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無事に出産を終え、娘は別室へ→医師がバタバタと入室し「赤ちゃんが…!」え…?元気な産声だったのに。告げられた事実とは<先天性食道閉鎖症>

  • 2026.9.20

精神的な持病がある佐藤茜さんは、そのことを理解してくれた大和さんと結婚し、数年後に妊娠。ハイリスク妊婦であるため、総合病院で出産することに。母のサポートを受けるため実家近くに引っ越し、夫は単身赴任となりました。
その後、羊水が人より多いことが判明し、NICU併設の総合病院での出産に変更。「生まれてみないと何とも言えない」と言われ不安でしたが、なるべく穏やかに残りの妊婦生活を過ごした茜さん。出産予定日を過ぎても生まれる兆候がないため、促進剤を投入し、いよいよ出産です。
 

「今日はゆっくり休んでくださいね」

出産前夜、看護師さんはそう言葉をかけてくれましたが、茜さんはそわそわしっぱなしです。

「は~……明日か……ドキドキする……」

気持ちを落ち着かせようと荷物の整理を始めた茜さんは、夫から連絡が来ていたことに気づきます。「明日、頑張ってね」と、応援メッセージを届けてくれました。

「うん……頑張るね……!」

多忙で面会もなし、この日もメッセージだけという夫。本当はすごく心細かった茜さんですが、明日のわが子との出会いを楽しみに眠りにつきました。

無事出産! しかし、緊迫の事態に…

※NICU…「Neonatal Intensive Care Unit:新生児集中治療管理室」早産児や低出生体重児など、ハイリスクな赤ちゃんの治療やケアをする集中治療室

「生まれましたよ~」

陣痛から8時間、無事女の子を出産。「ホニャァァ、ホニャァァ」と泣く、生まれたてのわが子を抱きました。

「か、かわいい……」

しかし、喜びや感動に浸る間はありませんでした。すぐにNICUの先生がやってきて、産後処置をしている医師に話しかけます。

「先生、お話が……」

「赤ちゃんの食道、切れています」

衝撃の事実に、茜さんは「…え?」と大きく動揺したのでした。

◇ ◇ ◇

出産という大仕事を終えた直後に、予期せぬ診断を告げられる——

それがどれほど衝撃的なことか、想像するだけで胸が痛くなります。喜びと不安が一気に押し寄せるなかで、気持ちが追いつかなくて当然です。

そんなときは、すべてを一度に理解しようとしなくても大丈夫です。わからないことがあれば何度でも医師や看護師に確認しながら、ひとつひとつ向き合っていくことが、こうした状況を乗り越えていくうえで大切なことではないでしょうか。

著者:いもやまようみん


著者:マンガ家・イラストレーター いもやまようみん

ベビーカレンダー編集部

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