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無理なくキレイを保つ、キム・ハヌルのゴルフ美容術「現役時代は日焼けを気にしなかったけど…」

  • 2026.9.12

強い日差しや汗、乾燥に悩まされる夏のゴルフ。現役時代のキム・ハヌルさんは、意外にも日焼けをあまり気にしていなかったそうです。引退後に変わったUV対策から、毎朝の食事、20年以上続けるピラティスまで。無理なくきれいを保つ、“ハヌル流”の習慣を教えてもらいました。

Regina Open 2026での1枚。当日も、強烈な紫外線が降り注ぎました

◆スイングの邪魔はしたくない! 現役時代と今で変わったUV対策

炎天下で何時間もプレーするゴルファーにとって、紫外線対策は欠かせません。ところが、現役時代のハヌルさんは、日焼けを必要以上に気にしないタイプだったといいます。

「ゴルファーが日焼けするのは当たり前じゃないですか。炎天下に出ているのに、焼けないわけがないので」

もちろん日焼け止めは塗っていましたが、UVインナーやアームカバーは使いませんでした。汗をかくと肌にまとわりつき、スイングのときに窮屈さを感じるからです。勝負の最中は、ほんのわずかな違和感も集中を妨げます。「スイングをするうえで少しでも邪魔になるものは身につけない」というのが、当時のポリシーでした。

2021年 スタンレーレディスでの1枚

引退した今は、考え方が変わりました。ラウンドではインナーやアームカバーを着用し、肌を日差しから守っています。

「今は関係ないので着ます。日焼け止めを塗るより、着てしまうほうが楽ですから」

そう笑う姿からも、ゴルフとの付き合い方が柔らかくなったことが伝わります。

現役時代、日本でよく使っていた日焼け止めは“ビオレ”。最近、韓国のSNSでビオレのUV商品が話題になり、「日本へ行ったら買うべきアイテム」として紹介されていることを、興味深く見ているそうです。

「日本の方は韓国に来て日焼け止めやシートマスクを買い、韓国の人は日本へ行って買うんですよ。お互いに、自分の国にないものへの憧れがあるんでしょうね」

現在のお気に入りは、韓国ブランド「d’Alba(ダルバ)」のトーンアップサンクリーム。黄ぐすみをカバーする紫色を愛用しています。「案件ではなく、オリーブヤングで自分で買ったものです(笑)」と、使い切りそうな一本を見せてくれました。

夏のメイク崩れを防ぐコツは、とにかく触りすぎないこと。ハヌルさんは顔にあまり汗をかかないそうですが、「鼻の周りが気になるときも、ティッシュでこすらず軽く押さえるだけ」。上からファンデーションを重ねると浮きやすいため、塗り直さず、汗が引くのを待つのがハヌル流です。

◆白湯とクリーンな朝食、20年以上のピラティスがつくる美しい姿勢

日々の健康と美容のため、朝起きて最初にするのが白湯を飲むことです。熱いお湯と冷たい水を半分ずつ混ぜ、乳酸菌と一緒に取ります。その後の1食目には、体に負担が少ない「クリーンなもの」を選びます。

「寝ている間に体が浄化されたのに、起きていきなり砂糖たっぷりのものを入れると、体に申し訳ない気がするんです」

朝に食べるものとして定番は、ゆで卵。タンパク質をしっかり取ります。もう一つは韓国で親しまれている「マ(山芋)ドリンク」という健康飲料を飲むこと。日本では馴染みのないドリンクですが、韓国ではポピュラーな飲み物です。

「山芋を牛乳と一緒にミキサーにかけて飲みます。甘みをプラスしたいときは、ハチミツやリンゴなども加えます。それでもお腹が空いていれば、蒸したカボチャやサツマイモをプラス。昼と夜は好きなものを楽しみつつ、1食目だけは健康的にするように心がけています。この無理のない線引きが、習慣を続ける秘訣なのかもしれません。日本でホテル生活をしていた現役時代は、納豆にも助けられました」

納豆は母親も大好物でそうで、「母は日本人より納豆を食べていると思います(笑)」と話します。

そして、ハヌルさんの体づくりを20年以上支えているのがピラティス。韓国ツアー時代から、インストラクターとマンツーマンで続けてきました。

ゴルフは一方向へ何度もスイングするため、体の左右差が生まれやすいスポーツです。ピラティスは骨格のアライメントを整え、その偏りをリセットする助けになったといいます。背骨のレントゲンを撮った際には、一般の人よりもきれいだと言われたことも。

「今も人から姿勢を褒められますが、意識して背筋を伸ばしているわけではなく、長年の積み重ねで自然に身についたものです。現役の頃から、これは一生続ける運動だと思っていました。おばあちゃんになっても続けたいくらい、自分に合っているんです」

スタイルを保つために必要なのは、食事と運動だけではありません。ハヌルさんがもう一つ挙げたのが「心の余裕」です。

「良い考え方をして、心に余裕を持つこと。そういうマインドが生活や顔に出てくると思うんです」

韓国の“早く、早く”というスピード感の中では、周囲につられて自分まで焦ってしまうこともあります。そんなときこそ意識して立ち止まり、焦らないようにしているそうです。

◆完璧を目指すより、心地よく続けられる小さな習慣を今日から始めよう

紫外線対策も朝食も運動も、ハヌルさんの方法は決して複雑ではありません。現役時代と今とで優先順位を変えながら、そのときの自分が心地よく続けられる方法を選んできました。

朝の一杯や最初の食事など、まずは一つ。小さな習慣の積み重ねが、健やかな体と自然な美しさにつながります。

キム・ハヌル/韓国女子ツアーで2年連続賞金女王に輝き、日本ツアーでも通算6勝を挙げたトッププレーヤー。2016年の「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」、2017年の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」を制するなど、日本でも高い人気と実績を誇る。ツアー引退後は韓国メディアを中心に活動の場を広げている。“スマイルクイーン”の愛称で親しまれ、華やかなプレースタイルと親しみやすい人柄で多くのファンを魅了し続けている。

撮影/三浦伸一 取材・文/金明昱 取材協力/取手桜が丘カントリークラブ【アコーディア・ゴルフ】

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