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「遠慮しないでいいよ」→放たれた剛速球サーブに一同絶句……侮っていた新入生の正体とは

  • 2026.9.13

テニススクールの上級クラスに入会してきた男性が、実は周囲に手加減をしていた元インターハイ選手だったという衝撃の出会いと、現在のダブルスパートナーとなるまでの絆を描いたエピソードです。

友人に誘われて始めたテニスと上級クラスでの慢心

友人に誘われてテニスを始めた筆者は、すっかり競技の楽しさに魅了されていきました。もっとプレーする機会を求めてテニススクールに入会したところ、練習の甲斐もあってめきめきと上達し、ついには上級クラスに在籍するまでになりました。クラスの中でも上手い方だともてはやされ、筆者自身も少し図に乗って天狗になっていた時期でもありました。

期待外れの新入生と見下していた自分

そんなある日、上級クラスにSさんという1人の男性がいきなり入会してきました。いきなりの上級クラスからのスタートということで、どれほどの実力者なのかと警戒していましたが、実際に打ち合ってみると筆者でも容易にポイントを取ることができました。そのプレーを見て、筆者は「経験者といってもこんなものか」とすっかり彼を見下し、内心がっかりしていました。

コーチの一言で豹変した元インターハイ選手の剛速球

しかし、その後の試合形式の練習で事件が起きます。Sさんのサーブの番になり、レシーバーに入ったコーチが「遠慮しないでいいよ」と声をかけました。すると、Sさんが放ったサーブは周囲から思わず「え!」と声が漏れるほどの凄まじい剛速球だったのです。コーチも打ち返すのが精一杯で、その後の決め球も見事としか言いようがない完璧なショットでした。実はSさんはインターハイに出場したこともあるトップレベルの選手であり、スクールの生徒にケガをさせたり悪目立ちしたりするのを嫌がり、意図的に手加減をして周りに合わせていただけだったのです。

恥じた慢心と最強のダブルスパートナー誕生

Sさんの圧倒的なポテンシャルと手加減を見抜いていたコーチの眼力に驚かされるとともに、自分の実力不足と慢心を深く恥じた筆者でした。しかし、のちにSさんとは意気投合し、彼から高度な技術や戦術を数多く教わるようになりました。現在ではなんと不動のダブルスパートナーとして共に試合に出場するほどの深い絆で結ばれています。井の中の蛙だった、当時、天狗になっていた筆者の鼻を見事にへし折ってくれた、衝撃的で最高のテニスエピソードです。

【体験者:50代・男性、回答時期:2026年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Qolyコラムニスト:おかもとたかひで
鍼灸師の国家資格を保有し、スポーツにおける故障の治療を中心に活動している。特に高校生の部活動でのケガからプレー復帰までの道のりや、ケガ予防を含めたコンディショニング指導に注力しており、過去にはオリンピック選手の治療に携わった経験も持つ。また、自身も千葉ロッテマリーンズの試合観戦に頻繁に足を運んでおり、球場での熱気や、ファンと選手の間で生まれるリアルなエピソードを交えたコラム執筆も行っている。

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