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【事故物件】家賃で選んで後悔…「家族は連れていかせない」母の強さと配達員の決死の塩まき【作者に聞く】

  • 2026.8.17
玄関先に立つ不気味な悪霊。ピンポンが押せない… 送達ねこ(@jinjanosandou)
玄関先に立つ不気味な悪霊。ピンポンが押せない… 送達ねこ(@jinjanosandou)

暑い夏の夜、ホラー漫画はいかが?ウォーカープラスでバズった名作を再掲載!

「その家の玄関先にいるのは、この世の人ではない人でした」。そんなフレーズから始まる奇談がある。現役の郵便配達員たちが実際に体験した怪異を漫画化した「郵便屋が集めた奇談」の中の1エピソードだ。ある一軒家へ配達に行くと、いつも同じ場所に長い黒髪の悪霊が立っている。そこは以前、一家心中があった家だった。

霊感のある郵便配達員は、見えてないふりをして配達に訪れていた 送達ねこ(@jinjanosandou)
霊感のある郵便配達員は、見えてないふりをして配達に訪れていた 送達ねこ(@jinjanosandou)
家族の攻防_P03 送達ねこ(@jinjanosandou)
家族の攻防_P03 送達ねこ(@jinjanosandou)
家族の攻防_P04 送達ねこ(@jinjanosandou)
家族の攻防_P04 送達ねこ(@jinjanosandou)

凄惨な事件だったがあまり報道されず、新しく引っ越してきた夫婦は事情を知らないようだった。霊感のある郵便局員には“よくないもの”が視えていたが、家族には視えていない。郵便局員は「視えない人たちでよかった…のか?」と悩み、「大丈夫なわけない…!」とある行動に出る。本作には「鳥肌がたちました」という声が相次ぎ、家族を守ろうとする母親の姿に「郵便屋さんの努力<母の愛」など、母の強さを絶賛するコメントも飛び交った。

配達員による決死の“塩まき”と上司の勘違い

漫画を描いた現役郵便局員の送達ねこ(@jinjanosandou)さんは、今回のエピソードについて「事故物件にそれと知らず転入してきた家族を心配した配達員から聞いた話です」と語る。地域の配達員は事件や事故があった物件を知っているが、転入者に知らせるわけにはいかない。住人には言わず、なんとか除霊をしようとしたN局のカシマさんの実話だという。

作中では、除霊のために塩をまいていたカシマさんが「白い粉を持ち歩いてるそうだな」と上司から嫌疑をかけられる一幕もある。「カシマさんも上司の聴取を受けましたが『霊がいまして』とは言えません。『交通安全で信心してるお守りです』と説明して納得してもらいました」と、送達ねこさんは配達員ならではの苦労を明かす。

配達先で起こる奇談と現役局員が描くリアル

事故物件に住んでいる人は案外多いという。送達ねこさんによると、家賃の安さや好奇心からメリットを感じて住む人もいるそうだ。

「以前、あるアパートのお客さんに『夜寝ていると枕元で外国語みたいのをしゃべる声がする』と相談された配達員がいました。配達員には心当たりがあったのですが、お客さんが気になさってもいけないので話を伺うだけにしました。そのお客さんはまもなく転出されましたが、その後もその部屋だけは異様に居住者が変わったそうです」

本作以外にも配達先で体験した怖い話や不思議な話が多数収録されている「郵便屋が集めた奇談」。「日本のどこかの町でひっそりと起こっている“怪異”を、ぜひ覗き見してみてください」と送達ねこさんは締めくくった。

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