1. トップ
  2. 辻ちゃん「海は怖い」“中高生だけで海”反対する親は過保護か? 親の線引きはどこまで?SNSで議論沸騰

辻ちゃん「海は怖い」“中高生だけで海”反対する親は過保護か? 親の線引きはどこまで?SNSで議論沸騰

  • 2026.8.28

「どうするのが正解なんだろう」 辻希美さんの葛藤と2026年の再確認

辻希美さん(2026年1月21日、時事通信フォト)
辻希美さん(2026年1月21日、時事通信フォト)

タレント・辻希美さんのYouTube動画をきっかけに、子育てにおける「親の線引き」を巡る議論がSNS上で再燃しています。当時中学2年生だった長男からの「友達と海に行きたい」という要求に対し、辻さんが「海は怖いからダメ」と許可しなかったやり取りについて、「親として当然の判断」「いや過保護すぎる」と賛否が分かれています。

元となったのは、2024年6月に公開された辻さんの公式YouTubeチャンネルでの一コマです。当時中学2年生だった長男から「海の家がある安全なところに行きたい」と頼まれた辻さんは、「ダメ。海はやだ」「海は怖い」と即座に却下しました。長男が「奥までは行かない」と食い下がっても「そういう問題じゃない」と譲らず、長男が席を離れた後にカメラへ向かって「中学生で海に行く話を許可していいのか。どうするのが正解なんだろう」と率直な悩みを投げかけていました。

この過去動画の切り抜きが2026年8月に入ってSNS上で再拡散されたことに加え、辻さん自身が直近の配信内で「高校生になった長男に対しても、海と川はいいよと言っていない」と方針が変わっていないことを明かしたことで、議論が再び大きく広がることとなりました。

高知・青森で相次いだ悲劇と警察庁のデータが示す危険性

議論が単なる抽象論で終わらない背景には、実際に今夏も中高生の水難事故が相次いで発生しているという現実があります。

2026年7月23日には、高知市・鏡川の遊泳スポットにて、中学2年の男子生徒(14)が同級生4人と川遊び中に深さ約4メートルの川底に沈み、友人が「自分たちだけでは引き上げられない」と119番通報したものの、搬送先で死亡が確認される痛ましい事故が起きました。さらに8月には、青森県でおいらせ町の海岸(非海水浴場)にて18歳の高校生が友人らと遊泳中に行方不明となる事案も報じられています。

警察庁の集計によると、2025年の中学生以下の水難は110件、水難者は177人、死者・行方不明者は27人に上り、2024年も同様に28人が亡くなっています。「最初は奥まで行かないと約束しても、その場のノリや同調圧力で危険な深みに足を踏み入れてしまう」「大勢の友人がいても水中では救出できない」。こうした現場の構造的な危険性が、数値と事例の双方から裏付けられています。

「昔は平気だった」という経験談と「我が子の命を守る」責任の狭間で

SNS上では「中学生ならもう子どもではない」「親が同行したら友達の前で恥ずかしい」といった意見も一部見られます。また、海や川の近くで育った人からは「子どもの頃は自分たちだけで水辺へ行くのが当たり前だった」という経験談も上がります。しかし、そうした層からも「大人になって振り返ると、いつ誰が死んでもおかしくない環境だった」「だからこそ自分の子どもには絶対に行かせない」と、親としての責任感から慎重な姿勢へ転じる声が多く寄せられています。

買い物や映画鑑賞といった日常の外出とは異なり、一瞬の油断が命取りになる「海や川」という場所を例外的に捉える発想は、決して過保護ではなく最低限のリスク管理であるという見方が、現在のSNS上では支配的です。

「中学生だけで水辺に行かせないこと自体を、すぐに過保護と呼ぶのは難しい」というのがひとつの共通認識となりつつあります。しかし、「公式の海水浴場なら良いのか」「ライフジャケットを着用させれば許容できるのか」「高校生以降はどこまで干渉すべきか」といった具体的な線引きの難しさは残り続けています。

子どもの自主性を尊重したい気持ちと、かけがえのない命を守らなければならない責任。2年前に辻さんが発した「どうするのが正解なんだろう」という問いかけは、今も変わらず多くの保護者たちの胸に重く響いています。

(LASISA編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ