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義父母が亡くなると義兄「家は長男の俺がもらう」葬儀で香典を窃盗→すると娘が「よかったね!」なぜ?

  • 2026.9.9

親の介護にはほとんど関わらなかったにもかかわらず、亡くなったとたんに「遺産は自分のもの」と主張する親族。ドラマの中だけの話かと思いきや、現実にもそんな身勝手な振る舞いで周囲を振り回す人たちがいるようです。
今回は、親が亡くなって悲しむよりも先に「親のお金や財産」のことで頭がいっぱいの義家族にまつわる体験談をご紹介します。葬儀で香典を盗んだうえに「長男だから」と実家を奪い取った義兄と、葬儀をすっぽかして預金通帳を持ち逃げした義姉。
自分だけが得をしたと勝ち誇る彼らでしたが、そんな彼らを待ち受けていた現実とは……!?

義兄「家は俺がもらう」義父母が他界、介護もせず香典を盗み…しかし娘「よかったね」笑顔のワケ

義父に介護が必要になったのは、娘が3歳のころでした。義母も持病があり、ひとりで義父の身の回りの世話と家事を担うのは困難な状態でした。そこで、次男である夫と相談し、私たち家族は義実家で同居を始めました。

介護への不安はありましたが、義父母は穏やかで、私たちの生活にも気を配ってくれる人たちでした。訪問介護などのサービスも利用しながら、在宅している時間が長い私が日常の介助を担い、夫は通院の付き添いや各種手続きを担当。

娘も義父母になつき、一緒に折り紙をしたり、庭の花に水をやったりして、私たちは穏やかに暮らしていました。

一方、ほとんど顔を見せなかったのが、夫の兄である義兄夫婦です。義兄は事業の失敗で借金を抱えていた時期があり、それ以来、義父母にたびたび援助を求めていました。義父に断られると腹を立て、「長男なのに信用されていない」と距離を置くようになったそうです。それでも、お金が必要になると連絡してくるため、義父母は義兄の将来を心配していました。

義父母が相次いで他界

同居を始めて3年後、義父が亡くなりました。私たちはすぐ義兄に連絡しましたが、義兄夫婦が病院に来ることはありませんでした。その後、義母も気落ちしていたせいもあってか持病が悪化し、他界しました。義母が体調を崩してから亡くなるまで、義兄夫婦は見舞いに一度も来ませんでした。

葬儀はいずれも夫が喪主を務めました。義兄夫婦は参列したものの、受付や親族へのあいさつにはほとんど協力せず、式が終わると早々に帰ってしまいました。

さらに、義母の葬儀後に香典帳と現金を確認すると、香典袋の一部が見当たりません。受付を手伝ってくれた親族に確認したところ、義兄が数通の香典袋を持って会場を出る姿を見たというのです。

夫が義兄に連絡すると、義兄は当初「知らない」と否定しました。しかし、夫が追及を続けると、義兄は「長男なんだから、少しくらい受け取る権利がある」と言い、香典を持ち出したことを認めたのです。夫は義兄に返還を求め、応じない場合は警察に被害届を出すと伝えました。義兄はしぶしぶ全額を返しましたが、私たちはあまりの身勝手さに言葉を失いました。

義兄の身勝手な主張

義母の四十九日の法要を終え、義父母それぞれの遺品整理や相続手続きを進めようとしていたころ、義兄夫婦が突然、義実家にやって来ました。

「この家は俺の実家だ。長男の俺が家と土地をもらう。お前たちには親の少ない預金をやるから出ていけ」

義兄は、玄関に入るなり一方的に言い放ちました。昔ながらの大きな一軒家だったため、義実家は価値があると思い込んでいるようです。しかし、長男だからといって、当然に家と土地をひとりで相続できるわけではありません。

夫がそのことを説明しても、義兄は「親父も長男が家を守るべきだと言っていた」と譲りませんでした。義父がかつて口にしていた言葉を、自分に都合よく受け取っていたのでしょう。義父母の介護には関与せず、香典まで無断で持ち出した義兄の主張に、私は納得できませんでした。

しかし、家に強いこだわりがあるわけではありません。今後も住み続けるなら、老朽化した設備を修繕する必要もあります。夫と今後について話していると、そばで聞いていた娘が突然、笑顔で言いました。

「ママ、よかったね。もうアリさんのお家に住まなくていいんだね」

思いがけない言葉に、私は娘へ理由を尋ねました。

「じぃじがね、このお家はアリさんがたくさんいるから、ずっとは住めないって、ばぁばと話してたよ」

娘が言っていた「アリさん」とは、シロアリのことでした。娘のひと言をきっかけに、同居する前に義父から「業者に床下を点検してもらった」と聞いたことを思い出しました。書類を探すと、修繕の見積書と写真付きの報告書が見つかったのです。

報告書には、シロアリ被害が確認されたものの、当時は直ちに住めなくなる状態ではなく、将来的に大規模な修繕が必要になる可能性があると記されていました。義父母は費用の問題もあり、対応を先送りしていたようです。私も夫も、被害が確認されていたことは聞いていましたが、修繕の規模までは知りませんでした。

私たちは家の状態を隠さず、義兄夫婦にも報告書を見せ、家と土地の取得者を決める前に、改めて建物を調査しようと提案しました。しかし義兄は、「古い家なら多少の傷みはある。住みながら直せばいい」と取り合いませんでした。

そのうえで専門家に相談し、家と土地の名義や義父母それぞれの遺産、相続人を確認しました。義父の相続手続きが終わらないまま義母も亡くなっていたため、義父母それぞれの相続関係を整理したうえで、義兄と夫が遺産分割について話し合うことに。

最終的には、義兄が家と土地を取得し、夫は預金などを取得することで合意。内容を遺産分割協議書にまとめ、それぞれ納得したうえで手続きを進めました。

半年後、青ざめた顔で訪ねてきた義兄

その後、私たちは数カ月かけて家探しをし、中古マンションを購入して義実家を出ました。私たちが引っ越すと、義兄夫婦は「やっと自分たちの家になった」と喜び、義実家での生活を始めました。

ところが半年ほどたったころ、義兄夫婦が突然、私たちのマンションを訪ねてきました。義兄は青ざめた顔で、家の異変を訴えました。

「夜になると、あちこちからギシギシ音がするんだ。ふすまも閉まりにくいし、この前は仏壇の遺影まで倒れた。親父とお袋が、俺たちを恨んでいるんだ……」

義兄はそう言っていましたが、心霊現象ではなく、以前から指摘されていたシロアリ被害や建物の経年劣化を疑うべき状況でした。

夫は「点検報告書を見せただろう。まずは家から離れて、もう一度専門業者に調べてもらったほうがいい」と伝えました。すると義兄はうつむき、声を震わせました。

「親父たちに何度も金をせびって困らせた。見舞いにも行かなかったし、葬儀の香典まで勝手に持っていった。だから、罰が当たったのかもしれない……」

義父母は、義兄からお金を求められるたびに悩みながらも、いつか自立してくれることを願っていました。連絡が途絶えたあとも、義母は「元気でいるなら、それだけでいい」と寂しそうに話していました。

私は義兄に、「怖がる前に、専門家に調べてもらってください。ご両親が本当に望んでいたのは、家を無理に残すことではなく、お義兄さんが自立した生活を送ることだと思います」と伝えました。

軽く考えていた義兄に想定外の事態が

その後、義兄夫婦が改めて専門業者へ調査を依頼したところ、以前の報告書に記載されていた範囲を超え、柱や土台にも被害が広がっていることが判明。大規模な修繕になるため、一時的に家を空ける必要があると言われたそうです。修繕には多額の費用がかかり、売却する場合も建物の状態を買い主に説明しなければなりません。解体して更地にする選択肢もありましたが、解体費用を考えると簡単には決断できなかったようです。

義兄夫婦はひとまず賃貸住宅へ移り、家については、修繕、売却、解体のどれを選ぶか、不動産会社や専門家と相談しながら検討することにしたそうです。家を相続すれば得をすると軽く考えていた義兄にとって、被害が予想以上に広がり、維持や処分に多額の費用がかかることは想定外だったのでしょう。

それ以来、義兄夫婦は義父母のお墓参りを欠かさず、墓地の掃除もするようになりました。香典を無断で持ち出したことについても、親族へ直接謝罪したそうです。だからといって、これまでのことがなかったことになるわけではありません。私たち夫婦は、義兄夫婦と適度な距離を保っています。

現在は娘と3人、穏やかに暮らしています。娘が義父母と過ごした時間を楽しそうに話すたびに、同居を選んでよかったと感じます。これからも義父母への感謝を忘れず、家族で支え合っていきたいと思います。

◇ ◇ ◇

介護には関わらず、財産だけを自分のものにしようとした義兄。しかし、家や土地は、所有すれば必ず利益をもたらすものではありません。建物の維持管理や税金、売却時の手続きなど、相続にはさまざまな責任も伴います。また、「長男だから家を継ぐ」といった思い込みだけで話を進めると、家族間の対立につながりかねません。遺産の内容や建物の状態を正確に確認し、必要に応じて専門家の助言を受けながら、相続人全員で冷静に話し合うことが大切です。目先の損得だけで判断せず、故人の意思と残された家族の生活を踏まえて選択したいですね。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

親の遺産に執着して自滅していく親族はこれだけにとどまりません。続いてご紹介するのは、母親の最期に立ち会うこともなく、遺産目当てで暴走した義姉のお話です。

「葬儀なんてどうでもいい」と言い放ち、誰もいない実家から通帳を盗み出して勝ち誇っていた義姉でしたが……実は義母は、そんな娘の性格を完全に見抜いていました。義姉を待ち受けていた真実とは果たして?

義姉「母さんの遺産もらった♡」葬儀をすっぽかし通帳を持ち出した!?→義母の秘密を伝えると…?

当時私は、夫と義母の3人で暮らしていました。義母に介護が必要になったことをきっかけに義実家での同居を始めました。義母を支える日々は決してラクではありませんでしたが、義母が言ってくれる「いつもありがとう」に救われ、家族としての絆を感じていたのです。

しかし、そんな私たちの平穏な生活をかき乱す存在がいました。それは、近所に住む義姉(夫の姉)です。彼女は実家であるこの家に頻繁に顔を出しては、義母にお金の無心を繰り返していました。

「娘の借金は親の借金でしょ」と言い、自分の浪費を親に肩代わりさせることを当然と考えていたのです。私たちは義母の負担を減らすため、また義母の将来に備えて、夫が義母の通帳を管理することに決めたのですが、それが義姉の不満に火をつけることになりました。

義姉は、私たちが義母の資産を独占していると思い込み、ことあるごとに攻撃的な態度を取るようになりました。私たちの生活費はきちんと自分たちで出していると説明しても、彼女の耳には届きません。

「いい子ちゃんぶってお金をもらってズルい」と私をなじり、果てには「早くお母さんの遺産入らないかな〜」と信じられないような発言をするようになったのです。絶対に義母の耳には入れたくない言葉でした。

母親の最期よりも遺産が大事!?

ある朝、義母の体調が急変。私たちは慌てて病院へ連れて行き、義母はそのまま入院することになりました。医師からは厳しい状況であると告げられ、私はすぐに義姉にも連絡を入れましたが、彼女が病院に現れることはありませんでした。

それどころか義姉は、その間に誰もいなくなった実家を物色していたのです。そして、義母の部屋を漁って、遺言書を見つけたのです。そこには「全財産を息子に譲る」という内容が記されていたそうです。それを知った義姉は逆上し、病院にいる私に電話をかけてきました。

「お見舞いなんてどうでもいい! 私にも遺産が入るように、今すぐ遺言書を書き直させるからお母さんに代わって!」

母親の心配をすることなく遺産のことしか頭にない義姉の言葉に、私は絶望を覚えました。私は「今お義母さんにそんな話はできません」と拒絶しましたが、彼女は執拗に迫るばかりでした。

義母が他界

数日後、義母は静かに息を引き取りました。深い悲しみの中で葬儀が執りおこなわれましたが、その葬儀の最中、義姉が姿を消しました。何度も電話を入れると、ようやく出た彼女の声は、葬儀の場にふさわしくないほど弾んでいたのです。

「お母さんの部屋にあった通帳と印鑑、私がもらったから。暗証番号知ってたし、ATMで下ろせるだけのお金は引き出したわ」

義姉は葬儀を抜け出し、実家に戻り、なんと義母の預金を引き出していたのです。電話の向こうで勝ち誇ったように笑っていました。

私は怒りを通り越して、ただただ呆然。彼女は実の母親の葬儀すら、お金を手に入れるための絶好のチャンスとしか考えていなかったのです。

義母はすべてお見通し

しかし、義姉の性格をよく知る義母は、生前からある準備を進めていました。翌日、お金の件で義姉から開き直るようなメッセージが届いた際、私は夫から聞いていた事実を伝えたのです。

「遺産はもう全部使ったから!」
「お母さんのお金は、あんたたちには渡しませーん」

「どうぞどうぞ!」
「お義姉さんが持っていったのは、お義母さんがお義姉さんのために用意していた分ですから」

義姉が盗み出した通帳は、私たちが管理していたメインの口座とは別に、あえて「義姉が遺留分として手にする金額」だけを入れて義母が自室に保管していた口座でした。あんなことをしなくとも、手に入ったものだったのです。

「は? 全財産を息子に譲るって書いてあったじゃない! なのに私の分が用意されてたってどういうこと!?」

「そのお金はきちんとお義姉さんに渡される予定でした。それなのにお義姉さんはそれを勝手に持ち出し、お義母さんの葬儀すら放棄したんです」

私が冷静にそう告げると、義姉からの返信が途絶えました。夫にこのやり取りを見せると、夫は自分のスマホから「もう姉さんとは家族として関わらない。二度と連絡してこないでくれ」と義姉にメッセージを送りました。

目先のお金に目がくらんだ義姉は、結局もらえるはずだった最低限の金額を手にしただけで、家族という居場所を自らの手で完全に壊してしまったのです。

義姉の末路

その後、専門家を交えて正式な遺産相続の手続きをおこないました。義姉が勝手に引き出した金額は、彼女の遺留分からきっちり差し引かれ、それ以上の不当な要求が通ることはありませんでした。

手に入れたお金をまたたく間に使い切ってしまった義姉からは、後日、夫に泣きつくような連絡があったそうですが、夫は返信することなく連絡先をブロックしました。

私と夫はようやく心穏やかな日常を取り戻しました。義母の遺品を整理しながら、2人で思い出を語り合って静かに暮らしています。

◇ ◇ ◇

目の前のお金に目がくらむと、本当に大切なものを見失ってしまいます。自分を育ててくれた母親を、感謝を込めて見送るという、人として大切な気持ちを忘れ、欲を優先した義姉は、結果として「家族」という何にも代えがたい居場所を永遠に失いました。まさに自業自得の結末です。目先の欲と引き換えに、いかに大きなものを失ってしまったのか、その重みがこれからじわじわ身に染みてくるのではないでしょうか。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

親の介護や最期には向き合わず、亡くなったとたんに財産だけを求める姿には、複雑な気持ちになりますね。相続では、お金や家など目に見える財産に意識が向きがちですが、欲を優先してしまえば、それまで築いてきた家族との信頼まで失いかねません。また、家や土地には維持費や管理の責任も伴うため、「もらえれば得」と単純に考えることもできないでしょう。相続は難しい問題ですが、目先の損得だけで判断せず、故人の思いや家族との関係も大切にしながら、冷静に話し合いたいですね。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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