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神社帰りに突然「お願い、座って」引き止める謎の女性。座った直後、私の身体に『思いもよらない異変』が

  • 2026.9.11

今回は、友人の娘であるひなさん(仮名)に聞いた、京都を訪れたときの不思議な体験をご紹介します。神社やお寺を巡ることが好きなひなさんは、休日を利用して1人で京都へ。そこで見知らぬ女性から突然声をかけられ、思いがけない経験をしたそうです。

神社を出たところで突然呼び止められた

私は神社やお寺を巡ることが好きで、休日を利用して1人で京都へ出かけました。その日は前から気になっていた有名な神社を参拝。境内は思っていたより静かで、厄除けのシンボルに手を合わせ、御朱印をいただいてから神社を出ました。

実は朝食をほとんど取らないまま歩き回っていたのですが、そのときは特に体調が悪いとは感じていませんでした。「さて、次はどこへ行こうかな」と歩き出したところ、後ろから突然「ちょっと待って」と女性の声がしたのです。

「少し休んだほうがいい」と言われて

振り返ると、そこには見覚えのない50代くらいの女性が立っていました。女性は心配そうな顔で私を見ながら、「急に声をかけてごめんなさい。でも、あなたは少し休んだほうがいい気がする」と言います。自分では元気なつもりだったので、「大丈夫です」と答えて立ち去ろうとしました。

すると女性は、「お願いだから、あそこのベンチに座るだけでいいから」と必死に引き止めてきたのです。正直、少し怖い気持ちもありました。それでも悪意があるようには見えず、そこまで言うなら……と、近くのベンチに腰を下ろしました。

数分後、目の前が白くなった

ベンチに座って数分経ったころ、急に周囲の音が遠くなったように感じました。目の前も白くかすみ始め、「あれ?」と思ったところまでは覚えています。次に気づいたとき、私はベンチに横たわっていました。先ほどの女性が私の手を握りながら、救急車を呼んでくれていたのです。

救急隊員の方からは、脱水と空腹が重なり、血圧が下がった可能性があると聞きました。もしあのまま歩き続け、大通りを渡っていたら……そう考えると、あとから怖くなりました。

「どうして具合が悪いと分かったのですか?」と尋ねると、女性は「分からないの。ただ、あなたを見た瞬間、このまま行かせてはいけないと思った」と答えたのです。

見知らぬ女性が話してくれたこと

その女性には、私と同じ年頃の娘さんがいたそうです。数年前に亡くなり、この日は神社へお参りした帰りだったとのこと。私の姿が一瞬だけ娘さんと重なって見えて、考えるより先に声をかけていたと話してくれました。

そして「もしかすると、娘があなたを止めてくれたのかもしれないね」と少し寂しそうに笑ったのです。私は何度もお礼を伝え、女性と連絡先を交換しました。それ以来、京都を訪れると一緒にお茶を飲むことがあります。

なぜあの日、女性が私の異変に気づいたのか、今でも分かりません。ただ、理由をうまく説明できない直感が、誰かを助けることもあるのかもしれない。あの日に生まれた不思議な縁を、私は今も大切にしています。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2026年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:佐藤 栄祠
大手メーカーの営業を経て、ライターに転身。会社員時代に培った経験と、組織の一員であるからこその“喜怒哀楽”をリアルに伝え、「誰かを癒したい」との思いが執筆の原動力。スピリチュアル関連情報にも精通しており、それらに傾倒する人の思いを描いたエピソードも好評。

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