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「家事くらい完璧にやれ」「了解♡」モラ夫のために完璧な生活を用意→「もうやめてくれ!」と音を上げたワケ

  • 2026.8.19

私は20代の会社員です。これは夫と結婚し、幸せいっぱいの新婚生活が始まったばかりのころの話です。

結婚前はやさしかった夫でしたが、一緒に暮らし始めてしばらくすると、家事に対して細かく口を出すようになり……?

「家事は女がやるもの」と言い張る夫

共働きだったにもかかわらず、夫は家事をほとんどせず、掃除や洗濯、料理などはすべて私任せ。それなのに、「ここ、ほこりが残ってるぞ」「スクランブルエッグ、固すぎない?」「風呂のお湯、熱すぎるんだけど」など、私がした家事に文句ばかり言ってくるのです。

あるときには、「こんなに家事ができないなんて……それでも女なの?」とまで言われ、さすがに私も腹が立ちました。

私もフルタイムで働いていたため、家事をすべて完璧にこなすのは簡単ではありません。そこで何度か夫に分担をお願いしたのですが、「男は家事なんてしないだろ」「俺の母さんだって全部やってたし、友だちの奥さんもやってるぞ」と聞く耳を持ってくれませんでした。

夫にとっては、妻が家事をするのは当たり前。しかもそれを完璧にこなすべきだという考えだったようです。

そんなある朝、夫は朝食を食べるなり、「またスクランブルエッグが固い。お前は何をやっても中途半端なんだよ。やるなら全部完璧にやれよ」と言ってきました。

その瞬間、私の中で何かが切れました。しかし、そこで言い争っても、またいつものように「家事くらいちゃんとやれよ」と言われて終わるだけ――そう思った私は、あえて笑顔でこう答えたのです。

「わかった。明日から完璧にやるね」

夫は驚いたように一瞬目を見開きましたが、その後は満足そうにうなずいていました。まさか翌日から、自分まで「完璧な家事」に付き合わされるとは夢にも思っていなかったのでしょう。

完璧な家事

私はまず、自分が普段していた家事を書き出しました。料理、食器洗い、洗濯、掃除、風呂掃除、ゴミ出し――そして、洗面台についた水滴を拭く、排水口の髪の毛を取る、トイレットペーパーを補充する、調味料や日用品の在庫を確認する、ゴミ袋を交換するなどの、いわゆる名もなき家事。

私はそれらをリストにして夫に見せ、「これからは全部きちんとやるね。その代わり、完璧な状態を維持するためのルールにも協力してね」と伝えました。

夫は「好きにすれば?」と軽く言っただけ。しかし、翌日から状況は変わりました。

帰宅した夫が靴下を脱ぎっぱなしにすると、「そこに置いたら部屋が散らかるから、すぐ洗濯かごに入れてね」と私。

洗面所を使ったあとに水滴を残していれば、「せっかく拭いたから、使ったら水滴を拭いておいてね。完璧な状態を保ちたいから」、入浴後には「排水口に髪の毛が残っていたら取ってね。お風呂掃除は完璧にしたから、汚したままにしないでね」と伝えました。

さらに、ソファに脱いだ服を置けばすぐに片付けるように言い、使ったコップも放置せず、その都度キッチンへ持っていってもらいました。

私はこれまで通り家事をしましたが、夫が求める「完璧な家」を維持するため、自分が使った場所は自分で元のきれいな状態に戻してもらうことにしたのです。

それまで好きなところに物を置き、使ったものもそのままにしていた夫にとっては、それだけでもかなり窮屈だったようです。数日後には、「家なのに全然くつろげないんだけど……」と不満をこぼすように。

そこで私は、「でも、あなたが『全部完璧にやれ』って言ったんだよ?」「私ひとりじゃできないから、汚さないように協力してもらわないと無理だよ」と返しました。

すると、黙り込んでしまった夫。最初こそ不満そうでしたが、数日間、自分で家をきれいに保とうとするうちに、その大変さを実感したようで、少しずつ態度が変わっていきました。

夫がようやく気づいたこと

そんな生活が続いたある日、夫がとうとう、「もうそんなに完璧じゃなくていいよ。普通でいいから……」と言い出しました。

そこで私は、これまでずっと感じていたことを話すことに。

「私だって完璧にしたかったわけじゃないよ。仕事をしながらできる範囲でやってた」

「それなのに、あなたは何もしないまま、できていないところだけ見つけて文句を言ってたよね」

家をきれいに保つには、掃除そのものだけでなく、日々散らかったものを片付けたり、消耗品を補充したりなど、細かな作業が必要です。夫は、自分が何げなく散らかしたものも、私が毎日元に戻していたことに初めて気づいたようでした。

夫はしばらく黙ったあと、「ごめん。家事って、掃除と料理くらいだと思ってた」「自分が散らかしてるとは思っていなかった」と謝ってくれました。

さらに、実家では母親が家事を担っていたため、「家事は女性がするもの」という感覚を無意識に引きずっていたことや、仕事のストレスから私にきつく当たっていたことも打ち明けてくれました。

もちろん、それでこれまでの言動が許されるわけではありません。私は、今後また同じような言い方をされたら一緒に生活していくのは難しいと、はっきり伝えました。夫もそれを受け止め、私たちは家事について改めて話し合うことに。

その後、私たちはそれぞれ家事を担うという考えで分担を決めました。夫はゴミ出しや風呂掃除、食後の片付けなどを担当するように。いわゆる名もなき家事は気づいたほうがすることにしていましたが、夫がしてくれることも増えました。

家事を分担するようになってからは、私にも余裕ができ、夫婦でゆっくり話す時間も取れるように。あのとき私が黙って我慢し続けていたら、夫は自分がどれだけ私に負担をかけていたのか、気づかなかったかもしれません。

今では多少ほこりが残っていても、料理が思い通りの仕上がりでなくても、お互いに責めることはなくなりました。今は「完璧な家」よりも、2人で気持ちよく暮らせることのほうがずっと大切なのだと、実感しています。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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