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夏休みに毎日預けに来るパパ「来週は無理です」断ると逆ギレして帰宅⇒後日、子どもの祖母と現れたワケ

  • 2026.8.23

これは、息子が4歳のときのお話です。夏休みに入る直前でした。日ごろから仲良くしている幼稚園のお友だちの女の子Aちゃんのママが、急遽入院することになったそうです。その知らせは迎えに来ていたAちゃんパパから聞いたのですが、このときは、あんなことになるなんて思いもしませんでした……。

夏休みに「子ども預かって」安易に引き受けたら…

Aちゃんママの入院の知らせを聞いた私とママ友Bさんは、驚きました。普段から家族ぐるみで親しくしていたAちゃんのご家庭のピンチに、私も「何か力になれるなら」という気持ちがありました。すると、Aちゃんパパが「申し訳ないのですが、明日から幼稚園が夏休みなので、娘を預かってもらうことはできないでしょうか?預かり保育の時間だと、仕事の都合でお迎えが間に合わず、私たちの実家もどちらも遠くて……」と言ったのです。

Bさんは仕事で不在のため断ります。急なことでその場ですぐに具体的な入院期間までは聞けませんでしたが、私はパパの心底困り果てた様子を見て、「数日程度の急場しのぎになれば」「普段から仲良しのAちゃんなら、うちの子と一緒に遊ばせておけば大丈夫かな」と、少し安易に考えて「いいですよ」と引き受けてしまったのです。「ただ、予定がある日は預かれないのですが、大丈夫ですか?」と尋ねると、「大丈夫です。ありがとうございます!」とAちゃんパパはホッとしていました。

今思えば、このとききちんとした期間や条件を詰めておけばよかったのですが……。

翌日からわが家に来るようになったAちゃん。朝は8時に来て、夜19時ごろパパが迎えに来ます。預かる際、パパから「実は私、料理が全くできなくて……。Aの食事、コンビニ弁当ばかりになっちゃうかなぁ」と困った顔で相談されたため、「どのみちうちの子の分を作るので、Aちゃんの分も一緒に準備しますよ」と申し出た私。もちろん、お礼や代金を請求するつもりなんて毛頭なく、純粋な善意からの提案でした。しかしパパは、当たり前のような顔で「そっか!ついでならいいですね!」と言い、それ以来、昼も夜もわが家でAちゃんの食事を済ませるのが当然の習慣になってしまったのです。

Aちゃんを預かるようになってから1週間が過ぎた金曜日。翌週の金曜日に予定が入っていることを思い出した私は、お迎えに来たAちゃんパパに伝えました。すると、「予定が入ってるなら前もって言ってくださいよ……」と言ってきたのです。驚いた私が「え、だから前もって1週間前に伝えたんですが……」と言うと、Aちゃんパパはあからさまに不機嫌そうに、Aちゃんを連れて帰宅。その身勝手な言動に、私は言葉を失いました。

その翌日から、私と顔を合わせるのが気まずかったのか、Aちゃんを連れてくるのはAちゃんのおばあちゃんに代わりました。しかも、おばあちゃんは先週から泊まり込みで手伝いに来ていたのだとか。一体どういうことなのか詳しく話を聞くと、パパからは『日中、Aは近所の人が熱心に誘ってくれて遊びに行っているから、母さんは俺のメシや洗濯だけ手伝ってほしい』と言い含められていたそうです。もちろんおばあちゃんは「息子の面倒だけ?」と一瞬思ったそうですが、仕事で忙しい息子を支えなきゃという一心で、毎日家事に追われていたとのことでした。全くの初耳の情報に戸惑った私が事情を話すと、驚いたおばあちゃんは「そんなこととは知らず、申し訳ありません」と謝罪し、その日はAちゃんを連れてそのまま帰宅。

その夜、おばあちゃんは気まずそうに下を向くパパを連れて謝罪に来ました。おばあちゃんから「誠意を持って謝りなさい!」と激しく叱られたパパは、「自分の都合で嘘をつき、娘を押し付けて本当に申し訳ありませんでした」と縮こまりながら頭を下げて謝罪。そして、おばあちゃんは、毎日私が用意していたAちゃんの食事代も払ってくれたのでした。

事情を聞くと、実はパパは、実母に育児を頼むことで、娘の口からうっかり「パパはいつも家のことしない」などと自分の生活態度がバレてしまうのを恐れ、実母には「近所の人がすすんで預かってくれている」と嘘をつき、私には「頼れる人がいない」と自分に都合がいい嘘をついていたようです。あの日パパが逆ギレしたのも、預かれない日があると実母に頼まざるを得なくなり、ついていた嘘がバレるのを恐れて焦ったからのようでした。

最初にAちゃんを預かってから約2週間半後、無事に退院してきたAちゃんママ。後日、Aちゃんママも加わり、パパは家族全員から厳しく追及されたそうです。入院していたAちゃんママは、Aちゃんがうちにいたことを「近所の仲良しさんと時々遊んでもらっている」程度にしか聞かされていなかったそう。

後日「ずっとお礼も言えずにごめんなさい!」と謝罪がありました。Aちゃんも「おばあちゃんはママを治すための大事な仕事をしているから、おうちにいることは近所の人には内緒だよ」と口止めされていたそうです。あちこちで嘘をついたり口止めをしたりしてでも、自分のラクさを優先したAちゃんパパ。さすがに聞いて呆れました。

ママと子ども同士は今でも仲良しですが、あれ以来Aちゃんパパに会うことはありません。以前は園の行事や近所ですれ違った際にあいさつくらいはしていましたが、パパ自身が気まずいのか、行事にも姿を見せなくなり、徹底的に避けられているようです。

預けられる人がいるにもかかわらず、嘘をついて人の善意に甘え続け、さらに文句まで言うのは、やはり許されることではないと思います。困ったときはお互いさまの気持ちを大切にしながらも、節度を持って関わることが大切だと感じました。そして、子どもを預かる際には、期間や時間帯など最初に具体的に話し合い、認識をすり合わせておくことの重要さを痛感した出来事でした。

著者:立川りか/30代・ライター。7歳の男の子を育てるママ。息子の好きを全力で応援するため日々奮闘中。虫が大の苦手だが、息子の虫取りに付き合ってきたおかげで少しだけ耐性がついてきた。食後のデザートや週末の晩酌がご褒美。

作画:Pappayappa

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)

ベビーカレンダー編集部

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