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北村匠海主演『しびれ』アザービジュアル解禁 4人の主人公がまなざしでつなぐ20年間

  • 2026.8.28
映画『しびれ』アザービジュアル (C)2025「しびれ」製作委員会 width=
映画『しびれ』アザービジュアル (C)2025「しびれ」製作委員会

北村匠海が主演を務め、宮沢りえ、永瀬正敏が共演する映画『しびれ』より、主人公・大地のまなざしで構成されたアザービジュアルと、大地を演じた4人のソロカットが解禁された。

【写真】主人公・大地を演じる北村匠海、穐本陽月、加藤庵次、榎本司のソロカット

本作は、内山拓也監督が故郷である新潟を舞台に、自分の居場所を探す孤独な少年が、息をのむような大きな愛を知るまでの20年間を描いた、オリジナル脚本による自伝的作品。

本作で、声を失った主人公・大地の20年間を紡いでいくのは、時系列順に穐本陽月、加藤庵次、榎本司、そして北村匠海の4人。このたび、彼らのまなざしで構成されたアザービジュアルと、それぞれのソロカットが解禁された。

内山監督によると、幼少期から少年期の大地を演じた穐本、加藤、榎本の起用にあたっては、顔が似ていることよりも、心の窓である目に宿るものを重視したという。「(声を発しないという役柄のため)それぞれの“目”を通じてこの大地という役に向き合える人であれば、たとえ顔が似ていなくても構わないという考えで最終的な選定を行いました」とオーディション時を述懐した。

威圧的な父親への恐怖心から声を失うことになる幼少期の大地を演じた穐本は、「お父さん役の永瀬さんの演技の迫力がすごくて、ガチ泣きしちゃいました。お母さん役の宮沢りえさんのことが心配になったけど、終わった後『全然大丈夫だよ』って言っていたからちょっと安心しました。切り替えがすごいなって思いました」と振り返る。

なお、穐本は北村のロックバンド・DISH//が2023年にリリースした「いつだってHIGH!」のMVにエキストラ出演して以来、北村にずっと憧れていたという。今回、直接の共演はなかったものの、「かっこいいし、演技もじょうずで…。声を出さずに、表情だけで怒りが伝わってきたからすごいなぁって」と語り、憧れがさらに増した様子を見せた。

家になかなか帰ってこない母親とプレハブで暮らす少年期の大地を演じたのは、『ぼくが生きてる、ふたつの世界』で吉沢亮演じる主人公の子ども時代を演じた加藤。『しびれ』の撮影に向けた準備期間には、役と同様に、洗濯、料理、皿洗いなどの家事を一人で完璧にできるよう練習していたという。

また、加藤が演じるパートのラストで待ち受ける、ある展開について、「湧いてきたのは、悲しみとか怒りとかじゃなく、とにかく“虚無”って感じ。感情がずっとぐるぐるして、大地なのか庵次なのか分からなくなる瞬間があったけど、でも監督が『庵次の気持ちが大地の気持ちだよ』って言ってくれて、それはすごく良いことだなと思えました」と振り返った。

北村については、「『もうやめて』って引き留めたくなるぐらい、お芝居が迫ってきました」と語った上で、「勉強になったのは、北村さんの“目”のお芝居。視点をどこに置くか、目の強さ…小さな動きだけで感情が分かる。いろんな表現の仕方があるんだな、と思いました」と明かした。

そして、成長し、叔母の家に身を寄せながら居場所を探し続ける大地を演じたのは、公開中の『キングダム 魂の決戦』で万極の少年期を演じ、話題となった榎本。せりふがない中で感情を表現するため、バスター・キートンのサイレント映画を観て研究したという。さらに、「喉を引っ張ったり、爪を噛んだりといった大地の癖が無意識に出るようになるまで、繰り返しやっていました。学校に通いながらだったので、役と自分の生活のギャップにちょっと混乱もしたけれど、徐々に大地の気持ちになっていく感覚を掴めましたし、これが“役作り”ってことなんだと思えました」と振り返った。

なお、加藤も榎本も、自身が出演するパートより後の台本はあえて渡されなかったという。榎本は「逆に、未来を知らない方が、僕が演じる“過去”にリアリティを持たせられるんじゃないかと思っていました。僕たちがバトンを繋いでいった結果、あのようなラストにつながったんだと思うと、とても嬉しかったですね」と語った。

言葉を発しない代わりに、それぞれが無垢で力強いまなざしで、心の奥底に渦巻く寂しさや母親への愛情を表現してきた3人。そんな3人からバトンを受け継ぐ形となった北村は、「3人とも過酷な撮影にチャレンジしていて、スクリーンの中に映る彼らは紛れもなく大地でした。目の前に起きていること、考えていることを言葉にしたいけれどできない現実に体当たりで向き合っているそれぞれの姿に僕は涙しました」とコメントした。

続けて、「現場のみなさんが、ずっと3人の大地を見てきて、それぞれが大地を大切にしてきたと思うんです。それを僕は日々ダイレクトに感じてしまって。だから僕は、彼らからバトンを受け継ぐ“4人目の大地”として役をやり遂げねばと。そして最後はそのバトンを監督に返すような気持ちでした。監督は“5人目の大地”だと思っています」と語った。

映画『しびれ』は、9月25日より全国公開。

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