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兄嫁「介護は娘の役目」「専業主婦は時間作れる」預金額に態度をコロッ → 母の『一刀両断』に涙目

  • 2026.8.20

今回は、義妹の由美さん(仮名)から聞いた実体験をご紹介します。母親の介護が始まったことで、家族の本音が少しずつ見えてきたそうです。介護をめぐる負担や兄夫婦との温度差、そして後になって明らかになった思いが、今でも強く印象に残っていると話してくれました。

突然始まった母の介護

母が自宅で転倒し、足を骨折しました。退院はできたものの、以前のように1人で生活するのは難しくなり、買い物や掃除、通院の付き添いが必要になったのです。

私は車で30分ほど離れた場所に住んでいましたが、週に何度も実家へ通いました。家事や子育てをこなしながらの介護は想像以上に大変で、気が付けば疲れが抜けない毎日になっていました。

そこで、兄が実家の近くに住んでいたため、せめて週に1回だけでも様子を見てもらえないかと頼みました。

突き放された兄夫婦の言葉

ところが返ってきたのは、思いもよらない言葉でした。兄嫁は「実の娘がいるのに、どうして私たちがやるの? 介護は娘の役目でしょ」と言い、兄も「由美のほうが母さんは気を使わなくて済むから」と兄嫁に同調したのです。

私が「私にも家庭があるし、1人では続けられない」と伝えても、兄嫁は「専業主婦なら時間くらい作れるでしょ」と言い切りました。

私はケアマネジャーに相談し、介護サービスを手配するとともに、通院の日程や立て替えた費用、兄夫婦に協力を断られた日も手帳へ記録するようになりました。

遺産の話で変わった態度

しばらくして母の体調が悪化し、施設への入居を検討することになりました。費用を確認するため家族で母の預金や自宅について話し合うと、ある程度の預金があることが分かった途端、兄嫁は「施設代を節約して、家族で介護したほうがいいんじゃない? 残った財産は平等に分けないと」と言い出しました。

さらに兄まで「相続は兄妹で半分ずつだから」と口にし、その変わりように私は耳を疑いました。

母の一言がすべてを変えた

その場で母は「私のお金は、私が安心して暮らすためのお金。世話をしなかった人に残すために我慢するつもりはない」と静かに言いました。私は手帳を開き、これまで行ってきた介護の内容や立て替えた費用を読み上げると、兄夫婦は何も言えず黙り込みました。

その後、母は自ら施設への入居を決め、預金は介護費用として管理することになりました。後日、兄からは謝罪がありましたが、兄嫁から謝罪の言葉はありませんでした。

この経験を通して私は、介護の負担だけでなく、その経緯を記録として残しておくことが、自分自身を守る大切な支えになるのだと痛感しました。

【体験者:30代・主婦、回答時期:2026年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:佐藤 栄祠
大手メーカーの営業を経て、ライターに転身。会社員時代に培った経験と、組織の一員であるからこその“喜怒哀楽”をリアルに伝え、「誰かを癒したい」との思いが執筆の原動力。スピリチュアル関連情報にも精通しており、それらに傾倒する人の思いを描いたエピソードも好評。

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