1. トップ
  2. トレンド
  3. 「いよいよメスが入ります」9月14日、栃木県猟友会による“通行止めの看板”に「ついに」「健闘を祈りたい」

「いよいよメスが入ります」9月14日、栃木県猟友会による“通行止めの看板”に「ついに」「健闘を祈りたい」

  • 2026.9.16
undefined
出典元:PIXTA(イメージ)※渡良瀬遊水地に棲むイノシシ

ラムサール条約の登録湿地として知られ、四季折々の自然を求めて多くの人が訪れる渡良瀬遊水地。その草地で地面を掘り返すなどの被害をもたらすイノシシが、対策の対象となっていました。

この問題に対し、一般社団法人栃木県猟友会のX(旧Twitter)公式アカウントが9月14日、「渡良瀬遊水地のイノシシ問題にいよいよメスが入ります」と投稿。銃器による捕獲実証事業の実施に伴う通行止めを知らせる看板の画像を公開し、注目を集めています。

「銃器によるイノシシ捕獲実証事業のため 通行止め」 猟友会が看板画像を投稿

投稿された看板には、「銃器によるイノシシ捕獲実証事業のため 通行止め」の文字が大きく掲げられています。

実施日は9月30日(水)と10月14日(水)の2日間。9月30日は朝5時から7時までと夕方16時から17時30分まで、10月14日は朝5時15分から7時15分までと夕方15時40分から17時10分まで、遊水地内の一部区間が通行止めになります。

実施内容として看板に記されているのは、「餌で誘引したイノシシを銃により捕獲」するというもの。

わなではなく、あらかじめ餌で誘引したイノシシに対して銃器を用いる方式が示されており、問い合わせ先には栃木県自然環境課 野生生物・鳥獣対策班の名前と電話番号が記載されています。

看板には通行止め区間の地図と、猟銃の射撃方向を示す図も添えられ、利用者への注意喚起が行われています。

入札公告も9月11日に 4県協議会と「750頭」目標の背景

県側の動きも本格化しています。渡良瀬遊水地に隣接する茨城、栃木、埼玉、群馬の4県は、イノシシ及びニホンジカ対策を目的に令和4年4月に「渡良瀬遊水地連携捕獲協議会」(事務局:栃木県自然環境課)を設立。生息範囲や生息密度の調査と、それを踏まえた効果的な捕獲を進めてきました。この協議会は9月11日に、令和8(2026)年度の「渡良瀬遊水地イノシシ捕獲業務委託」の入札公告を行っています。

その背景にあるのが、急増したイノシシの存在です。栃木県が5月13日に公表した「渡良瀬遊水地イノシシ対策プロジェクト会議」の結果によると、令和7年度の捕獲数は638頭で、令和7年度末の推定生息数は940頭。目標の520頭を上回る捕獲数となり、増加傾向から減少への転換につながったとしています。それでも令和8年度は750頭、推定生息数の約8割にあたる高い捕獲目標を掲げ、さらなる捕獲強化を打ち出していました。今回の実証事業は、この一連の取り組みの中に位置づけられます。

SNSの声 「やっと」「遂に決断」の歓迎が目立つ

投稿には、イノシシ問題の深刻さを肌で感じてきた人々からの反応が多数寄せられています。

まず、実証事業の実施を歓迎し、安堵するような声が目立ちました。

  • 遂に決断しましたね。そこら中掘られてあぶなくてしょうがない
  • ついにイノシシ捕獲へ。やっと動いてくれた。これで安心して渡良瀬遊水地に行けるようになるのかな
  • ついに銃猟か。ここ2、3年は敷地の荒れ方もひどく、人が近くにいても逃げなくなっている印象がある

また、これまでの被害を実感してきたというコメントも寄せられています。

  • 地面がボコボコに掘り返されているのを見てきたので、健闘を祈りたい
  • ヨシ焼きで炙り出される猪も減るかもしれない

一方で、捕獲とは別の方向性を提案する意見も見られました。

  • いっそのこと、保護区にしては?

全体的には、遊水地の利用者から「やっと対策が進む」と歓迎する声が寄せられていました。

実施は9月30日と10月14日 利用前に区間と時間を確かめる

銃器による実証事業は、9月30日(水)と10月14日(水)の2日間、いずれも早朝と夕方の時間帯に実施されます。対象期間中は遊水地内の一部区間が通行止めになります。

渡良瀬遊水地はウォーキングや野鳥観察、サイクリングの場所としても利用されています。訪れる予定のある人は、実施日時と通行止め区間を事前に確かめておきましょう。


参考:
一般社団法人栃木県猟友会(@tochigi_hunting)公式Xアカウント 2026年9月14日投稿 
【渡良瀬遊水地連携捕獲協議会】令和8(2026)年度渡良瀬遊水地イノシシ捕獲業務委託(群馬県 自然環境課) 
【会議結果】渡良瀬遊水地イノシシ対策プロジェクト会議(栃木県) 

の記事をもっとみる

注目コンテンツ