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定年後の仕事、何が向く? 「居心地のいい働き方」を見つけるコツ

  • 2026.8.18

定年後の仕事、何が向く? 「居心地のいい働き方」を見つけるコツ

以前の肩書や収入にこだわっていませんか?——定年後の仕事探しでは、そのプライドが思わぬ壁になることがあります。一方で、決して手放してはいけないプライドも! 人生100年時代を迎え、定年後の働き方は誰にとっても身近なテーマ。新刊『定年後の働き方で知りたいことが全部のってる本』からお届けする第5回は、自分に向く仕事の見つけ方。

「定年後の自分」に向く仕事を知りたい

適性テストで、自分を生かせる仕事を見つけよう

定年後の仕事選びで特に重視してほしいのが「居心地のよさ」。ムリが利かなくなる年代にとっては、自分の特性に合う、心身ともに快適に働ける仕事や職場を選ぶことが、結局は最良の選択となります。また、居心地のいい仕事や職場を見つけることで、65歳からのサードライフが充実したものに。

そこでぜひ活用してほしいのが、アメリカの心理学者・ホランドの理論をベースにした適性テスト(※書籍で紹介しています)。興味や得意分野、仕事や人間関係などに対する考え方・感じ方をチェックすると、自分に向いた働き方のタイプがわかるもの。また、好きなこと、関心のあること、得意なことを見つめ直すことで、自覚していなかった適性も見つけることができます。

こうした結果を通してみると、今の自分に「やってみてもいいと思える仕事」「できそうな仕事」が、意外に多いことがわかるでしょう。逆に、実は苦手だったこと、もう十分やりきったと感じていることにも気づくかもしれません。適性テストは、「仕事の選択肢を広げる、あるいは適切に絞る」ために活用できるのです。

仕事を自由に選べるのは定年後の特権。複数の仕事を選択するのもアリです。新たな可能性にワクワクしながら仕事を探しましょう。

簡単なテストで適性と向いている仕事がわかる!意外な適職が見つかるかも?

個人のパーソナリティや職業的志向、仕事環境をもとに分類されたのが以下の6タイプ。仕事選びに迷ったらまず、テストで自分のタイプを知ることから始めましょう。自覚していなかった強みや興味をとらえ直せば、意外な適職へと選択肢が広がる可能性も。

技術者タイプ

機械や道具に向き合い、現場で体を動かすことが得意。施設管理や作業員、ドライバーなど、目に見える成果がある仕事が向きます。

研究者タイプ

論理的に考え、情報を分析するのが得意なタイプ。管理業務や調査員など、知識やデータを使った専門性のある仕事で力を発揮します。

クリエイタータイプ

感性豊かに自分を表現し、工夫することが得意なタイプです。講師業や広報、企画開発など、個性を生かせる仕事が向いています。

支援者タイプ

人に寄り添い、誰かを支えることに喜びを感じます。共感力が高く、介護や接客、相談員など、対人スキルを生かす仕事に適しています。

企業家タイプ

目標達成のために人を動かすことや、物事の調整・まとめが得意。営業業務や現場での業務を調整する仕事などで能力を発揮します。

管理者タイプ

決められた手順で、正確に実務をこなすのが得意なタイプ。一般事務や管理業務など、組織を実務で支える仕事に適しています。

「必要なプライド」と「必要のないプライド」の整理を!

「定年後に働くときは、プライドを捨てましょう」と言われることがあります。けれど、これを“あきらめ”を推奨する言葉として捉えるのは大きな誤解。自己肯定感を持って今後も成長を続けるためにも、経歴や特性を見つめ直し、自分の価値にプライドを持つのは大切なことです。

問題になるのは、必要のないプライドにこだわり続けること。定年後の世代に求められるものは、現役世代のサポートがメインです。現役時代の経歴などに執着しつづけると、職選びの幅をせばめ、自分で自分の可能性をつぶしてしまうことになりかねません。

不必要なプライドは、就職後の職場での協調性も失わせることにもつながります。働くうえで人間関係が重要なのはどの世代でも同じですが、定年後であればなおのこと。新しい環境にも、しなやかな柔軟性を持って対応していきましょう。自分にとって結果的にトクにならないプライドは不要なプライド、と考えて、頭を切り替えていくことが大切です。

「こだわってトクするかソンするか」が整理の基準に!

漫画・イラスト/森下えみこ

監修

西村栄子●にしむらえいこ
キャリアコンサルタント。株式会社Nキャリアート代表取締役、一般社団法人高齢者再就職支援センター代表理事。国家資格キャリアコンサルタントの中でも数少ない、定年後や高齢者の再就職に特化した専門家。 自治体や企業での再就職支援のほか、人材不足の企業の仕事と雇用の形を変える人材コンサルタントとしても活動。

國富真●くにとみまこと
ファイナンシャル・プランナー。1級FP技能士・CFP®。くにとみFPオフィス代表。旅行会社・保険会社勤務を経て2020年FPオフィス開設。相談すると未来を見通せるといわれる「みらいへの旅先案内人」として、ライフプラン・資産運用・ローン・保険など、のべ500名以上の顧客の幅広い相談に対応している。

※この記事は、『定年後の働き方で知りたいことが全部のってる本』(主婦の友社刊)の内容を、ウェブ記事用に再編集したものです。

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