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【富山県富山市】富岩運河環水公園の水環境保全を目指す「富山生態系復活プロジェクト」始動

  • 2026.9.18

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ナノバブル発生器「BENTEN B-369」設置予定地点の園内噴水付近、水辺側ウッドデッキ上[/caption]

9月16日(水)、富岩運河環水公園にて、富山県とニッセイテクニカの共同実施として「富山生態系復活プロジェクト」が始動する。esは富山県の公園施設設置許可を受け、ナノバブル発生器「BENTEN B-369」1台の技術提供および設置を担う。

富山の顔となった富岩運河環水公園

富岩運河環水公園は、富山駅北口から徒歩約9分。天門橋から望む立山連峰、運河クルーズ、散策路、そして「世界一美しいスタバ」として紹介されてきた店舗を擁する、富山を代表する水辺だ。

富山県が公表した観光客入込数は、2024年で延べ148万9千人。市民の日常の憩いの場であると同時に、県外・海外からの来訪者を迎える富山の顔となっている。

街をつくった運河の水環境を守るために

富岩運河は、富山市と当時の東岩瀬町を結ぶ運河として1930年(昭和5年)に着工し、1935年(昭和10年)に完成。資材輸送を担って沿岸の工業地帯と都市の形成を支え、掘削した土砂は神通川の廃川地の埋め立てに用いられ、現在の富山市中心部の市街地となった。

運河が、街そのものをつくった。その水辺が、いま人の集まる公園として再生されている。今回の取り組みは、その景観と歴史的価値を大切にしながら、基盤である水中の環境にも目を向けるものだ。

既存の管理を尊重しながら水環境保全に取り組む

富岩運河環水公園では、清掃、樹木の管理、施設の維持補修をはじめ、来園者が安全かつ快適に過ごすための日常的な管理が行われている。

一方、水中の環境は外からは見えない。水の変化はゆるやかで、状況を客観的に判断するのも難しい。また、継続して測るには、手間と時間がかかる。

今回のプロジェクトは、富山県と地域企業の連携により、水中の環境や水質の変化を確認する新たな取り組みだ。公園の既存の管理を尊重しながら、行政・地域企業・技術提供者がそれぞれの立場から水環境保全に参画するモデルを目指す。

なお富山県では、富岩運河における既存の環境対策や水質モニタリングが別途行われており、今回のプロジェクトはそれらを代替するものではない。

滝の原理を応用した「BENTEN B-369」

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ナノバブル発生器「BENTEN B-369」。写真は高知県香南市での設置事例。[/caption]

滝壺の周辺から流れた水がきれいに保たれるのは、落下の衝撃で酸素が水に溶け込み、微生物の活動が支えられるためだと言われている。esによる独自開発の「BENTEN B-369」は、これに近い状態を、超微細な気泡(ナノバブル)を用いてつくろうとするものだ。

対象水域の水を取り込み、ナノバブルを含む水を生成し、再び水域へ戻す。使うのは、その水域の水と空気と電力だけ。水中の溶存酸素量を高めることにより、好気性微生物が活動しやすい環境を整え、有機物の分解を支えることを設計上の目的としている。

実際の効果は水温、流況、流入負荷などの影響を受けるため、設置後は設置地点周辺における溶存酸素量や水質指標等の変化を確認し、現地環境での効果と運用上の課題を検証していく。あわせて、今回の取り組みの内容を公開する専用ページが開設された。

地元企業の協賛による地域発の環境保全モデル

今回のプロジェクトは、ニッセイテクニカの協賛によって支えられる。ニッセイテクニカは、ねじ・ナットの緩み止め加工、緩み止め剤の研究開発、マイクロカプセル応用製品の研究開発・販売などを手がける富山県上市町の企業だ。

企業協賛を水環境保全の実践につなげることで、県や指定管理者による既存の取り組みを尊重しながら、地域企業と技術提供者がそれぞれの役割を担うモデルを目指す。

今回の「BENTEN B-369」の設置は、この設置する1台だけで完結するものではなく、地域をより良くしていくためのきっかけづくりであり、今後もこの取り組みを県内外へ広げ、加速させていくという。

そのために、企業版ふるさと納税などの仕組みの活用も視野に入れ、企業・個人を問わず、同じ思いを持つ仲間を増やしていきたいと考えている。

装置には取り組み内容と協賛企業を紹介するパネルが設置され、園内を訪れた人が、水中で何が行われているかを知ることができる。二次元コードからは詳細情報にアクセスできるようになっている。

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園内の設置予定場所[/caption]

富岩運河の水中の環境を守る「富山生態系復活プロジェクト」に注目してみては。

■富山生態系復活プロジェクト 設置場所:富岩運河環水公園(富山県富山市湊入船町) 園内の設置位置:噴水付近の水辺側ウッドデッキ上 設置装置:ナノバブル発生器「BENTEN B-369」1台 設置期間:9月14日(月)〜2027年9月13日(月)※協議の上継続 専用ページ:https://e-s-inc.com/toyama

(yukari)

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