・福岡 11月19日
・鹿児島 11月29日
東京は11月10日で、15℃を切る日からおよそ25日後。1日の平均気温が15℃を下回るのは東京が11月3日、大阪が11月11日、福岡が11月13日です。
この日付はあくまで30年間の平均から出した目安で、毎年この日にこうなるという意味ではありません。ただ、出す前の掃除や点検には半日ほどかかります。平年値の日付の1〜2週間前を「支度をする週」にしておくと、寒くなった日にあわてずにすみます。

最初に見るのは電源コード 事故原因で最も多い

NITEは平成24年11月に、電気こたつ・電気カーペット・ゆたんぽの事故について注意喚起を出しています。集計期間は平成19年度から平成23年度までの5年間で、この間に通知された事故は電気こたつ128件、電気カーペット101件(ゆたんぽを含む3製品で316件)。
このうち、何が起きて事故になったのかを現象別に見ると、電気こたつの最多はこうなっています。
・電源コードへの過度の荷重、繰り返しの屈曲や引っ張り等により、芯線が断線し、スパークが起きて発火…21件
・可燃物がヒーターユニットと接触し、過熱して発火…16件
・故障を知りながら使用したため、過熱して可燃物が発火…3件
・温度ヒューズを改造して使用したため、異常加熱し可燃物が発火…2件
いちばん多いのは、ほこりでもヒーターでもなく電源コードでした(21件)。電気こたつ128件全体のおよそ16%にあたります。次に多いのが、可燃物がヒーターユニットに接触して発火したもの(16件)です。
電気カーペットは、最多が同じく電源コードの断線でした。ただし2位以下の顔ぶれは違います。
・電源コードへの過度の荷重、繰り返しの屈曲や引っ張り等により、芯線が断線し、スパークが起きて発火…12件
・経年劣化により、基板内のリレー接点が劣化し、発煙や異常発熱…9件
・繰り返しの折り曲げや引っ張りにより、発熱体が破断し、異常発熱…7件
・経年劣化により、スイッチの接点部等の接続部で接触不良が生じ、異常発熱…5件
こたつ・カーペットとも、現象別の最多は電源コードの断線によるスパーク。2製品を合わせると33件になります。コードの断線は、通電した瞬間ではなく「使っているうちに」起きることもあるため、出す日の点検が効きます。

出典 www.nite.go.jp

コードが傷むのは「踏まれる場所」に置いたとき

では、コードはどこで傷むのか。NITEが公開している注意喚起の再現実験では、こう説明されています。「机の脚に踏まれたり、座椅子や座布団の下敷きになるなどした場合、電源コードの内部が破断している場合があります。その状態で使用を継続するとスパークが発生し、場合によっては火災にいたる可能性もあります。」
机の脚、座椅子、座布団。どれもこたつ周りにあるものばかりです。外から見て傷がなくても、中の芯線だけが切れていることがあるという点が、この現象のやっかいなところです。
出す前に見るのは次の3か所です。
・コード全体を手でたどり、折れぐせ・つぶれ・かたい部分・被覆の割れがないか
・プラグの根元とコントローラーの付け根(力がかかって曲がりやすい部分)
・コードを本体に巻き付けたまましまっていた場合の、巻き終わりの折れ目
NITEの注意喚起では「電源コードの取り扱いは十分に注意し、破損などが認められた場合は使用を中止してください」とされています。迷ったら使わない、が正解です。設置するときも、コードを家具の下や人が通る動線に通さないようにして、取扱説明書に書かれたとおりに固定します。

しまい方が「出す日」の危険をつくる

電気カーペットには、収納そのものが原因になる事故があります。現象別で繰り返しの折り曲げや引っ張りで発熱体が破断し、異常発熱したもの…7件。去年しまったときの折り方が、今年の事故につながるという形です。
NITEの注意喚起では、電気カーペットについて「収納の際は、折りじわがつかないように注意しましょう」「しわのある状態で使用すると、ヒーター線が重なりあって過熱状態となり、発火するおそれがあります」と説明されています。
出すときにできる対策はこうなります。
・広げてから、折り目の線に沿って手でたわみを伸ばす
・折り目が戻らないときは、しばらく平らに広げたままにしてから通電する
・その年の収納は、同じ位置で折らずに巻いてしまう(芯を入れて巻くと折り目がつきにくい)
・上に重いものを載せない。座卓の脚やケースの角が乗ったままにしない
経年劣化に分類される事故も、電気カーペットでは9件(リレー接点の劣化)と5件(スイッチ接点部の接触不良)がありました。ただし、基板の内部で進むリレー接点の劣化は、出す日に見ただけでは気づけません。手がかりになるのは、通電したあとのコントローラーが不自然に熱い、焦げたようなにおいがする、スイッチの効きが不安定といった変化のほうです。NITEは、通常の使用環境で10年をめどに経過したあと、部品の性能が劣化して起きた事故を経年劣化による事故として分類しています。これは買い替え時期の推奨ではありませんが、10年を超えて使っているものは、コードだけでなくコントローラーの発熱や焦げたにおいにも注意しておくと安心です。

プラグは刃と刃の間を拭いてから差す

コードの反対側、コンセントに差すプラグも見ておきます。東京消防庁によると、電気コード等を出火原因とする住宅火災は令和6年に488件発生しており、過去10年で最多となっています。
経過別では「電線が短絡する」「金属の接触部が過熱する」「トラッキング」の順に多い、と説明されています。よく名前の挙がるトラッキングは3番目で、いちばん多いのは短絡(ショート)です。ただし、家庭で予防しやすいのはトラッキングのほうです。
東京消防庁の説明では、トラッキング現象は「コンセントに差したプラグの刃と刃の間についたほこりが、湿気を帯びることで電気回路を形成し、放電による火花が発生して、出火する現象」。こたつやホットカーペットのプラグは、家具や布の陰に隠れたまま何か月も差しっぱなしになりがちです。
同庁が挙げている点検のポイントはこうです。
・ほこりがたまらないように、特に隠れているところの差し込みプラグに注意して定期的に掃除する
・プラグを抜くときは、コードではなくプラグ本体を持って抜く
・コードの折れ曲がり、家具等の下敷きに注意する。束ねての使用はしない
・テーブルタップは決められた容量内で使う
・プラグはコンセントにしっかり差し込む
・プラグ・コンセントは変形等がないか定期的に点検する
・外出時や就寝時など、使わないプラグはコンセントから抜いておく
電気コード・プラグ・コンセントについては、「家具等の下敷きになっていないか、接続部が緩んだり折れ曲がったりしていないか、ほこりがたまっていないか等を定期的に点検しましょう」と案内されています。こたつを出す日は、その点検日にちょうどいいタイミングです。

秋は「ダニの死骸とフン」がいちばんたまっている時期

もうひとつの主役がダニです。ここで誤解しやすいのが、「押し入れにしまっている間にダニが湧いた」という理解のしかた。東京都健康安全研究センターの説明では、「ダニは、梅雨時から夏にかけて繁殖し、秋に入るとその死骸や抜け殻、フンが室内に多く蓄積します」。
つまり、収納の中で増えたのではなく、夏のあいだに部屋で増えたダニの死骸やフンが、秋の床にたまっているというのが実際の順番です。アレルギーの原因になるのは生きたダニよりもこの死骸・フンなので、ラグやカーペットを敷く前の床こそ、掃除しておく意味があります。
同センターによると、一般家庭で多く見られるチリダニ科のダニは体長0.3〜0.6mm程度、成虫の寿命は2か月程度。育ちやすいのは温度25℃前後・湿度75%前後の環境です。繁殖しやすい場所として、寝具、カーペット、畳、カーテン、押し入れ、ぬいぐるみが挙げられています。

アレルゲンの量は「床の素材」で差が出る

東京都が平成28年10月に一般家庭10軒で行った居住環境の詳細調査では、ホコリに含まれるダニのフン由来のアレルゲン(Der 1)の量が測られています。結果はこうでした。
・10軒中9軒でホコリ1gあたり2µg以上、うち6軒は10µg以上
・Der 1量はフローリングの床よりカーペット・畳のほうが高く、寝具で最も高い(調査点数:フローリングの床2室・カーペット・畳7室・寝具11枚)
・世界保健機関(WHO)の目安では、2µg(ダニ数100匹/ホコリ1g に相当)以上でダニアレルギー発症の危険性、10µg(同500匹/1g 相当)以上でぜん息発作を誘発する危険性がある
東京都の「健康・快適居住環境の指針」は、さらに踏み込んで「床材はフローリングとし、カーペットを使用しないのが理想的です」としています。とはいえ冬の床にラグを敷かない生活は現実的ではありません。敷くなら、敷く前に床を掃除しておくこと、敷いたあとの掃除の頻度を決めておくこと。この2つで差がつきます。

畳の上に敷き込まない 置き敷きにする

敷き方にも指針があります。東京都の「健康・快適居住環境の指針」では、カーペットなどの敷物について「畳との間に湿気がたまってカビが生えやすくなりますので、畳の上に敷きこむのは避けましょう」と書かれています。
同じ資料では、掃除機がけのときに「吸引ノズルをカーペットの毛が逆立つ方向に向けて吸引しましょう」、丸洗いできるものは「洗濯し、よく乾燥させましょう」とされています。取り外して掃除できる敷き方にしておくと、このどちらもやりやすくなります。

こたつ・ホットカーペットを出す前の7ステップ

ここまでの公的資料を、実際にやる順番に並べ直します。上4つがダニ・ほこり、下3つが電気の話です。
・1. 先に拭き掃除をしてからかけると、ほこりの巻き上げが減る(よくあるのは「いきなり掃除機をかける」)
・2. 20秒以上/1㎡が目安。少なくとも3日に1回続ける(よくあるのは「さっと往復させて終わりにする」)
・3. カーペットは毛が逆立つ方向へ、畳は目に沿って(よくあるのは「ノズルを毛の流れに沿って滑らせる」)
・4. 窓を開けて排気を出す。床に近い場所の湿度は60%以下が目安(よくあるのは「窓を閉めたまま掃除機をかける」)
・5. しわ・折り目を平らに伸ばしてから通電する(よくあるのは「折りじわがついたまま電源を入れる」)
・6. 踏まれる場所・下敷き・束ねるを避け、取扱説明書どおりに固定(よくあるのは「コードを家具や座布団の下に通す」)
・7. 刃と刃の間のほこりを拭き取ってから差し込む(よくあるのは「プラグをそのまま差し込む」)
順番に意味があります。拭き掃除を先にするのは、掃除機の排気でほこりが舞い上がるのを減らすため(東京都の指針に明記されています)。しわを伸ばしてから通電するのは、ヒーター線が重なった状態で熱がこもるのを避けるため。プラグを最後に差すのは、刃のあいだのほこりを拭いてからにするためです。

掃除機は「1㎡あたり20秒以上」

掃除機がけには具体的な数値があります。東京都健康安全研究センターと東京都の指針は、どちらも「床の掃除機がけはできるだけ毎日。少なくとも3日に1回は、1㎡あたり20秒以上の時間をかけて丁寧に行いましょう」としています。
1㎡で20秒は、同じ場所を何度も往復させる速さです。3畳用の電気カーペット(195×235cmの場合で約4.6㎡)なら、敷いている面をひととおりかけるのに1分30秒以上かかる計算になります。カーペットや畳は「ゆっくり、ノズルを動かしながら吸引」、畳は畳の目に沿ってかけます。
あわせて、窓を開けて掃除機の排気を外に出すこと、室内、特に壁や床に近い場所の湿度を60%以下に保つことも指針に書かれています。ダニが育ちやすいのが湿度75%前後であることを考えると、床に近いところの湿気を減らしておくのが、来年の夏への先回りになります。

こたつ布団・ラグを洗う前に まずタグの記号を見る

「しまう前に洗いそびれた」という場合、まず見るのは洗濯表示のタグです。記号はJIS L 0001にもとづくもので、2016年12月1日から使われており、現行の表示は令和6年8月20日以降のものです。消費者庁の解説から、この場面で必要な記号だけ整理します。
・洗濯おけに×=家庭での洗濯はできない。クリーニング店に相談する
・洗濯おけ+数字=その数字が洗濯液の上限温度(40なら40℃まで)
・おけの下の下線=処理の強さ。線が増えるほど弱い処理にする
・タンブル乾燥(円に四角)点2つ=高温(排気温度の上限80℃)で可
・点1つ=低温(上限60℃)で可/×=タンブル乾燥はできない
こたつ布団やラグは大きく、素材も中わたも製品ごとに違います。タグの記号が優先で、記号に×があるものを無理に家で洗わないこと。これが結局いちばん失敗しません。

「乾燥機にかければダニ対策になる」とは言えない

タンブル乾燥の80℃・60℃という数字は、その製品が耐えられる排気温度の上限を示すもので、ダニがどうなるかを表した数値ではありません。この2つを結びつけて「タンブル乾燥可なら乾燥機でダニ対策ができる」と考えるのは、測っているものが違うので成り立ちません。
東京都の指針が求めているのは、洗えるものは洗ってよく乾燥させること、そのうえで掃除機をかけることです。本記事もその順番にしています。乾かすことは、ダニを減らすためというよりカビや湿気を残さないためと考えたほうが正確です。

事故が増えるのは出したあと 出す日は点検に向いている

最後に、点検を「出す日」にやる理由です。NITEが2025年10月に公表した暖房器具の事故の資料(集計期間は2020年から2024年までの5年間)では、主な暖房器具の事故について「11月頃から事故発生件数が大きく増加して12月がピークとなり、4月にかけて徐々に収束していきます」と説明されています。
先に見た平成19〜23年度の資料でも、電気こたつ・電気カーペット・ゆたんぽの3製品について「11月から事故が増加し、1月に最も多く発生しています」と書かれていました。ピークは12月と1月で違いますが、年代の違う2つの資料が、どちらも11月から増え始める点では共通しています。
10月は、まだ事故がほとんど起きていない時期。コードをたどるのも、しわを伸ばすのも、プラグを拭くのも、この時期にやれば間に合います。毎日使い始めてからでは、動かすのも点検するのも面倒になります。

よくある質問

こたつを出すのに決まった日はありますか

決まりはありません。暦の慣習としては「こたつ開き」と呼ばれる日があり、旧暦10月の亥の日にこたつを出すものとされてきた、という言い伝えが各地にあります。ただしこれは風習で、守らなければいけない日付ではありません。実用的な目安にできるのは気温のほうです。気象庁の日ごとの平年値(統計期間1991〜2020年)で日最低気温が15℃を下回る最初の日は、東京が10月16日、大阪が10月22日、札幌が9月15日。ただし平年値は30年間の平均なので、年によって前後します。この日付の1〜2週間前に点検と掃除をすませておく、という使い方が現実的です。

こたつ布団を天日に干せばダニは死にますか

干した時間や温度でダニがどうなるかを示した公的なデータは見当たりませんでした。この記事では「干せば死ぬ」とは書きません。東京都の指針が求めているのは、洗えるものは洗ってよく乾燥させ、そのうえで1㎡あたり20秒以上の掃除機がけをすることです。アレルギーの原因になるのは死骸やフンなので、いずれにしても吸い取る工程は必要になります。

ホットカーペットの上にラグを重ねてもいいですか

製品によって可否が違うので、取扱説明書の指示に従ってください。共通して言えるのは、しわや折り目がある状態で使わないことです。NITEは電気カーペットについて「しわのある状態で使用すると、ヒーター線が重なりあって過熱状態となり、発火するおそれがあります」と説明しています。重ねる場合も、下のヒーター側にしわを作らないこと、コントローラー部分を覆わないことが前提になります。

何年使ったら買い替えたほうがいいですか

公的資料に買い替え年数の推奨は見当たりません。NITEは、通常考えられる使用環境で10年をめどに経過したあとに部品の性能が劣化して起きた事故を「経年劣化による事故」として分類していますが、これは事故を分類するための線引きであって、寿命の目安として公表されているものではありません。年数よりも、コードの折れぐせ・変色・被覆の割れ、コントローラーの異常な熱や焦げたにおいといった状態で判断するほうが確実です。異常があれば、年数に関係なく使用をやめます。

掃除機は毎回20秒もかける必要がありますか

東京都の案内は「できるだけ毎日。少なくとも3日に1回は1㎡あたり20秒以上」です。毎回の全部屋で守るのは現実的ではないので、ラグやカーペットを敷いている範囲だけ、この基準でかけるという分け方が続けやすいと思います。拭き掃除を先にする、窓を開けて排気を出す、という2点も忘れずに。

まとめ コードを先に、掃除機は20秒

こたつ・ホットカーペットを出す前にやることをおさらいします。
・出す日の目安は、日最低気温の平年値が15℃を下回る日(東京は10月16日ごろ・札幌は9月15日ごろ・鹿児島は10月31日ごろ)
・NITEの集計(平成19年度から平成23年度までの5年間)では、電気こたつ128件の現象別最多は電源コードの断線によるスパークで発火21件。電気カーペット101件でも同じ現象が12件で最多
・コードが傷むのは、机の脚・座椅子・座布団に踏まれたとき。外から見えない芯線の断線がある
・電気カーペットは収納時の折りじわが事故になる(発熱体の破断7件)。伸ばしてから通電する
・秋は梅雨〜夏に増えたダニの死骸・フンがたまる時期。掃除機は1㎡あたり20秒以上、少なくとも3日に1回。拭き掃除を先に、窓を開けて排気を出す
・プラグは刃と刃の間のほこりを拭いてから差す(電気コード等による住宅火災は令和6年に488件で過去10年で最多)
・事故が増えるのは11月から。12月〜1月がピークなので、10月の点検が間に合う
ほこりを取ることより先に、コードを手でたどること。順番を入れ替えるだけで、この時期の支度の意味が変わります。

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