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息子の受験校を「無謀」と笑ったママ友の末路…合格発表の日に立場が静かに逆転したワケ

  • 2026.9.20
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小学校の保護者グループに、必ずひとりはいる——そんな気がしていた。でも、まさか自分の子どもの受験がターゲットになる日が来るとは思っていなかった。

吉田さんと初めて話したのは、息子が小学4年のときの懇談会後だった。
にこやかで話し好き、一見すると感じのいいお母さん。でも、少し話すと気がついた。
会話のどこかに必ず、「うちの子はね」という話が紛れ込んでくる。

「あそこを受けるって?すごい度胸だよね(笑)」

息子が中学受験を考えていることは、わりと早い段階でグループ内に広まっていた。
子どもたちが話し、親に伝わる。小学校のコミュニティとはそういうものだ。

「○○中学を受けるって聞いたんだけど、本当?」

ある日の下校後、吉田さんが笑顔で近づいてきた。
「そうなんです、本人が気に入ってて」と答えると、彼女は小首をかしげた。

「でもあそこ、偏差値高いよね。うちの子の塾の先生も、よっぽど準備しないと厳しいって言ってたけど……大丈夫なの?」

言葉はやわらかい。でも、しっかりと嫌みが詰まっている。
——要するに、「無謀じゃないの」と言いたいのだ。

「まあ、やれるだけやってみます」と笑って流した。

懇談のたびに重なる「格付け」の圧

それから半年、吉田さんのマウントは少しずつ積み重なっていった。

「うちはもうA判定が出てるんだけど、○○くんはどう?」
「模試の偏差値、最近どのくらい?うちは65超えたよ」
「先生に太鼓判もらったって。やっぱり早めに準備した子は違うよね」

直接的な悪口ではない。でも、会うたびに「うちの子より下でしょ」という空気を漂わせてくる。
他のお母さんたちも薄々気づいていたと思う。誰も乗っかってこないのに、吉田さんだけがいつも得意げだった。

私が反論しなかった理由は一つ。
——息子のペースを、誰かの言葉で乱したくなかった。

息子は派手なタイプではない。模試の成績は波があったし、判定だって常に安定していたわけじゃない。
でも、志望校の過去問を「面白い」と言いながら解く姿を見ていると、私はそれだけで十分だった。

「気にしなくていいよ。お母さんはあなたを信じてるから」

それだけ言って、あとはただ、自分の息子を信じて見守ることにした。

発表当日——LINEグループに流れた一言

1月、受験シーズンが始まった。
吉田さんのお子さんは第一志望の合格を早々に報告し、グループは祝福ムードに包まれた。

「さすが!おめでとう!」
「やっぱりね、準備してたもんね!」

私はスタンプだけ送って、静かにスマホを置いた。
息子の本命受験は、もう少し先だった。

発表の朝、息子と二人で画面をのぞいた。
「あった…!」
息子が小さな声で言った。私は声が出なかった。

しばらくして、私はグループに一言だけ投稿した。

「○○中学、合格しました。応援ありがとうございました」

既読が増えていく。
「おめでとう!」「すごい!」という返信が続く中、吉田さんからはしばらく何も来なかった。

数分後、「おめでとう」とだけ届いた。
スタンプも、感嘆符もない。たったひと言。

グループは、そのまましんと静まり返った。

「無謀」と笑った彼女は、それきり何も言わなくなった

あれから数か月が経った。
息子は毎朝、電車に乗って学校へ向かっている。
「授業が面白い」と言いながら帰ってくる顔を見るたびに、あのときの選択は間違っていなかったと思っていた。

吉田さんとは今も同じ地域に住んでいる。
顔を合わせれば挨拶するし、関係が壊れたわけでもない。
ただ、以前のような「格付け」の会話は、ぱたりとなくなった。

勝ち負けを語りたかったわけじゃない。
ただ、自分の子どもを信じたことが、しっかり報われてよかった。
それだけだ、と思っている。

さいごに

誰かの言葉に揺さぶられながらも、子どもをそっと信じ続けた時間が、最後に一番大きな力になったのかもしれません。わが子と一緒に走ることを選んだこのお母さんの姿、「わかる」と感じた方も多いのではないでしょうか。あなたなら、こんなとき、どうしますか?

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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