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仕事“ほぼゼロ”→【国民的バイプレイヤー】へ大躍進!月9、朝ドラ、日曜劇場…日本中を“熱狂”させる「唯一無二」の名優

  • 2026.9.12
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松重豊(C)SANKEI

芸能界で長く活動していても、なかなか芽が出ず、夢を諦めてしまう人は少なくありません。一方で、長い下積み時代を乗り越え、遅咲きながら実力を見せつけた俳優・女優もいます。そこで今回は、“下積み時代を乗り越えてブレイクした俳優・女優”をテーマに5名をセレクト。

本記事ではその第3弾として、舞台やドラマで経験を積み重ねながら活動を続け、50代で主演ドラマのヒットをきっかけに大ブレイクを果たした俳優をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに人選・制作された記事です

※一部、経歴やエピソードに関するネタバレを含みます

大学卒業後から舞台を始め、長い下積みを経て…50代で『孤独のグルメ』が大ヒット

1963年1月19日生まれ、福岡県出身の松重豊さん。大学卒業と同時に蜷川幸雄監督主宰のGEKISYA NINAGAWA STUDIOに入団し、舞台俳優として活動を始めます。しかし、舞台だけでは生活ができず26歳で退団。その後はアルバイトや正社員として働く時期もありました。

再び俳優の道に戻ると、30代半ばの1997年にNHK大河ドラマ『毛利元就』に出演。本格的なテレビの仕事は初めてでしたが毛利3兄弟の次男・吉川元春役を演じ、以降はドラマや映画にも活動の場を広げていきます。

2007年にはNHK連続テレビ小説『ちりとてちん』に出演し、愛情深い父親役を好演。同年には映画『しゃべれども しゃべれども』『第62回毎日映画コンクール』男優助演賞を受賞するなど、俳優として着実に評価を高めていきました。

そして2012年、49歳の時に主演を務めたドラマ『孤独のグルメ』がスタート。松重さん演じる井之頭五郎が、料理を味わう姿が人気を集め、シリーズ化されるほどのヒットとなりました。これをきっかけに幅広い世代から知られる人気俳優となり、現在の地位を確立します。SNSでも「ええ味出しとんなぁ」「観てるだけで美味しい!」「見てて気持ちがいいね」など、松重さんの食べっぷりが好評。2025年には、松重さんが監督・脚本・主演のすべてを務めた映画『劇映画 孤独のグルメ』が興行収入10億円を突破しました。

40代前半頃までは「いつ辞めようか」と考えることもあったという松重さん。しかし、長い下積み時代を乗り越え、今では数々の作品に欠かせない存在として活躍しています。

甲本ヒロトとともに下北沢でアルバイトをした下積み時代

松重さんは下積み時代にザ・ブルーハーツのボーカルである甲本ヒロトさんと、下北沢にあるラーメン店でアルバイトをしていた過去があります。

2022年8月13日放送のNHK『おげんさんのサブスク堂Part2』に出演した松重さんは、当時のエピソードを披露。

最初に更衣室でね、「今度のバンドはこういう名前じゃ」ってヒロト君に見せられた時、「ブルー?かっこ悪いな、ブルー」って言ったのは覚えてます。「青い心?何じゃそれ」って言ったのは覚えてる(中略)基本的に見る目がないんですよ、僕は若い頃から 出典:『おげんさんのサブスク堂Part2』NHK放送(2022年8月13日放送)

当時はまだ無名だった甲本さんと、同じアルバイト先で過ごしていた松重さん。しかし、その後ザ・ブルーハーツは人気バンドへと成長。一方の松重さんも俳優として長い下積み時代を経て、後に『孤独のグルメ』で大ブレイクを果たします。

そんな2人が再びタッグを組んだのが、2025年公開の『劇映画 孤独のグルメ』。松重さんからの熱烈なオファーを受け、甲本さんが率いるザ・クロマニヨンズが主題歌「空腹と俺」を担当しました。下積み時代をともに過ごした2人が、約40年の時を経て作品を通じて再共演。SNSでも「なんか、感動してます」「不思議と涙が…」「これはエモい」など、2人の縁を喜ぶ声が寄せられました。

長年のキャリアで培った演技力!“国民的バイプレイヤー”として大活躍

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松重豊 「孤独のグルメ」記者会見 (C)SANKEI

松重さんは、さまざまな役柄を演じ分け、作品に強い印象を残してきた日本を代表するバイプレイヤーです。

身長188cmの長身に鋭い眼光を活かし、2000年に『新・仁義なき戦い。』、2009年には『深夜食堂』でコワモテな役を演じています。2014年放送のドラマ『HERO』第2期では、一見怖そうに見えて実は小心者の部長検事を好演。コミカルな一面も見せ、存在感を放ちました。2015年に公開された同作の映画の2作目にも出演し、興行収入は46.7億円を記録しています。

また、映画『余命10年』では、難病を抱えるヒロインを思う父親役を演じ、娘を思う苦悩を熱演。興行収入30億円を突破するヒットとなり、SNSでも「個人的MVP」「松重さんに泣かされる」「流石の演技」と、松重さんの演技を称賛する声が寄せられました。

月9、朝ドラ、大河、日曜劇場など、数々のドラマや映画、舞台で培ってきた確かな演技力で、シリアスからコミカルまで幅広い役柄をこなす松重さん。現在では、俳優としてだけでなく、作品を生み出す側でも活躍しています。2026年10月3日にPrime Videoで独占配信される『おいしいのつくりかた』では、企画プロデュース・脚本・監督を務めます。“食べる側”を演じてきた松重さんが“つくる側”の視点に立ち、どのような作品を届けるのかが見どころです。

長い下積み時代を乗り越え、今では名脇役として数々の作品に欠かせない存在となった松重さん。俳優としてはもちろん、脚本や監督など新たな分野にも挑戦する今後の活躍からも目が離せません。


※記事は執筆時点の情報です

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