1. トップ
  2. ファッション
  3. 毎朝、義母とおそろいの風鈴を鳴らしていたら → 義母がなぜか焦った様子で電話をかけてきて

毎朝、義母とおそろいの風鈴を鳴らしていたら → 義母がなぜか焦った様子で電話をかけてきて

  • 2026.9.2

義母が買った「錫(すず)の風鈴」。魔除けの効果があるらしく、玄関に飾り毎朝鳴らすのが習慣になりました。すると、次々と不思議な事が起こるようになって……今回は私が体験した、言葉では説明できない不思議なエピソードをご紹介します。

結婚10年目に贈られた風鈴

結婚10年目を迎えたある年のことです。義母から、結婚記念日のプレゼントとして、スタンド式の錫でできた風鈴をもらいました。「10年目は錫婚式だから、ちょうどいいと思って。魔除けにもなるらしいのよ」

義母は昔からスピリチュアルな話を信じるタイプでした。私はそこまで信じていませんでしたが、せっかくのプレゼントだったので玄関の出窓に飾ることに。「私も同じものを買って毎朝鳴らしてるのよ」と言うので、私も風鈴を軽く鳴らしてから出かけるのが日課になっていました。

錫の独特で澄んだ音が心地よく、毎朝「今日も無事に過ごせますように」とおまじないをかけるように。そんな習慣が続いた数か月後のある日の事。義母が半狂乱で電話をかけてきたのです。

義実家の隣で……

「隣の家が燃えてるの!」電話越しの義母はかなり取り乱していました。義実家は古い木造住宅で、隣の家との距離もかなり近い場所に建っています。しかもその日は風が強く「このままじゃ、うちまで燃えるかもしれない!」と義母は半狂乱状態。

私も心配になり、急いで義実家へ向かいました。火は消し止められたものの、隣の家は残念ながら全焼とのこと。義実家もかなりの被害を受けているだろうと思っていました。ところが到着してみると、あれほど近い場所で大きな火事が起きたにもかかわらず、義実家は窓ガラスが一部割れただけ。

「どうして……?」話を聞くと、突然風向きが変わり、炎が義実家とは反対方向へ流れたそうです。偶然と言えばそれまでです。しかし私は玄関で揺れている錫の風鈴を見て、ふと「魔除けになる」という義母の言葉を思い出しました。

さらに事件は続き……

しかし不思議な出来事はそれだけでは終わりませんでした。火事から数か月後、今度は震度5強の大きな地震が起きました。外へ出てみると近くの神社では鳥居が倒れるほど。

ところが……この時も義実家はほとんど無傷だったのです。食器棚から落ちたお皿は数枚割れたものの、家具が倒れるなど大きな被害はありません。そしてどうやら集落の中で義実家だけ家の向きが違っていたようで、周囲の家は軒並み屋根瓦が落ちていましたが、義実家は瓦の一枚もズレていなかったのです。

さらに、同じように強い揺れに見舞われた我が家も、例外ではなかったのです。

我が家でも起きた不思議な出来事

地震が起きたとき、私は家族と外出していました。急いで自宅へ戻ろうとするも、地震でアスファルトが盛り上がり道路はデコボコ。石垣が崩れている場所もあり、地面が隆起して家そのものが傾いているところまでありました。

「うちも大変なことになっているかもしれない……」不安な気持ちで帰宅し、自宅の周りを見て思わず立ち止まりました。なんと家の周辺だけ何事もなかったかのように、いつもと変わらない風景だったのです。

もちろん家の中では、本棚が倒れたり食器が落ちたりしていました。それでも、想像していたほどの被害ではありません。そして玄関を見てさらに驚きました。あれだけ激しく揺れたというのに、錫の風鈴は倒れていなかったのです。

その光景を見て、私はまた義母の「魔除けになる」という言葉を思い出しました。もちろん、火事も地震も、すべて風鈴のおかげだとは言い切れません。けれど、偶然とは思えないほど不思議なことが続いたのも事実なのです。

私は今でも毎朝、玄関を通るときに必ず風鈴を鳴らします。チリン……と澄んだ音が響くたびに「今日も家族を守ってください」と、心の中でそっと願っています。

【体験者:30代・自営業、回答時期:2024年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:タカダ ミオ
ファッション専攻の後、アパレル接客の道へ。接客指導やメンターも行っていたアパレル時代の経験を、今度は同じように悩む誰かに届けたいとライターに転身。現在は育児と仕事を両立しながら、長年ファッション業界にいた自身のストーリーや、同年代の同業者、仕事と家庭の両立に頑張るママにインタビューしたエピソードを執筆する。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ