1. トップ
  2. トレンド
  3. 「撃退スプレーが町から消えた」「もうウンザリ」アース製薬も『悲報』、静岡では平年の20倍超えで警報

「撃退スプレーが町から消えた」「もうウンザリ」アース製薬も『悲報』、静岡では平年の20倍超えで警報

  • 2026.10.17
undefined
出典元:PIXTA(画像はイメージです)

殺虫剤や虫よけなど、暮らしの害虫対策製品を手がけるアース製薬。その公式Xアカウントが、カメムシにまつわる短い投稿をしました。今年は果樹カメムシ類の発生が多く、静岡県や愛知県では県が警報や注意報を出す事態になっています。

投稿で使われた言葉は「悲報」でした。害虫対策のメーカー自身が嘆いた今年のカメムシ事情を、県や国の資料から見ていきます。

害虫対策のメーカーが自ら「悲報」

アース製薬の公式X(旧Twitter)アカウント(@EarthOfficialJP)は2026年10月14日、ネットニュースを引用する形で「【悲報】カメムシ大量発生延長」と投稿しました。害虫対策製品を手がけるメーカーが、自ら「悲報」と書いた短く率直な投稿です。

今年大量に発生しているのは、果樹カメムシ類と呼ばれるグループです。

静岡県と愛知県の発表では、チャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ、クサギカメムシの3種が挙げられています。これらのカメムシは、かんきつ類やカキ、キウイフルーツなどに被害を及ぼします。各県の資料には、カメムシに加害されて変色したミカンや、変色・陥没したカキなどの写真が載っています。

平年の20.3倍、静岡で警報 愛知は今年度3回目の注意報

静岡県は8月26日に注意報を出していましたが、9月中旬以降に発生がさらに急増し、10月1日に県内全域を対象とする警報へ引き上げました。

県内4か所の予察灯による9月1日〜20日の合計誘殺数の平均は、19,512頭(平年960頭、平年比20.3倍)です。県は「異常多発した令和6年(2024年)を上回る水準」としています。

愛知県も10月5日、今年度3回目となる病害虫発生予察注意報(果樹カメムシ類)を出しました。

9月下旬に県内11地点22ほ場を調べたところ、被害を受けた果実の割合は平均11.32%(平年3.18%)で、過去10年で最も高い数字でした。

気になるのは、いつまで続くのかという点です。農林水産省は10月7日の発生予報で、平均気温が全国で高い見込みであることから「平年より遅い時期まで、園地へ飛来するおそれがあります」としています。気象庁の寒候期予報でも、12月〜2月の気温は東日本・西日本で高い見込みです。

「高層階なのに」「もうウンザリ」SNSに広がるカメムシの悲鳴

アース製薬の投稿への返信をはじめ、SNSにはカメムシとの遭遇を報告する声が寄せられています。

「マンションの高層階なのにカメムシが来た。しかも2倍くらいの大きさ」と驚く声や、「昨日とうとう家に入ってきた」と、ついに室内まで侵入されたという報告がありました。

対策グッズをめぐっては、「網戸にスプレーしたら飛んでいったが、しばらくすると別の網戸にまたいる。もうウンザリ」と、いたちごっこを嘆く声が見られます。さらに、「撃退スプレーが町から消えた。お店に聞いても入荷時期は分からないと言われた」と、店頭から対策グッズが消えたという声も寄せられています。

警報が出た静岡県については「静岡はカメムシに侵略された。もう終わりです」と悲鳴に近い声があり、「今年はカメムシがひどくて、我が家の柿は全滅」と、身近な果樹への影響を嘆く声もありました。

「延長」はどこまで続くのか 最新情報を確かめる

静岡県では誘殺数が平年の20倍を超え、愛知県では今年度3回目の注意報が出ました。そのうえ農林水産省は、平年より遅い時期まで飛来が続くおそれを指摘しています。

静岡県病害虫防除所は、ホームページの「害虫誘殺グラフ」で捕獲状況などの最新情報を随時提供しています。アース製薬が「延長」と嘆いたカメムシの発生がいつまで続くのか、県や国が出す情報で確かめておきましょう。


参考:
会社概要(アース製薬株式会社)
アース製薬(@EarthOfficialJP)公式Xアカウント 2026年10月14日投稿
令和8年度病害虫発生予察警報第1号(静岡県病害虫防除所)
令和8年度病害虫発生予察注意報第9号(愛知県)
発生予察情報令和8年度(愛知県)
「令和8年度病害虫発生予報第8号」の発表について(農林水産省)
寒候期予報(2026年9月18日発表)の解説(気象庁)

の記事をもっとみる

注目コンテンツ